V-Guitar&V-Drums、JUPITERなどローランドの最新デジタル楽器が試せる「Roland Experience」イベントレポート

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ローランドは、最新のデジタル楽器を試せるイベント「Roland Experience(ローランド・エクスペリエンス)」を、5月25日~27日の3日間、代官山 T-SITE GARDEN GALLERYで開催した。

イベント会場は、最新楽器の展示と、セミナーが行われるステージで構成。展示では、ホームユースからプロ向けまですべてのラインナップが新しくなった電子ドラム「V-Drums」の全モデルが揃うのをはじめ、ギター・モデリング内蔵のフェンダー・ストラトキャスター「V-Guitar」やエフェクター、アンプなどのギター関連製品がずらり。さらにシンセサイザーの新モデル「JUPITER-50」など、この春発表のニューモデルを中心に数多くのデジタル楽器が揃い、すべて来場者が試奏できるようになっていた。本レポートでは26日の模様を写真中心にお届けする。


▲会場は最新楽器に触れられる展示と、デモ演奏でサウンドがチェックできるステージが隣接。晴天の休日かつロケーションのよさからか子ども連れの家族が目立ったのが印象的。

▲会場の都合により大音量が出せないという制限があったが、ステージ前の観客席には席数分ヘッドフォンが用意され、大音量で最新楽器のサウンドがチェックできるようになっている。


▲電子ドラムV-Drumsシリーズは会場入ってすぐの位置にセッティング。写真左はプロのステージユースにも対応するハイエンドモデルV-ProシリーズのTD-30KV-S。スタンダードモデルのV-Tour、V-Compactシリーズもスタンバイ。写真右はコーチ・モード搭載のTD-11KV-S。


▲V-DrumsはV-Pro、V-Tour、V-Compactシリーズ全モデルがずらり(写真左)。手前にあるのはホームユース向けのV-Drums Lite HD-3。電子ドラム用トレーニングソフトV-Drums Tutor DT-1(写真右)や、世界中の仲間と練習できるV-Drums Friend Jamなどパソコンとの連携も試せるようになっている。


▲モデリングによりテレキャスター、ハムバッカー、アコースティックなど1台でさまざまなギターサウンドが楽しめるVG Stratocaster(R) G-5は、DSPアンプのGA-212とGA-112とともに展示(写真左)。GA-212とGA-112は、ドライブノブとブーストノブだけで、サウンドキャラクターや歪みの特性を同時に変化させることができる「プログレッシブ・アンプ」を搭載した最新DSPアンプ。手前にはGT-100も用意。写真右はGK-Ready Stratocaster(R) GC-1。GR-55(通常の青とブラックモデル)、V-GuitarシステムVG-99、MIDIフットコントローラーFC-300とともにスタンバイ。


▲ビンテージアンプのモデリングを超えたオリジナルアンプ「ADVANCED AMP」搭載のマルチエフェクターGT-100はデュアルディスプレイ搭載でステージでも設定が確認しやすいのが特徴(写真左)。奥にあるのはGA-212/GA-112用オプションのフットコントローラーGA-FC。ギターシンセサイザーGR-55(写真右)は、パソコンと組み合わせて練習ができるGuitar Friend Jam(間もなくリリース予定)とともに展示。


▲CUBEシリーズのギター/ベースアンプもずらり。写真右のMicro-Cubeと並んでいるのはCUBEシリーズのキャビネットに採用されたダイレクト・ジョイント構造の堅牢性がひと目でわかる分解モデル(黄色い部分がカットされた断面)。


▲Version 2リリースでより幅広いサウンドを実現したフラッグシップシンセサイザーJUPITER-80(写真左)と、軽量化された弟モデルJUPITER-50(写真右)は試奏&比較できる状態で用意。奥にはVスピーカー内蔵のアコーディオンのエントリーモデルFR-1X(レッド)も。


▲マイクスタンドに装着して手元で操作できるボーカル向けエフェクトVE-5(写真左)は赤と白の両方を用意。音楽スタイルに合わせたエフェクトサウンドやハーモニー系、ラジオボイスなど30種類の即戦力サウンドを搭載、ルーパー機能も備える。右は軽量ボディとボコーダー・エフェクトも備えたマイク接続端子が特徴のモバイルシンセJUNO-Di(ホワイト)。


▲登場したばかりのローランド・ワイヤレス・コネクトの展示はiPhoneとJUNO-Diで。電子楽器にUSB接続した無線LANアダプタでオーディオを飛ばしてiPhoneと双方向通信が可能。JUNO-Diで演奏した音が、画面のアプリAir Recorderを使ってワイヤレスで録音できるほか、iPhoneの音をJUNO-Diから出すことも可能。JUNO-Diでは無線LANの状態が液晶右端のアンテナで確認できるのがおもしろいところ。アクセスポイントを介した通信だけでなくアドホック接続にも対応するのが便利。


▲曲から特定パートを抜き出せるR-MIXはパソコン版とiPad版の両方を展示(写真左)。いつでもどこでも気軽に演奏できる電池駆動のシンセLucina AX-09は、2.1chモニター・システムCM-220とともにスタンバイ(写真中)。写真右は3日間のセミナープログラム。日替わりでさまざまな演奏が楽しめた。


▲26日のステージ一発目はボーカルパフォーマーVE-5によるハーモニーやルーパーをフィーチャーしたライブ(写真左)。マイクスタンドに取り付けられたVE-5を操作しながらボーカルを披露。続くG-5&GT-100ギターサウンドメイキングでは、GT-100の多彩なサウンドを聴かせる。


▲JUPITERシリーズ シンセサイザー・トークでは篠田元一がJUPITER-80、RYOがJUPITER-50の魅力を紹介(写真左)。JUPITER-80はリアルなサウンドや多彩な演奏表現を、JUPITER-50は80同等の機能を軽量・コンパクトなボディで実現したことがアピールされた。V-Drumの演奏を披露したのは9歳のドラムプリンセス佐藤奏ちゃん(写真右)。ホームユース向けのV-Drums Lite HD-3のみならずハイエンドモデルも叩き、抜群のテクニックで観客を魅了。


▲多くのギタリストが注目したV-Guitarのステージ。アレックス・ハッチングがG-5、GC-1の幅広いサウンドバリエーションを聴かせる。G-5の変速チューニングを含むモデリングのサウンドには感嘆の声が。フロアに置かれたGR-55によるサウンドメイク、Loop Station RC-300によるパフォーマンスなど短時間ながら非常に濃い内容に観客も満足。

◆ローランド
◆ローランド チャンネル
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