ニック・カーターとバックストリート・ボーイズ、弟アーロンを追悼
アーロン・カーターの訃報を受け、兄のニックが追悼メッセージを発表した。アーロンは11月5日、米ロサンゼルスにある自宅で亡くなっているのが発見された。34歳だった。
◆追悼メッセージ
バックストリート・ボーイズのツアーで英国滞在中のニックは、子供のときの兄弟の写真をインスタグラムに投稿し、「僕の心は引き裂かれている。弟と僕の関係は複雑ではあったものの、僕の彼への愛が消えることはなかった。僕は、彼がいつか健全な道を歩みたいと思い、心底必要としていた助けを見出せるようにとの望みをずっと抱き続けていた。僕らは喪失に対し、誰かや何かのせいにしたくなるときがあるが、実際のところ、ここでは依存症と精神疾患が真の元凶だ。みんなが想像する以上に、僕はこの先、弟のことを恋しく思う。Chizz、愛してる。君はようやく、この世界では得られなかった平安を手にすることができた……。ベイビー・ブラザー、愛してる」と哀悼した。
バックストリート・ボーイズは、アーロンが亡くなった翌日(6日)開いたロンドン公演で、アーロンの姿をスクリーンに映し出して「彼は僕らのファミリーの一員だった」と偲び、「次の曲は僕らの弟アーロン・カーターへ捧げる」と、「Breathe」をパフォーマンスしたという。
アーロンは1997年、9歳で歌手デビューし、2000年にリリースしたセカンド・アルバム『Aaron's Party (Come Get It)』はアメリカで300万枚を超えるヒットとなった。しかし、近年は薬物依存症やメンタルヘルスの問題を抱え、兄や姉との関係も悪化していた。
ニックは、2012年には妹レスリーを25歳で亡くしている。
Ako Suzuki
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