イベント<Rainbow Disco Club>に、ジェフ・ミルズがザ・ウィザード名義で登場

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ゴールデン・ウィークの5月3日(木)に晴海埠頭ターミナルで開催される新しいスタイルの都市型野外音楽イベント<Rainbow Disco Club>の第2弾アーティストが発表された。

◆<Rainbow Disco Club>アーティスト画像

今回最もインパクトがあるのは、やはりThe Wizard aka Jeff Millsであろうか。ジェフ・ミルズがザ・ウィザード名義で日本の大規模フェスに参加するのは初めてのことだ。

ジェフ・ミルズが高校を卒業したばかりの頃、彼の出身地であるアメリカ・ミシガン州デトロイトの地元ラジオ局でDJとしてのキャリアをスタートした彼が用いたDJネームがThe Wizard(魔術師)だった。ヒップホップやファンク、ディスコ、ニューウェイブをピッチ・アップさせて素早くミックスするそのDJスタイルはもはや伝説となっている。

2012年は、ジェフ・ミルズ自身の音楽レーベルAxis Recordsが発足して20周年となるメモリアルな年となることから、今回特別に出演が決定したのだという。この機会を逃すと次にいつ観ることができるかわからない。そもそもチャンスが訪れるのかどうかも分からない。貴重なパフォーマンスになることは間違いない。

その他にも今回発表されたラインナップは強力。マンチェスターにおいて80年代後半のマッドチェスター・ムーブメントの中心となった伝説のクラブHacienda(ハシエンダ)がオープンした際、初代のダンス・ミュージックDJとしてレジデントを務めたグレッグ・ウィルソン。彼はイギリスで一番最初にスクラッチDJを披露した男であり、イギリスで初めてブレイクダンス、グラフィティ・アートをショーケースしたライヴ・イベントをはじめたのもこの男だ。ファットボーイ・スリムことノーマン・クックは、グレッグ・ウィルソンのショーに衝撃を受け、彼からスクラッチの基本を学んだという。また、アイジャット・ボーイズ、Dj ハーヴェイらが最も尊敬するDJであり、ハシエンダでプレイする以前は伝説のクラブLegendでプレイしていたという、まさに伝説のDJである。

その他、LucianoやRicardo Villalobosからの評価も高い、ミニマル・シーンのキーマンMattias Kaden。日本からは旧式のオープンリール式磁気録音機を現代のコンピュータとドッキングさせ「楽器」として演奏するプロジェクトOpen Reel Ensembleが登場する。

この第2弾発表と同時に一般前売りチケットとグループチケットの発売も開始となっている。

<Rainbow Disco Club>
2012年5月3日(木、祝)
@晴海客船ターミナル臨港広場特設ステージ
10:00~21:00
・JAMIE JONES(Crosstown Rebels, Hot Natured)
・PRINS THOMAS(Full Pupp, Internasjonal)
・ATOM
・Greg Wilson(Credit To The Edit)
・Mathias Kaden(Vakant / Freude Am Tanzen / Mathimidori)
・Open Reel Ensemble
Special Guest:The Wizard aka Jeff Mills(Axis Records)

◆<Rainbow Disco Club>オフィシャルサイト
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