「坂道のアポロン」の演奏シーンが、ジャズファンから高評価

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フジテレビ“ノイタミナ”他にて放送中のTVアニメ「坂道のアポロン」の演奏シーンが、アニメファンだけでなく、ジャズファンからも好評を得ている。

◆「坂道のアポロン」拡大画像

「坂道のアポロン」は、月刊フラワーズで連載された小玉ユキの原作をアニメ化。主人公の薫が転校先の高校で知り合った千太郎の影響でジャズにはまり、のめり込んでいく姿を描いた青春音楽アニメだ。毎回、音と映像がシンクロした臨場感あふれる演奏シーンが見どころとなっている。

5月25日に放送される第7話には、異例ともいえる3分31秒のジャズセッションシーンがあるという。これは、原作の中でも名シーンといわれる、文化祭での薫と千太郎のセッション。薫役をつとめる松永貴志氏はこのセッションレコーディングを振り返り、「伝説に残る演奏シーンにしたかった!一度しかない文化祭での千太郎との演奏は、とにかく全力投球ジャズでぶつかり合う、エネルギー全開の一本勝負!僕の音を聞いてくれ!そんな薫の気持ちになりきって全身全霊の演奏をしました」と話した。

音楽プロデュースの菅野よう子、監督の渡辺信一郎、ピアノの松永貴志、ドラムの石若駿の見事なコラボレーションの結果、一発録りの迫力とアニメのストーリー展開が、熱いセッションをさらに感動的なものにしている。プレビューを観たJAZZ JAPANの三森編集長は、「3分31秒の奇跡。イマジネーションを全開にした美しいメロディからスリリングに展開する3つの名曲。ジョン・コルトレーン、ビル・エバンス、アート・ブレイキーの魂がここに降り立ち、薫と千太郎を躍動させる。二人の心をつなぎ、聴く人すべての心つなぐ力こそ、ジャズそのものである」と評価した。

このジャズセッションは現在発売中の『アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック』にも収録されている。

<TVアニメ「坂道のアポロン」>
毎週木曜24:45~ フジテレビ“ノイタミナ” ほか各局でも大好評放送中
関西テレビ(KTV)/東海テレビ(THK)/秋田テレビ(AKT)/岩手めんこいテレビ(MIT)/仙台放送(OX)/さくらんぼテレビジョン(SAY)/福島テレビ(FTV)/新潟総合テレビ(NST)/ テレビ静岡(SUT)/テレビ新広島(TSS)/テレビ愛媛(EBC)/テレビ西日本(TNC)/サガテレビ(STS)/テレビ熊本(TKU)/鹿児島テレビ(KTS)/テレビ長崎(KTN)/BSフジ

原作:「坂道のアポロン」小玉ユキ(小学館「月刊フラワーズ」連載)
監督:渡辺信一郎
脚本:加藤綾子・柿原優子
キャラクターデザイン:結城信輝
総作画監督:山下喜光
音楽:菅野よう子
アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
オープニングテーマ:YUKI「坂道のメロディ」(EPICレコードジャパン)
エンディングテーマ:秦基博meets 坂道のアポロン「アルタイル」(Ariola Japan / Augusta Records)

◆坂道のアポロン・オフィシャルサイト
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