ブルース&ポールのジョイントの時間規制、「規制を過度に解釈した判断だった」

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ロンドンのハイド・パークで土曜(7月14日)開催されたブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンド野外コンサート、3時間あまりにわたったステージは、特別ゲストのポール・マッカートニーを迎えクライマックスとなった。350エイカー(約1.42平方キロ)もの会場はまさに興奮のるつぼと化したが、ポールとブルースによる「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」、「ツイスト&シャウト」が終わると突然、マイクの音が切られ、観客の歓声だけが空しく鳴り響いた。

周囲が高級マンションに囲まれたハイド・パークは、住民の騒音に対する苦情が殺到したため、夜10時半以降の音量規制があり、2013年はコンサート数が13から9つに、オーディエンス数も現在の8万人から6万5000人に規制される予定だという。主催者によると、ブルース・スプリングスティーンがポール・マッカートニーを迎えた時には、すでに30分も規制時間を越えていたそうだ。

しかしながら、Eストリート・バンドのギタリスト、スティーヴ・ヴァン・ザンドは、この処置はファンの意志をまったく無視したものだ、と反発。「あの場で、もう1曲二人の演奏を聴きたくなかったのはロンドン警官だけだ。土曜の夜に誰が迷惑を被るんだ。恨みはしないけれど、俺たちの大事なファンたちは、ロンドンの馬鹿げた規制のため、決していい気持ちはしなかっただろう」と、不満をツィッターで表した。一方、ロンドンのボリス・ジョンソン市長も、「規制を過度に解釈した判断だったと思う。もし、その時、私が判断を求められていたら、市長の名において二人のジャムを続けるよう命じていただろう」と、ラジオ出演時にこの話題に言及。少なくとも、オリンピック開催期間中にこんなことは二度と起らないことを確約した。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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