スタインバーグからアナログサウンドを再現するプラグイン「Yamaha Vintage Plug-In Collection」シリーズ
ヤマハは、Steinberg Media Technologies GmbH(以下スタインバーグ)との共同開発によるエフェクトプログラムのプラグインソフトウェア「Yamaha Vintage Plug-In Collection(ヤマハ・ビンテージ・プラグイン・コレクション)」シリーズ3製品を12月1日より発売する。
「Yamaha Vintage Plug-In Collection」シリーズは、往年の名機と呼ばれる機器のアナログ回路の特性を素子レベルでモデリングする技術「VCMテクノロジー」をDAWソフトウェアでも使用可能にするプラグインだ。
ヤマハは、「VCMテクノロジー」を応用し、ヤマハのデジタルミキシングコンソール「DM2000」などに高品位エフェクトプログラム「VCMエフェクト」を追加するソフトウェアパッケージ「ADD-ON EFFECTS」を2004年に発売している。この「VCMエフェクト」は、音楽的な温かみのあるサウンドが得られることから、現行の多くのデジタルミキサーにも搭載されているもの。さらに、スタインバーグ社が提唱する「VSTプラグイン」に「VCMテクノロジー」を応用した技術が、最前線で活躍するアナログ機材を開発してきたRupert Neve Designs社に認められ、2011年7月に「Porticoプラグイン」シリーズとして発売。アナログ機材の持つサウンドの深みや奥行きが、最新のDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェアの環境で得られるようになり、アーティストやエンジニアから高い評価を得ている。
そして、今回登場の「Yamaha Vintage Plug-In Collection」シリーズは、「ADD-ON EFFECTS」の中からエフェクトプログラムを厳選、「Porticoプラグイン」同様にプラグインソフトウェア化し、1970年代の温かく豊かなアナログサウンドをDAWソフトウェア上で再現するものとなっている。
往年のビンテージEQやコンプレッサーを再現した「Vintage Channel Strip」、オープンリールテープレコーダーの名機を再現した「Vintage Open Deck」、5つのビンテージギターエフェクターを再現したモデルをパッケージした「Vintage Stomp Pack」、合計3つのパッケージがラインアップされている。
すべてのプラグインは、VST3、VST2.4、AUフォーマットに対応し、スタインバーグ社の「Cubase」、「Nuendo」、「WaveLab」はもちろん、各フォーマットに対応する数多くのDAWソフトウェアでも動作する(VST2.4はWindowsのみ対応)。
各製品の概要は以下のとおり。
●1970年代のEQやコンプレッサーのサウンドを再現する「Vintage Channel Strip」
「Vintage Channel Strip」は、1970年代のスタジオやSRの現場で活躍したハードウェアEQやコンプレッサーのサウンドを再現する3種類のプラグイン。歴史的な名機のアナログ回路を忠実にモデリングした上で、トップレベルのエンジニアによって緻密な調整を施すことにより、シンプルかつ洗練されたインターフェースと高音質を兼ね揃えている。
・YAMAHA EQ 601 - THE VINTAGE SOUN EXPERIENCE
・COMPRESSOR 276 - CLASSIC STYLE COMPRESSION
・COMPRESSOR 260 - SOUND REINFORCEMENT OF THE LATE 70's
●オープンリールテープレコーダーの名機を再現した「Vintage Open Deck」
「Vintage Open Deck」は、オープンリールテープレコーダーの名機が持つアナログ回路、そしてテープの特性を「VCMテクノロジー」を用いて再現、1970年代から80年代にかけて製造された代表的なテープデッキ4種類のキャラクターをエミュレートしたプラグイン。
再現されたテープデッキは、Swiss'70、Swiss'78、Swiss'85、American'70の4種類。これらを録音デッキと再生デッキ個別に選択可能。また、緻密なテープマスタリング作業のために、自由度の高いパラメーター設定が可能。テープスピード、バイアス、EQ、ディストーションやサチュエーション特性に加えて、テープ状態も新旧から選ぶことができる。
●ビンテージギターエフェクターを再現した「Vintage Stomp Pack」
「Vintage Stomp Pack」は、人気の高い1970年代の5つのギターエフェクターを再現するプラグイン。以下の3種のフェイザーとフランジャー、ワウを収録する。「VCMテクノロジー」によるビンテージアナログエフェクトの温かく豊かなサウンドとエフェクトペダルそのままの操作しやすいインターフェースとを両立している。
・MAX100
・DUAL PHASER
・VINTAGE PHASER
・VINTAGE FLANGER
・VINTAGE WAH
◆Vintage Channel Strip
価格:オープン
◆Vintage Open Deck
価格:オープン
◆Vintage Stomp Pack
価格:オープン
発売日:2011年12月1日
◆Yamaha Vintage Plug-In Collection 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
「Yamaha Vintage Plug-In Collection」シリーズは、往年の名機と呼ばれる機器のアナログ回路の特性を素子レベルでモデリングする技術「VCMテクノロジー」をDAWソフトウェアでも使用可能にするプラグインだ。
ヤマハは、「VCMテクノロジー」を応用し、ヤマハのデジタルミキシングコンソール「DM2000」などに高品位エフェクトプログラム「VCMエフェクト」を追加するソフトウェアパッケージ「ADD-ON EFFECTS」を2004年に発売している。この「VCMエフェクト」は、音楽的な温かみのあるサウンドが得られることから、現行の多くのデジタルミキサーにも搭載されているもの。さらに、スタインバーグ社が提唱する「VSTプラグイン」に「VCMテクノロジー」を応用した技術が、最前線で活躍するアナログ機材を開発してきたRupert Neve Designs社に認められ、2011年7月に「Porticoプラグイン」シリーズとして発売。アナログ機材の持つサウンドの深みや奥行きが、最新のDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェアの環境で得られるようになり、アーティストやエンジニアから高い評価を得ている。
そして、今回登場の「Yamaha Vintage Plug-In Collection」シリーズは、「ADD-ON EFFECTS」の中からエフェクトプログラムを厳選、「Porticoプラグイン」同様にプラグインソフトウェア化し、1970年代の温かく豊かなアナログサウンドをDAWソフトウェア上で再現するものとなっている。
往年のビンテージEQやコンプレッサーを再現した「Vintage Channel Strip」、オープンリールテープレコーダーの名機を再現した「Vintage Open Deck」、5つのビンテージギターエフェクターを再現したモデルをパッケージした「Vintage Stomp Pack」、合計3つのパッケージがラインアップされている。
すべてのプラグインは、VST3、VST2.4、AUフォーマットに対応し、スタインバーグ社の「Cubase」、「Nuendo」、「WaveLab」はもちろん、各フォーマットに対応する数多くのDAWソフトウェアでも動作する(VST2.4はWindowsのみ対応)。
各製品の概要は以下のとおり。
●1970年代のEQやコンプレッサーのサウンドを再現する「Vintage Channel Strip」
「Vintage Channel Strip」は、1970年代のスタジオやSRの現場で活躍したハードウェアEQやコンプレッサーのサウンドを再現する3種類のプラグイン。歴史的な名機のアナログ回路を忠実にモデリングした上で、トップレベルのエンジニアによって緻密な調整を施すことにより、シンプルかつ洗練されたインターフェースと高音質を兼ね揃えている。
・YAMAHA EQ 601 - THE VINTAGE SOUN EXPERIENCE
・COMPRESSOR 276 - CLASSIC STYLE COMPRESSION
・COMPRESSOR 260 - SOUND REINFORCEMENT OF THE LATE 70's
●オープンリールテープレコーダーの名機を再現した「Vintage Open Deck」
「Vintage Open Deck」は、オープンリールテープレコーダーの名機が持つアナログ回路、そしてテープの特性を「VCMテクノロジー」を用いて再現、1970年代から80年代にかけて製造された代表的なテープデッキ4種類のキャラクターをエミュレートしたプラグイン。
再現されたテープデッキは、Swiss'70、Swiss'78、Swiss'85、American'70の4種類。これらを録音デッキと再生デッキ個別に選択可能。また、緻密なテープマスタリング作業のために、自由度の高いパラメーター設定が可能。テープスピード、バイアス、EQ、ディストーションやサチュエーション特性に加えて、テープ状態も新旧から選ぶことができる。
●ビンテージギターエフェクターを再現した「Vintage Stomp Pack」
「Vintage Stomp Pack」は、人気の高い1970年代の5つのギターエフェクターを再現するプラグイン。以下の3種のフェイザーとフランジャー、ワウを収録する。「VCMテクノロジー」によるビンテージアナログエフェクトの温かく豊かなサウンドとエフェクトペダルそのままの操作しやすいインターフェースとを両立している。
・MAX100
・DUAL PHASER
・VINTAGE PHASER
・VINTAGE FLANGER
・VINTAGE WAH
◆Vintage Channel Strip
価格:オープン
◆Vintage Open Deck
価格:オープン
◆Vintage Stomp Pack
価格:オープン
発売日:2011年12月1日
◆Yamaha Vintage Plug-In Collection 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事の関連情報
【インタビュー】「演奏データを未来へ残す」という、規格外れのヤマハのイノベーション
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話033「ライブの真空パック」
【俺の楽器・私の愛機】1689「公立高校への進学を条件に」
Guild、トラベルサイズのアコースティックギター『TRAVELER』が登場
ヤマハ、アコギのフラッグシップモデルにコンサートスタイルが登場
2024年の楽器・作品・プレイヤー」を決定する<楽器店大賞 2024>スタート
島村楽器、ヤマハ電子ピアノ『SCLP-8450』『SCLP-8350』のオリジナルカラーを9/5発売
【俺の楽器・私の愛機】1622「ヴィンテージ」
【俺の楽器・私の愛機】1619「母に借金して買ったレブスター」