アリス・クーパー「いまのバンドには大量の男性ホルモン剤が必要」

ポスト
アリス・クーパーは、いまの若いバンドはフツー過ぎてつまらないと考えているそうだ。彼らには「大量の男性ホルモン剤の注入が必要」だという。

彼はBANG Showbizにこう話した。「何よりも俺がイラつくのは、いまの若いバンドがロック・スターになるのを恐れているってことだ。まわりに溶け込みたくて歌っているだろ。“面倒くさいものにはなりたくない、目立ちたくない、異常にはなりたくない、どこにでもいる奴になりたい”って感じだ。俺はホントに思うよ。あの世代には大量のテストステロン(男性ホルモン剤)の注入が必要だって」

クーパーはこう続けている。「名前は言わないけど、“ローリング・ストーン誌なんかのマガジンの表紙になった、最高の新人バンドだ”っていうのを観に行ったけど、何? バンドにアコーディオンがいるじゃねえか!なんでこれがロックンロールなんだ!フォークだろ!」

アリス・クーパーは90年代に流行ったグランジがロックを没落させたと考えているそうだ。「俺はバンドが詩的になったり内省的になればなるほど、死ぬほど退屈になるって思ってるよ」

アリス・クーパーが現在、アイアン・メイデンの全米ツアーにスペシャル・ゲストとして参加中。男性ホルモン炸裂の強力なロック・ショウになっていることだろう。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報