シアターブルック、シングル「妖精」をリリース
3ヶ月連続となるシアターブルックのシングル「妖精」が、8月28日(水)にデジタルリリースとなる。
前2作に見られた生音全開のアプローチから一転し、「インド映画のダンスシーンにインスパイアされたかも」という今作は、90sの良い意味でジャンル分けに寛容だったナチュラルなミクスチャー感覚溢れる音像と、それに呼応するように、音の響きやフロウに重心を置いたようなリリックが印象的な作品だ。冒頭から聴かせるサンプリング&スクラッチは、日本で初めてDJ(ターンテーブル)がメンバーになったバンドとしての矜持を感じさせるものだ。
繰り返される「It's not too late for us」というメッセージは、困難な時代に目を背けず常に前を向く佐藤タイジの精神性をそのまま表しているものだ。
シアターブルックは2025年にデビュー30周年を迎え、フルアルバムのリリースを控えている。6月から10月までマンスリーで計5曲のデジタルリリースが予定されており、アルバムへの期待が高まるところだ。
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今回の作品群の中で一番最初にできた曲。
インド映画のダンスシーンにインスパイアされたかもしれない。
言葉のノリを優先し、方言を使ったりいろんな外国語を使ってみたらジョー横溝(ラジオ番組の相棒)に「タイジさんこれ仮り歌ですか?」と言われてちょっと傷ついた。
僕は字数の多い歌は好きじゃない。
メッセージはシンプルなほど伝わりやすい。
「It's not too late for us」は僕たち人類を励ます言葉だ。
特に日本人には励ましの言葉が必要。
イントロのスクラッチはジャムっているうちに吉澤くんから出てきて採用したもの。意表をついてカッコいい。
シアターブルックは日本で初めてDJ(ターンテーブル)がメンバーになったバンドだ。ということを若いアナタは知らないだろう。
90年代はROCKもHIPHOPもREGGAEもFUNKもPUNKもジャンル同士が今より近かったのだ。
そもそもジャンルとはミュージシャンが作ったものではなく、レコード会社か音楽専門誌やレコード屋さんが売りやすく分類しやすくする為にでっち上げたもの。もともとジャンルなんかないのだ。
音楽=平和があるだけなんだ。
佐藤タイジ
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シアターブルック「妖精」
1. 妖精
https://friendship.lnk.to/yosei_theatrebrook
<シアターブルック・ライブ>
神奈川・逗子
池子の森音楽祭
2024年10月8日(火)
東京・吉祥寺Star Pine's Cafe
SPC 27th Anniversary event 「AMSTERDAM」
◆シアターブルック・オフィシャルサイト
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