後藤真希、活動休止前最後の公演を開催。「後藤真希のコンサートは、みんな仲間なんだよ。」
2011年12月末をもって無期限活動休止を発表している後藤真希の、休止前最後(実質、この日をもって活動休止)にしてエイベックス移籍後初のワンマンライヴ<G-Emotion FINAL ~for you~>が、12月4日に幕張メッセイベントホールにて開催された。ライヴでは、「Non stop love 夜露死苦!!」で後藤真希とコラボした綾小路翔に加えて、なんと、モーニング娘。OGたちによるドリームモーニング娘。も登場。まさかのドリームモーニング娘。と後藤真希による「LOVEマシーン」も披露された。
◆後藤真希 画像@2011.12.04<G-Emotion FINAL ~for you~>、マスコミに配られたコメント全文
◆ ◆ ◆
12月4日、前日の雨模様が嘘のように、文字通り雲ひとつない晴天。まさに、“チャキチャキの江戸っ子にして生粋の晴女娘”後藤真希らしい、見事な空。
「後藤真希が見たい、後藤真希のライヴ」という今回の<G-Emotion FINAL ~for you~>。一体誰がこれから数時間の間に起こる出来事を想像できたであろうか。夢のような話だが、これは夢ではない。あまりに非現実的過ぎて、ファンが口にするのをためらうほどの夢物語を、この娘はオーディエンスの目の前で、創り上げてしまったのだ。
高橋愛や吉川友、里田まい、柴田あゆみなど、アップフロント時代の後輩も姿を見せた公演は、<G-Emotion FINAL>と銘打っているとおり、これまでの<G-Emotion>の世界観を踏襲しながら、さらに新しい後藤真希を披露。それは本人曰く「私が見たかった後藤真希」。セクシーなごっちんからかっこいいごっちん、キュートなごっちんにプリティーなごっちん、そしてワイルドなごっちんからアイドルなごっちんまで、次から次にイメージを変える後藤真希が展開されていく。衣装だけでも全9パターン。魅せるダンスパートと聴かせるバラードパートが繰り返され、そして終盤に向けてファンと一緒に盛り上がっていく演出や、アシンメトリーなステージセットも、すべて彼女のこだわりによるものだ。
後藤真希とのしばしのお別れを惜しむかのように、昼と夜で1万人のオーディエンスが幕張メッセイベントホールに詰めかける。そして開演時間を少し過ぎて、ある曲がSEとして流れてくる。そう。QUEENの「One Vision」だ。後藤真希のライヴにおける開演前のSEとして特別な意味合いを持つこの曲が流れてきて、4年以上前から後藤真希を応援してきたファンを中心に、思わず歓声があがる。後藤真希は覚えていた。ファンは望んでいた。遠い記憶と2011年12月4日の幕張メッセイベントホールが一本の線でつながった瞬間、テンションは急速に高まっていく。本人の意向が大きく反映された楽曲で構成されたライヴが、いよいよ始まる。
スポットライトを浴びて、後藤真希がステージ中央に。幻想的な世界観をイメージし、光沢素材を盛り込んだ青いロングドレスを身にまとい、サファイアのような輝きを放つ後藤は、壮大なアレンジが施された「宝石」を静かに歌いはじめる。
序盤の「What is LOVE」「Lady-Rise」では、激しいダンスパフォーマンスを意識した、セクシーなレザーの上下でかっこ良さを存分に発揮する(上から羽織っていたロングコート内側のショッキングピンクは、後藤自身の希望によるものだ)。照明の光を反射して浮かび上がる引き締まった腕や腹筋からは、久々に2時間を超えるワンマンライヴということで、十分なトレーニングが行なっていたこともうかがえた。そして、長きにわたって後藤真希をサポートしてきたRYONRYONをはじめとしたダンサーズがバックを固めつつ、後藤真希はステージを展開。後藤個人にはもちろんだが、それ以上に、みんなで作り上げたステージ全体に、ただただ圧倒され、魅せられてしまう。
オフィシャルメールマガジンの中で、「皆は今までリリースした楽曲を聞き込んでくるべし。」と、ファンにライヴ前の心構えを伝えていた本当の意味がわかることになるのは、ライヴ前半に<Dance with me baby baby / 踊りましょうよ>と、彼女が歌い始めた時。そう、ライヴの流れに合わせてジャジーなアレンジが施された、まさかのソロ15枚目のシングル曲「ガラスのパンプス」だ。エイベックスへの移籍によって、ハロー!プロジェクト時代の作品を歌うことはないと思っていたファンから、一斉に驚嘆の声が上がる。そしてさらに往年のファンの歓喜は続く。「Queen Bee with BIGGA RAIJI」で、トロッコに乗ってアリーナ後方に設置されたステージに移動すると、今度はソロ7枚目のシングルで、ライヴでは常にコールで大盛り上がりだった「スクランブル」が。当時を彷彿とさせる大きな<Ah(Ah、Ah)人ごみに>や、「L・O・V・E・ラブリーごっちん!」の声に、思わず口を横に広げてにっこりとごっちんスマイル。“アイドルのごっちん”は、もしかしたら後藤からファンへのプレゼント。「後藤真希が見たかった後藤真希」である以上に、「ファンが見たかった後藤真希」だったのかもしれない。
もうひとつ、「誰かが見たかった後藤真希」の場面があった。「華詩 -hanauta-」では、センターステージが大きく上昇し、後藤はホールの中央で、ひときわ高いところに立つ。昼公演では、自身の母親のことを綴ったこの曲を歌い上げながら、感極まって思わず声を震わせる。そして涙をごまかすように、右耳のイヤモニに手を当てる癖。天に近い場所で、バックのスクリーンに映し出された星空を背に歌う後藤真希の姿は、きっと最愛のお母さんにも観えていたに違いない。
「今日はですね、ファイナルということでですね、ほんと最後の最後ですね。ファイナルのこの日のために、ために! スペシャルーなゲストが遊びに来てくれました。」
夜公演ではスペシャルゲストの綾小路翔が登場する。「後藤真希を愛する同士のみなさん、綾小路でございます。いやいや近い。近いよ! 後藤真希が近いよ! へそ近いよ!」と、綾小路はいつもの調子で会場を煽る。そしてオーディエンスからの歓声を受け、さらに綾小路は、“綾小路 翔<愛愛傘>後藤真希のシングル「Non stop love 夜露死苦!!」が100万枚売れなかったら後藤真希と付き合う”という宣言をはたそうと、ステージ上で交際宣言……を試みようとするところで後藤にスカされて、とにもかくにもミュージックビデオと同じド派手な特攻服を羽織って「Non stop love 夜露死苦!!」を披露した。
本編最後になるにつれて、後藤真希の求心力はこれまで以上に強くなる。「愛言葉」「足跡」で、髪を振り乱し、さらにゼブラ柄のコートをなびかせる姿からは、表現するならロックスターのような、恐ろしいまでのセクシーさと魅力が放出される。1万人の目を思わず釘付けにしてしまうパフォーマンスには、なぜ活動休止する必要があるのか疑問にさえ思ってしまうほどだ。
◆後藤真希 画像@2011.12.04<G-Emotion FINAL ~for you~>、マスコミに配られたコメント全文
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12月4日、前日の雨模様が嘘のように、文字通り雲ひとつない晴天。まさに、“チャキチャキの江戸っ子にして生粋の晴女娘”後藤真希らしい、見事な空。
「後藤真希が見たい、後藤真希のライヴ」という今回の<G-Emotion FINAL ~for you~>。一体誰がこれから数時間の間に起こる出来事を想像できたであろうか。夢のような話だが、これは夢ではない。あまりに非現実的過ぎて、ファンが口にするのをためらうほどの夢物語を、この娘はオーディエンスの目の前で、創り上げてしまったのだ。
高橋愛や吉川友、里田まい、柴田あゆみなど、アップフロント時代の後輩も姿を見せた公演は、<G-Emotion FINAL>と銘打っているとおり、これまでの<G-Emotion>の世界観を踏襲しながら、さらに新しい後藤真希を披露。それは本人曰く「私が見たかった後藤真希」。セクシーなごっちんからかっこいいごっちん、キュートなごっちんにプリティーなごっちん、そしてワイルドなごっちんからアイドルなごっちんまで、次から次にイメージを変える後藤真希が展開されていく。衣装だけでも全9パターン。魅せるダンスパートと聴かせるバラードパートが繰り返され、そして終盤に向けてファンと一緒に盛り上がっていく演出や、アシンメトリーなステージセットも、すべて彼女のこだわりによるものだ。
後藤真希とのしばしのお別れを惜しむかのように、昼と夜で1万人のオーディエンスが幕張メッセイベントホールに詰めかける。そして開演時間を少し過ぎて、ある曲がSEとして流れてくる。そう。QUEENの「One Vision」だ。後藤真希のライヴにおける開演前のSEとして特別な意味合いを持つこの曲が流れてきて、4年以上前から後藤真希を応援してきたファンを中心に、思わず歓声があがる。後藤真希は覚えていた。ファンは望んでいた。遠い記憶と2011年12月4日の幕張メッセイベントホールが一本の線でつながった瞬間、テンションは急速に高まっていく。本人の意向が大きく反映された楽曲で構成されたライヴが、いよいよ始まる。
スポットライトを浴びて、後藤真希がステージ中央に。幻想的な世界観をイメージし、光沢素材を盛り込んだ青いロングドレスを身にまとい、サファイアのような輝きを放つ後藤は、壮大なアレンジが施された「宝石」を静かに歌いはじめる。
序盤の「What is LOVE」「Lady-Rise」では、激しいダンスパフォーマンスを意識した、セクシーなレザーの上下でかっこ良さを存分に発揮する(上から羽織っていたロングコート内側のショッキングピンクは、後藤自身の希望によるものだ)。照明の光を反射して浮かび上がる引き締まった腕や腹筋からは、久々に2時間を超えるワンマンライヴということで、十分なトレーニングが行なっていたこともうかがえた。そして、長きにわたって後藤真希をサポートしてきたRYONRYONをはじめとしたダンサーズがバックを固めつつ、後藤真希はステージを展開。後藤個人にはもちろんだが、それ以上に、みんなで作り上げたステージ全体に、ただただ圧倒され、魅せられてしまう。
オフィシャルメールマガジンの中で、「皆は今までリリースした楽曲を聞き込んでくるべし。」と、ファンにライヴ前の心構えを伝えていた本当の意味がわかることになるのは、ライヴ前半に<Dance with me baby baby / 踊りましょうよ>と、彼女が歌い始めた時。そう、ライヴの流れに合わせてジャジーなアレンジが施された、まさかのソロ15枚目のシングル曲「ガラスのパンプス」だ。エイベックスへの移籍によって、ハロー!プロジェクト時代の作品を歌うことはないと思っていたファンから、一斉に驚嘆の声が上がる。そしてさらに往年のファンの歓喜は続く。「Queen Bee with BIGGA RAIJI」で、トロッコに乗ってアリーナ後方に設置されたステージに移動すると、今度はソロ7枚目のシングルで、ライヴでは常にコールで大盛り上がりだった「スクランブル」が。当時を彷彿とさせる大きな<Ah(Ah、Ah)人ごみに>や、「L・O・V・E・ラブリーごっちん!」の声に、思わず口を横に広げてにっこりとごっちんスマイル。“アイドルのごっちん”は、もしかしたら後藤からファンへのプレゼント。「後藤真希が見たかった後藤真希」である以上に、「ファンが見たかった後藤真希」だったのかもしれない。
もうひとつ、「誰かが見たかった後藤真希」の場面があった。「華詩 -hanauta-」では、センターステージが大きく上昇し、後藤はホールの中央で、ひときわ高いところに立つ。昼公演では、自身の母親のことを綴ったこの曲を歌い上げながら、感極まって思わず声を震わせる。そして涙をごまかすように、右耳のイヤモニに手を当てる癖。天に近い場所で、バックのスクリーンに映し出された星空を背に歌う後藤真希の姿は、きっと最愛のお母さんにも観えていたに違いない。
「今日はですね、ファイナルということでですね、ほんと最後の最後ですね。ファイナルのこの日のために、ために! スペシャルーなゲストが遊びに来てくれました。」
夜公演ではスペシャルゲストの綾小路翔が登場する。「後藤真希を愛する同士のみなさん、綾小路でございます。いやいや近い。近いよ! 後藤真希が近いよ! へそ近いよ!」と、綾小路はいつもの調子で会場を煽る。そしてオーディエンスからの歓声を受け、さらに綾小路は、“綾小路 翔<愛愛傘>後藤真希のシングル「Non stop love 夜露死苦!!」が100万枚売れなかったら後藤真希と付き合う”という宣言をはたそうと、ステージ上で交際宣言……を試みようとするところで後藤にスカされて、とにもかくにもミュージックビデオと同じド派手な特攻服を羽織って「Non stop love 夜露死苦!!」を披露した。
本編最後になるにつれて、後藤真希の求心力はこれまで以上に強くなる。「愛言葉」「足跡」で、髪を振り乱し、さらにゼブラ柄のコートをなびかせる姿からは、表現するならロックスターのような、恐ろしいまでのセクシーさと魅力が放出される。1万人の目を思わず釘付けにしてしまうパフォーマンスには、なぜ活動休止する必要があるのか疑問にさえ思ってしまうほどだ。
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