ルーク・ジェームス、ビヨンセのオープニングで注目度アップ
「どこにもいない。たぶん死んでた」――もし音楽をやっていなかったら今頃どこにいるかと尋ねられてR&Bの期待の新星、ルーク・ジェームスは答えた。
これはニューオリンズから登場して1曲発表するごとに女性の心を奪い、男性の尊敬を得てきたアーティストからの誠実な答えだ。
現在彼はこの夏発表される待望のデビュー・アルバム『メイド・トゥ・ラヴ』の仕上げをしている。ディディのショーン・ジーン・クロージング・ラインの新しい顔になり、7/8の2012年エッセンス・ミュージック・フェスティバルに出演するのみならず、ジェームスはビヨンセのアトランティック・シティのレヴェルにおける4日間の特別公演でオープニングを務める。
彼は通常のR&Bスターではない。10のタトゥを持ち、ステージではありったけの魂を注ぎ込む。プリンスやクインシー・ジョーンズのような音楽界の偉人と仕事をするのが夢だという。
一人っ子で育ったことが今の彼に影響しているという。「自分のことは自分でして、自分の意見はハッキリ言わなきゃならなかった。特に父親なしで育ったから、タフになったよ。甘やかされなかったから、やる気とハングリー精神を維持できたんだ」
11歳のときに『ショータイム・アット・ジ・アポロ』を見たのが歌を始めるきっかけだった。しかし、人前でパフォーマンスするのが怖かった彼は毎晩恐怖と戦わなくてはならなかった。「ステージに出て人に見てもらい判断してもらうのはすごく勇気のいることさ。今は克服したよ」
ここまで来れたのは母親、先生、友人、家族、そして今まわりにいてくれる人のおかげだという。「みんなが応援してくれているんだからくじけるわけにはいかないよ。僕は神を畏怖してる。だから、頑張って誠実に生きるように努力してるんだ。つらくても頑張るんだよ。自分が頑張ることで誰かがハッピーになれるように刺激を与えられるんじゃないかな」
「僕の音楽が人々に自分のやりたいことをやったり、なりたいものになったりするインスピレーションを与えるものであってほしい。人々を結びつけるものであってほしい。それにはジェネレーションなんて関係ないんだ。今はクラブに行くとテクノやヒップホップなんかがかかってるけど、そこにマイケル・ジャクソンの“ロック・ウィズ・ユー”がかかればみんなが盛り上がる。僕の音楽もそういうものであってほしいんだ。業界は音楽の幅を狭めようとするけど、僕はもっとみんなにアピールする存在でありたい」
「モテ男」とされる彼だが、その秘訣は?
「自信と誠実さだね」。女の子の好みについては「精神的な美しさを備えた人。ちょっとクレイジーでわがままな人が好きだけど、僕をうまく操ってくれる人も好き。とても理解があってあらゆる面で冒険的な人、何に関しても心を開いている人がいいね」
◆ニュース提供:ビルボード
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