ボン・イヴェール、第54回グラミー賞にて最優秀新人賞を受賞

ポスト
第54回グラミー賞授賞式にて、ボン・イヴェールが主要部門の一つである最優秀新人賞を受賞した。加えて最優秀オルタナティヴミュージック・アルバム賞も受賞し、初ノミネートにして主要部門を含む、見事2冠の快挙を成し遂げた。

新鋭独立系レーベルJagjaguwarに所属するインディペンデント・アーティストであるボン・イヴェールがこの主要部門受賞獲得という出来事は、インディ出身アーティスト花盛りの米音楽界を象徴する画期的な出来事として、グラミー新時代の幕開けを告げるものであろう。

最優秀新人賞受賞を受けたスピーチにて、ジャスティン・ヴァーノン本人は以下のように語っている。

「この賞を受け取ることは凄く難しいよ。この会場とステージには、才能溢れるミュージシャンがたくさんいる。そして、今夜ここにはいないミュージシャンのなかにも、本当に素晴らしい才能を持ってる人たちが多くいるからね。僕が曲を作り始めたのは、単に曲を作ることが好きだからだ。だからこの賞を受け取って、ここに立っているのはちょっと気まずい気がするんだよ。ただ一方で、感謝の意を表したいと思う。ノミネートされた全てのミュージシャン、そしてノミネートはされず、今までこの場所に立ったことがなく、これからも立つことはないだろう全てのミュージシャンに、感謝します。」──ボン・イヴェール

ノミネート前の取材にてグラミー賞へ批判的な意見を表明していたことや、他アーティストとのコラボレーションを強要されたくないという理由で、授賞式での演奏を拒否したことも話題になったボン・イヴェールだが、見事主要部門を受賞するという快挙を成し遂げた今も、その姿勢に変わりはないようだ。

「ロックンロールは、スーツを着たヤツらに決められるべきものじゃない」──ボン・イヴェール

ボン・イヴェールの受賞リストは以下のとおり。
・最優秀新人賞
・最優秀オルタナティヴミュージック・アルバム賞『ボン・イヴェール』

『ボン・イヴェール(デラックス・エディション)』
iTunes配信日:12月7日
配信価格:1,800円(税込)
アルバム+ビデオ11曲

『ボン・イヴェール(ビデオ・アカンパニメント)』
iTunes配信日:12月7日
配信価格:900円
ビデオ11曲

『ボン・イヴェール』
HSE-60067 2,200円(税込)
※日本流通盤はライナーノーツ、歌詞対訳付

◆ボン・イヴェール・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報