【インタビュー】佐藤タイジ、「TAIJI at THE BONNETはすごく大事なバンド。みんなにも楽しんでほしい」
TAIJI at THE BONNETの誕生は2011年3月11日。東日本大震災の当日。多くの人の価値観を変えたこの日、偶然にも新バンドを作ろうというミーティングが佐藤タイジによって開かれ、バンド名やメンバーが決定した。そこから約10ヶ月。ライヴ活動を経て、アルバム『ROCK STAR WARS』が完成。いまだに未来に希望を見出せない人も多いなか、現実と向き合いつつも、前に向かう勇気をくれる言葉が詰まった今作と、新バンドについて、佐藤タイジに話を聞いた。
◆TAIJI at THE BONNET~拡大画像~
──バンドのはじまりから運命的ですね。
佐藤タイジ(以下、佐藤):そうそう。新しいバンドをやろうっていうミーティングを3月11日の3時に渋谷でって約束してたんだよね。15分くらいで着くかなぁと車で出掛けようとしたらぐらんぐらん揺れて。でも、とりあえず行ってみたら、待ち合わせしていたカフェの前にドラムの阿部(耕作)くんがいて、「揺れたねぇ」って。で、ウエノコウジは奇跡的に一回だけ連絡がついて「今、山手線に乗ってるんですけど、外に出られないんですよ」って。結局、ウエノくんと合流できたのは5時頃だったかな。
──でも合流出来たんですね。
佐藤:うん。あんなに大変なことになってるなんて知らずに、「バンド名はTAIJI at THE BONNETにしようと思ってる」って二人に話して。で、ギターソロ弾いてるときにやっぱり鍵盤が欲しいから奥野(真哉)で行こうと思うんだけどって言ったら、二人とも大爆笑。奥野って、いろんなフェスで顔を合わせるけど、どこでも「面白い人」で通ってるから。でも、俺は奥野くんの連絡先を知らないからウエノくんに連絡先を教えてもらってメールをするわけ。「地震大丈夫やった? ところでバンド組まへん? ドラムは阿部耕作、ベースはウエノコウジ、俺、なんやけど」。それを受け取った奥野くんは、「今?」って感じだったみたいで、しばらく返事来なかったの。結局、返事来たのが2ヶ月後くらい。「あれって何?」って。
──震災当日ですもんね。本気で言ってるのか疑いますよ。
佐藤:そうかもね。(うつみ)ようこちゃんとは、2011年に入ってから、よく一緒に演っていたんですけど、楽しくやれてハモりっぷりもいいんだよね。奥野は連絡つかないし、鍵盤よりも、歌とギターのほうがまた角度が違っていいんじゃないかと、ようこちゃん合流。ようこちゃんは震災のときもすごい頼りになったんだよ。ミーティングのあった震災当日、阿部くんを横浜の家まで送ってって、帰ったのが朝の4時とか5時。テレビを見て何が起っているのかようやくわかり、何かやんなきゃいけないんじゃないかって思ったんだよね。で、みんなにメールしたりするんだけど、その時にようこちゃんが、「我々の仕事は、今じゃなくて、みんなが避難した二週間後くらいに始まるから」って。だから今は自分の身を守ることに集中しなさいっていうような内容のメールがきて。そんなこんなで、ようこちゃんも合流し、震災の2ヶ月後に奥野が合流して、今のメンバーになったという感じだね。
──タイジさんはTHEATRE BROOKやThe Sunpauloとか、他にもいろいろ音楽活動をしていますけど、そんななか、TAIJI at THE BONNETはどんなバンドにしたいと思ったんですか?
佐藤:「ソノラ砂漠のドレッドライダー」なんかはソロでやってるやつだし、「シモキタのワル」もタイジバンドのときにやってたやつでもあるんだよね。その辺をベースに新しい曲を作ればいいんじゃないかなって考えてたら地震がおきて。そうなったら、なるべく新しいものにしたいという感じになるよね。
──震災後はマインド的にネガティヴになってしまったミュージシャンもたくさんいたと思いますが、そういう部分ではどうでした?
佐藤:俺さ、阪神大震災のときに何もできなかったのね。当時、俺も若くて。被災地に行きたいという想いもあったんだけど、当時の事務所の社長に「お前が行っても何にもならない。何の足しにもならないし、邪魔になるだけだから行くな」って言われて行かなかったんだよね。でも実はそのことが心に残っていて。罪悪感とも違う、恥ずかしいような気持ち、若いからって何もできなかったことが残ってて。で、新潟の地震のときにはチャリティイベントをやったりしたんだよね。3月17日にUstremをやるっていう企画があって、そこでみんな集めてライヴをやったんだけど、震災のあとはやらないことが大事っていう雰囲気があったよね。
──何かやると不謹慎と言われたり。
佐藤:うんうん。それに対しては強く「違う」って思ってた。音楽をやらなきゃダメだって思った。阪神大震災のとき、知り合いのミュージシャンが被災地に演奏しに行ったときの話を聞くと、避難所のおっちゃん、おばちゃんが聴きたいのはロックではなく、演歌とか、おっちゃん、おばちゃんが好きなものを演れって言われたって。それを演れなあかんって話を当時よく聞いて、そういうもんかなって思ってた。でも、今回、あんまりそういう話を聞かない。そこに重心はない。今回の地震は規模がデカすぎるから、音楽しに来てくれるだけで嬉しいのかも。阪神のときとエラい目に遭ってる人は同じくらいいるけど、ここにきて、音楽の役割っていうのは、ちゃんと膨張してるなって思う。宇宙は加速して膨張しているというのをNHKかなんかで見たけど、宇宙だけでなくて、今、色んなものが加速して膨張している段階だなってなんとなく最近思って。
──それでアルバムタイトルも『ROCK STAR WARS』なんですか?
佐藤:そこはまぁ、SF好きだからね(笑)。音楽も加速して膨張しているなか、TAIJI at THE BONNETは、その一番先っちょにカッコ良くいたいバンド。臭いものに蓋をする人もいるわけじゃないですか。でも蓋をすることが娯楽ではないということを意見として提示したい。
──歌詞では色んなところで胸を打たれました。例えば「NEVER STOP THIS PARTY」の「オレたちは皆 有罪」とか。タイジ節が炸裂しているなぁと。サウンド的にも圧倒的な存在意義……このメンバーでしか出し得ない音というか。誰にでも真似できない音で……。
佐藤:存在意義があるというのはすごく思うよね。各自色んなバンドでキャリアを重ねてきて、お互い培ってきた何かに尊敬の念があるし、素晴らしいなってお互いに思えるんだよね。で、このタイミングで一緒にバンドやって。本当はみんなに曲を書いてほしいんだよね。そうするともっと広くなってくじゃん?
──そうですね。でもタイジさんが書いてても、それぞれが個性的だから、絶対的にTHEATRE BROOKでは出ない音じゃないですか?
佐藤:うんうん。全然違うよね。出て来る感じが。
──言葉としてはタイジさんが普段しゃべっているようなことが歌詞になってたりするし、THEATRE BROOKと同じ人が唄っているのに不思議ですよね。これがバンドの魅力だなぁと感じましたし、タイジさんがバンドにしたい理由なのかなぁと。
佐藤:そう。すごくバンドっぽいわけ。バンドしかやってない人たちだから、どうしてもバンドノリになるわけ。それが面白いんだよね。バンドじゃないとアカンのちゃう? ホンマはカッコ良くないんちゃう?って思うところがあるんだよね。チームでずっとやれるって人間にとってハードルが高いよね。
──全員個性的ですしね。
佐藤:だから、すごい面白いよ。
──うつみさんの声とのコンビネーションも抜群ですね。
佐藤:そう。すごい相性いいのよ。全員、同じようなところにフォーカスが合ってるっていうのもあるよね。
──夏にap bankのステージでタイジさんがソロでライヴをやったときに「100%ソーラー発電で武道館ライヴをやりたい」って話をされてましたけど、それもちゃんと「100%SOLAR BUDOKANの歌」という曲になってますね。
佐藤:歌にしてしまいましたね。独特の頭の悪さも出して行きたいよね(笑)。100%、ソーラー発電で武道館ライヴをやるというのはとてもハードルの高いことなんだよね。だからちゃんと作戦を練らなければいけないと思っています。蓄電の技術がないとね。色んな壁があるんですけど、でもやります。だから、歌でもちゃんと唄っておかないと。
──「ROCK STAR WARS」は以前、一度ライヴで聴いたことがあるんですけど、その一度でしっかり覚えてしまいました。マニアックなイメージがありますけど、しっかりポピュラリティがある証拠ですよね。
佐藤:そうか……マニアック。俺の中では俺はマニアックではないんだけどね。“佐藤タイジはマニアックではない!”ここ、太字で書いてほしい。マニアックなものにしがちだけど、マニアックではないと主張しておきたい。このアルバムもマニアックじゃないだろ?
──サウンドもシンプルですしね。わかりやすいですよ。
佐藤:でしょう?(笑)わかりにくいのはもういい。俺の作品はちゃんとしたポピュラリティを持って作ってるから、今後、マニアックと言われたら絶対に反論しよう。
──まずは手に取って、説明をしなくても聴いてくれたらわかる作品だと思います。子供でも理解できるんじゃないですかね。
佐藤:うん。わかると思うよ。そんなに難しいことを言っているつもりはないし。孫にプレゼントでどうかな(笑)。
──いいと思います。奇跡のメンツのバンドですから、これからもどうなるのか期待しています。
佐藤:ホント、奇跡のメンツだよね。みんな色んな活動をしてるから忙しいんですよ。なかなかスケジュール合わないところを合わせて活動してる。でも、このバンドはすごく大事なバンドだなと思いますよね。みんなにも楽しんでほしいです。
『ROCK STAR WARS/TAIJI at THE BONNET』
\3,000(tax in) KICS-1742
2012.1.25 on sale
1.ROCK'N ROLL JEDI
2.シモキタのワル
3.ROCK STAR WARS
4.愛してるぜ緊急に
5.NEVER STOP THIS PARTY
6.THIS IS WE ARE
7.す・と・い・く
8.100% SOLAR BUDOKANの歌
9.JEDI'S GIRL FRIEND
10.JEDI'S BLUES
11.IT'S HAPPEN TO US
12.ソノラ砂漠のドレッドライダー
MEMBER:佐藤タイジ(Vo&G)、ウエノコウジ(B)、阿部耕作(Dr)、うつみようこ(Vo&G)、奥野真哉(Key)
完全初回プレス盤限定/先行7inchシングルEP
2012.1.13 on sale(予定)
¥1,000(tax in)NDS-1007
収録曲 SIDE A ROCK'N'ROLL JEDI / SIDE B 旅人のアトリエ(アルバム未収録曲)
※EP盤購入者対象、期間限定で収録楽曲のダウンロードサイトを開設!(レーベル面にURL記載)
※商品詳細に関しまして変更の可能性あり。予めご了承下さい。
<2012 We are the Jedi Tour>
3/27(火) 名古屋・CLUB UPSET
[問]JAILHOUSE TEL052-936-6041 www.jailhouse.jp/
3/29(木) 仙台・CLUB JUNK BOX
[問]GIP TEL 022-222-9999 www.gip-web.co.jp/
4/14(土) 札幌・cube garden
ゲストアクト:シュリスぺイロフ
[問]マウントアライブ TEL 011-211-5600 www.mountalive.com/
4/19(木) 徳島・club GRINDHOUSE
[問]デューク高松 TEL 087-822-2520 www.duke.co.jp/
4/21(土) 大阪・梅田シャングリラ
[問]YUMEBANCHI TEL 06-6341-3525 www.yumebanchi.jp/
4/22(日) 東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE
[問]FLIP SIDE TEL 03-3466-1100 www.flipside.co.jp/
※アルバム「ROCK STAR WARS」購入者特別先行受付:2012/1/25(水 正午~1/31(火)23:59。
詳細はCD封入をご覧ください。
◆TAIJI at THE BONNET オフィシャルサイト
◆TAIJI at THE BONNET~拡大画像~
──バンドのはじまりから運命的ですね。
佐藤タイジ(以下、佐藤):そうそう。新しいバンドをやろうっていうミーティングを3月11日の3時に渋谷でって約束してたんだよね。15分くらいで着くかなぁと車で出掛けようとしたらぐらんぐらん揺れて。でも、とりあえず行ってみたら、待ち合わせしていたカフェの前にドラムの阿部(耕作)くんがいて、「揺れたねぇ」って。で、ウエノコウジは奇跡的に一回だけ連絡がついて「今、山手線に乗ってるんですけど、外に出られないんですよ」って。結局、ウエノくんと合流できたのは5時頃だったかな。
──でも合流出来たんですね。
佐藤:うん。あんなに大変なことになってるなんて知らずに、「バンド名はTAIJI at THE BONNETにしようと思ってる」って二人に話して。で、ギターソロ弾いてるときにやっぱり鍵盤が欲しいから奥野(真哉)で行こうと思うんだけどって言ったら、二人とも大爆笑。奥野って、いろんなフェスで顔を合わせるけど、どこでも「面白い人」で通ってるから。でも、俺は奥野くんの連絡先を知らないからウエノくんに連絡先を教えてもらってメールをするわけ。「地震大丈夫やった? ところでバンド組まへん? ドラムは阿部耕作、ベースはウエノコウジ、俺、なんやけど」。それを受け取った奥野くんは、「今?」って感じだったみたいで、しばらく返事来なかったの。結局、返事来たのが2ヶ月後くらい。「あれって何?」って。
──震災当日ですもんね。本気で言ってるのか疑いますよ。
佐藤:そうかもね。(うつみ)ようこちゃんとは、2011年に入ってから、よく一緒に演っていたんですけど、楽しくやれてハモりっぷりもいいんだよね。奥野は連絡つかないし、鍵盤よりも、歌とギターのほうがまた角度が違っていいんじゃないかと、ようこちゃん合流。ようこちゃんは震災のときもすごい頼りになったんだよ。ミーティングのあった震災当日、阿部くんを横浜の家まで送ってって、帰ったのが朝の4時とか5時。テレビを見て何が起っているのかようやくわかり、何かやんなきゃいけないんじゃないかって思ったんだよね。で、みんなにメールしたりするんだけど、その時にようこちゃんが、「我々の仕事は、今じゃなくて、みんなが避難した二週間後くらいに始まるから」って。だから今は自分の身を守ることに集中しなさいっていうような内容のメールがきて。そんなこんなで、ようこちゃんも合流し、震災の2ヶ月後に奥野が合流して、今のメンバーになったという感じだね。
──タイジさんはTHEATRE BROOKやThe Sunpauloとか、他にもいろいろ音楽活動をしていますけど、そんななか、TAIJI at THE BONNETはどんなバンドにしたいと思ったんですか?
佐藤:「ソノラ砂漠のドレッドライダー」なんかはソロでやってるやつだし、「シモキタのワル」もタイジバンドのときにやってたやつでもあるんだよね。その辺をベースに新しい曲を作ればいいんじゃないかなって考えてたら地震がおきて。そうなったら、なるべく新しいものにしたいという感じになるよね。
──震災後はマインド的にネガティヴになってしまったミュージシャンもたくさんいたと思いますが、そういう部分ではどうでした?
佐藤:俺さ、阪神大震災のときに何もできなかったのね。当時、俺も若くて。被災地に行きたいという想いもあったんだけど、当時の事務所の社長に「お前が行っても何にもならない。何の足しにもならないし、邪魔になるだけだから行くな」って言われて行かなかったんだよね。でも実はそのことが心に残っていて。罪悪感とも違う、恥ずかしいような気持ち、若いからって何もできなかったことが残ってて。で、新潟の地震のときにはチャリティイベントをやったりしたんだよね。3月17日にUstremをやるっていう企画があって、そこでみんな集めてライヴをやったんだけど、震災のあとはやらないことが大事っていう雰囲気があったよね。
──何かやると不謹慎と言われたり。
佐藤:うんうん。それに対しては強く「違う」って思ってた。音楽をやらなきゃダメだって思った。阪神大震災のとき、知り合いのミュージシャンが被災地に演奏しに行ったときの話を聞くと、避難所のおっちゃん、おばちゃんが聴きたいのはロックではなく、演歌とか、おっちゃん、おばちゃんが好きなものを演れって言われたって。それを演れなあかんって話を当時よく聞いて、そういうもんかなって思ってた。でも、今回、あんまりそういう話を聞かない。そこに重心はない。今回の地震は規模がデカすぎるから、音楽しに来てくれるだけで嬉しいのかも。阪神のときとエラい目に遭ってる人は同じくらいいるけど、ここにきて、音楽の役割っていうのは、ちゃんと膨張してるなって思う。宇宙は加速して膨張しているというのをNHKかなんかで見たけど、宇宙だけでなくて、今、色んなものが加速して膨張している段階だなってなんとなく最近思って。
──それでアルバムタイトルも『ROCK STAR WARS』なんですか?
佐藤:そこはまぁ、SF好きだからね(笑)。音楽も加速して膨張しているなか、TAIJI at THE BONNETは、その一番先っちょにカッコ良くいたいバンド。臭いものに蓋をする人もいるわけじゃないですか。でも蓋をすることが娯楽ではないということを意見として提示したい。
──歌詞では色んなところで胸を打たれました。例えば「NEVER STOP THIS PARTY」の「オレたちは皆 有罪」とか。タイジ節が炸裂しているなぁと。サウンド的にも圧倒的な存在意義……このメンバーでしか出し得ない音というか。誰にでも真似できない音で……。
佐藤:存在意義があるというのはすごく思うよね。各自色んなバンドでキャリアを重ねてきて、お互い培ってきた何かに尊敬の念があるし、素晴らしいなってお互いに思えるんだよね。で、このタイミングで一緒にバンドやって。本当はみんなに曲を書いてほしいんだよね。そうするともっと広くなってくじゃん?
──そうですね。でもタイジさんが書いてても、それぞれが個性的だから、絶対的にTHEATRE BROOKでは出ない音じゃないですか?
佐藤:うんうん。全然違うよね。出て来る感じが。
──言葉としてはタイジさんが普段しゃべっているようなことが歌詞になってたりするし、THEATRE BROOKと同じ人が唄っているのに不思議ですよね。これがバンドの魅力だなぁと感じましたし、タイジさんがバンドにしたい理由なのかなぁと。
佐藤:そう。すごくバンドっぽいわけ。バンドしかやってない人たちだから、どうしてもバンドノリになるわけ。それが面白いんだよね。バンドじゃないとアカンのちゃう? ホンマはカッコ良くないんちゃう?って思うところがあるんだよね。チームでずっとやれるって人間にとってハードルが高いよね。
──全員個性的ですしね。
佐藤:だから、すごい面白いよ。
──うつみさんの声とのコンビネーションも抜群ですね。
佐藤:そう。すごい相性いいのよ。全員、同じようなところにフォーカスが合ってるっていうのもあるよね。
──夏にap bankのステージでタイジさんがソロでライヴをやったときに「100%ソーラー発電で武道館ライヴをやりたい」って話をされてましたけど、それもちゃんと「100%SOLAR BUDOKANの歌」という曲になってますね。
佐藤:歌にしてしまいましたね。独特の頭の悪さも出して行きたいよね(笑)。100%、ソーラー発電で武道館ライヴをやるというのはとてもハードルの高いことなんだよね。だからちゃんと作戦を練らなければいけないと思っています。蓄電の技術がないとね。色んな壁があるんですけど、でもやります。だから、歌でもちゃんと唄っておかないと。
──「ROCK STAR WARS」は以前、一度ライヴで聴いたことがあるんですけど、その一度でしっかり覚えてしまいました。マニアックなイメージがありますけど、しっかりポピュラリティがある証拠ですよね。
佐藤:そうか……マニアック。俺の中では俺はマニアックではないんだけどね。“佐藤タイジはマニアックではない!”ここ、太字で書いてほしい。マニアックなものにしがちだけど、マニアックではないと主張しておきたい。このアルバムもマニアックじゃないだろ?
──サウンドもシンプルですしね。わかりやすいですよ。
佐藤:でしょう?(笑)わかりにくいのはもういい。俺の作品はちゃんとしたポピュラリティを持って作ってるから、今後、マニアックと言われたら絶対に反論しよう。
──まずは手に取って、説明をしなくても聴いてくれたらわかる作品だと思います。子供でも理解できるんじゃないですかね。
佐藤:うん。わかると思うよ。そんなに難しいことを言っているつもりはないし。孫にプレゼントでどうかな(笑)。
──いいと思います。奇跡のメンツのバンドですから、これからもどうなるのか期待しています。
佐藤:ホント、奇跡のメンツだよね。みんな色んな活動をしてるから忙しいんですよ。なかなかスケジュール合わないところを合わせて活動してる。でも、このバンドはすごく大事なバンドだなと思いますよね。みんなにも楽しんでほしいです。
『ROCK STAR WARS/TAIJI at THE BONNET』
\3,000(tax in) KICS-1742
2012.1.25 on sale
1.ROCK'N ROLL JEDI
2.シモキタのワル
3.ROCK STAR WARS
4.愛してるぜ緊急に
5.NEVER STOP THIS PARTY
6.THIS IS WE ARE
7.す・と・い・く
8.100% SOLAR BUDOKANの歌
9.JEDI'S GIRL FRIEND
10.JEDI'S BLUES
11.IT'S HAPPEN TO US
12.ソノラ砂漠のドレッドライダー
MEMBER:佐藤タイジ(Vo&G)、ウエノコウジ(B)、阿部耕作(Dr)、うつみようこ(Vo&G)、奥野真哉(Key)
完全初回プレス盤限定/先行7inchシングルEP
2012.1.13 on sale(予定)
¥1,000(tax in)NDS-1007
収録曲 SIDE A ROCK'N'ROLL JEDI / SIDE B 旅人のアトリエ(アルバム未収録曲)
※EP盤購入者対象、期間限定で収録楽曲のダウンロードサイトを開設!(レーベル面にURL記載)
※商品詳細に関しまして変更の可能性あり。予めご了承下さい。
<2012 We are the Jedi Tour>
3/27(火) 名古屋・CLUB UPSET
[問]JAILHOUSE TEL052-936-6041 www.jailhouse.jp/
3/29(木) 仙台・CLUB JUNK BOX
[問]GIP TEL 022-222-9999 www.gip-web.co.jp/
4/14(土) 札幌・cube garden
ゲストアクト:シュリスぺイロフ
[問]マウントアライブ TEL 011-211-5600 www.mountalive.com/
4/19(木) 徳島・club GRINDHOUSE
[問]デューク高松 TEL 087-822-2520 www.duke.co.jp/
4/21(土) 大阪・梅田シャングリラ
[問]YUMEBANCHI TEL 06-6341-3525 www.yumebanchi.jp/
4/22(日) 東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE
[問]FLIP SIDE TEL 03-3466-1100 www.flipside.co.jp/
※アルバム「ROCK STAR WARS」購入者特別先行受付:2012/1/25(水 正午~1/31(火)23:59。
詳細はCD封入をご覧ください。
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