アーロン・カーター、オフ・ブロードウェイで主役デビュー
かつてティーンのポップ・スターとして一躍人気者となったアーロン・カーターが、11/7の晩にオフ・ブロードウェイのミュージカル『ザ・ファンタスティックス』の主人公マット役としてデビューを飾った。ショーはNYのオブ・ブロードウェイにあるスナップル・シアター・センターでロングラン公演が行われる。
10年前の2001年、カーターはミュージカル『セウシカル』でブロードウェイ・デビューを飾ったが、この時の役は助演だった。そして10年後、今度はオフ・ブロードウェイで主役を務めることになったカーターは、「リハーサルのプロセスはすごく熱気があり、すべての経験がマットを演じるにあたって大きな勉強になった」とコメントし、次のような言葉を続けている。
「プロセスは以前の作品の時とはすごく違っていて、この2週間は特にヴォーカルや発声法などに力を入れていたよ。だからショーを見に来るお客さんは、きっと僕の声だって気づかないかもしれない。そのくらい声が変化していて、まるでジェリー・オーバックかフランク・シナトラといった感じの声になってるよ。この声の変化を、僕はすごくクールだと思ってるんだ」。
カーターは、かつてポップ・スターとして「オー、アーロン」、「ザッツ・ハウ・アイ・ビート・シャック」、「アーロンズ・パーティー(カム・ゲット・イット)」といったヒット曲を連発し、セカンド・アルバムは2001年に全米アルバム・チャートで最高位4位まで上昇した。そんな彼も、今年1月に南カリフォルニアのリハビリ施設に入所するという苦い経験をし、2月に退所してからは新たな人生を歩き始めている。
来年1月半ばまで上演が決まっている今回のミュージカルの主役に続き、ニュー・アルバムの計画も温めているようで、今後の更なる活躍に注目したい。
◆ニュース提供:ビルボード
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