デイヴ・グロール、1993年にニルヴァーナ脱退を表明していた

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ニルヴァーナは1994年、フロントマン、カート・コバーンの自殺により活動を停止したが、デイヴ・グロール(Dr)はその前年、バンド脱退を考えたことがあったという。今週、英国で出版される彼のバイオグラフィ『This Is A Call: The Life And Times Of Dave Grohl』の中で明かされた。

カートにドラム・プレイを批判されたことが原因だったらしい。デイヴは、シアトルからLAへ向かうフライトの中でカートの会話を小耳にはさんだという。「カートはメチャクチャだった。それに、俺がどれだけ酷いドラマーかって話しているのが聞こえた」 そしてフライトが到着したとき、クリス・ノヴォセリック(B)から、カートは(バンドに一時加入した)ダン・ピーターズのようにプレイして欲しいと思っていると言われたそうだ。

ここで怒りが爆発したらしい。デイヴはすぐにツアー・マネージャーに電話を入れたという。「俺はただ音楽がプレイしたいんだ、こんなクレイジーなことに巻き込まれたくないって言ったんだ」

幸いなことに、マネージャーがなんとかデイヴを落ち着かせることに成功し、バンドは難を逃れたという。

『This Is A Call: The Life And Times Of Dave Grohl』は、『Kerrang!』の元編集長ポール・ブラニガンが執筆。名編集長だった彼だけに、興味深い話を聞き出しているのではないだろうか。

Ako Suzuki, London

◆BARKS洋楽チャンネル
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