尺八+チェロ+ピアノのインスト・ユニット、KOBUDO -古武道-が加藤登紀子と共演

ポスト

ニュー・アルバム『イツクシミ』を8月24日にリリースしたKOBUDO -古武道-が、その発売記念プレミアム・ライヴを9月13日(火)玉川高島屋S・C アレーナ・ホールで開催した。

KOBUDO -古武道-は、尺八の藤原道山、チェロの古川展生、ピアノの妹尾武の3人からなるインストゥルメンタル・ユニット。しかし最新アルバム『イツクシミ』では、生命の尊さを歌い上げ“言葉でなければ伝わらないもの”を表現するべく、加藤登紀子、今井美樹、夏川りみ、林美智子、上間綾乃という5人のヴォーカリストをフィーチャーして制作した。

そして13日のライヴには、加藤登紀子がゲストとして登場。加藤が出演することは当日まで伏せられていたため、加藤がステージに呼び込まれると会場を埋めた200人のファンからは大きなざわめきが起こり、大歓声で迎え入れられた。

アルバム中でも加藤が歌った「絆 ki・zu・na」と「命結~ぬちゆい~」の2曲を加藤と共演した他、全10曲を演奏したこの日。KOBUDO -古武道-との共演について加藤は、「2004年に妹尾さんに曲を書いてもらって、それからのお付き合いで、いつも決定的な瞬間にお会いしている気がします。今年は震災があり、『絆』と言う曲は重いテーマの曲なので、いつでも歌える曲ではないと思うのですが、今こそ歌い直す時だと感じて今回レコーディングしました。被災地にも行き、見たり聞いたりした色々な想いを込めて歌いたい」と決意を語った。

また、妹尾も「元々、人の命や死に向き合った作品を作ろうと進めていた所に震災があり、この時期だからこそ作らなければいけないアルバムだと思って、制作しました。新しいチャレンジにもなっているので、是非聞いて下さい」とアピールしていた。

KOBUDO -古武道-は、10月1日(土)まつもと市民芸術館 主ホールを皮切りに、アルバム発売記念ツアーを全国7カ所で開催。このツアーにもアルバムに参加したヴォーカリストたちが参加する予定だという。

<KOBUDO -古武道- 「PREMIUM LIVE」>セットリスト
M1 翼
M2 生命の光
M3 花火のあと
M4 夏の日
M5 薄暮の鐘
M6 イツクシミ
M7 絆 ki-zu-na (with 加藤登紀子)
M8 命結~ぬちゆい~ (with 加藤登紀子)
M9 地平を航る風
ENCORE
M10 百花繚乱


『イツクシミ』
COCQ-84921 ¥2,500(tax in)
2011年8月24日発売
(ヴォーカル入り5曲+インスト5曲=全10曲収録)
1. 絆 ki・zu・na 歌:加藤登紀子
2. 生命(いのち)の光 ~ドラマ「チームバチスタの栄光」より
3. 瑠璃色の地球 歌:夏川りみ 
4. 花火のあと~ドラマ「少年時代」劇中曲より
5. 夏の日 歌:今井美樹
6. HOPE AT SUNRISE
7. イツクシミ 歌:上間綾乃 
8. 薄暮の鐘
9. 地平を航る風に
10. 翼 歌:林美智子

<KOBUDO -古武道- ~尺八・チェロ・ピアノコンサート~『イツクシミ』>
10/ 1(土) 長野・まつもと市民芸術館 主ホール  
10/18(土) 大分・パトリア日田 大ホール(やまびこ)
10/21(金) 愛知・アートピアホール
10/22(土) 兵庫・神戸新聞松方ホール
10/23(日) 東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
10/28(金) 北海道・札幌コンサートホールKitara 小ホール
11/ 2(水) 福岡・アクロス福岡 イベントホール

◆オフィシャル・サイト
この記事をポスト

この記事の関連情報