ホイットニー・ヒューストン、プレ・グラミー・ガラでもトリビュート
クライヴ・デイヴィスが土曜夜、レコーディング・アカデミー恒例のプレ・グラミー・ガラのステージに立ち、ホイットニー・ヒューストンのために黙祷したとき、会場は静まりかえった。
「ホイットニーは美しい人で、比べようもない才能の持ち主でした。彼女はステージに堂々とした存在感で立ち、何年もの間ここで多くの記憶に残るパフォーマンスをしてきました。ホイットニーは音楽に続いてほしいと思っており、彼女の家族は私たちが続けていくことを願っていました」
黙祷のあと、デイヴィスは「音楽を始めよう!」と宣言した。それからトニー・ベネットがステージに上がり、「ハウ・ドゥ・ユー・キープ・ザ・ミュージック・プレイング」を力強く朗読し、それをヒューストンに捧げた。「クライヴに言ったんだ。ついに僕が今までに聞いたいちばん素晴らしい声を手に入れたねって」とベネットは回想した。続いてダイアナ・クラールが「イフ・アイ・ハッド・ユー」をピアノで弾き語りした。
レコーディング・アカデミー会長、ニール・ポートナウはガラをキャンセルするという選択肢はなかったという。「ホイットニーが『ショーを続けなくては』と言う声が肩越しに聞こえましたから」
さらに、明日のショーではジェニファー・ハドソンがヒューストンのトリビュートを歌うと述べた。
デイヴィスを正式に紹介し、ガラをスタートさせる前、ディディはヒューストンの思い出を打ち明けた。
「彼女の美しい微笑み、驚異的なエネルギー、相手の体を揺らすような包容力のあるハグ……。それがオレをやる気にさせた。彼女の生まれつきのポジティブな精神がね。今夜はホイットニー・ヒューストンを祝福すべきだ。彼女が歌うのを聞くのは神様からの贈り物だ」それから彼は「クライヴ・デイヴィスのパーティみたいなパーティはない」と3度繰り返して、加えた。「ホイットニー・ヒューストンとダイアナ・ロス(功労賞を受賞)のためのパーティをスタートしよう」
そのあと、デイヴィスがキンクス(エルヴィス・コステロとジャクソン・ブラウンが参加)を紹介し、バンドは「デイズ」、「オール・デイ・アンド・オール・オブ・ザ・ナイト」、「ローラ」、「ユー・リアリー・ガット・ミー」を披露した。
◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル