ヤマハ、シンセ&iPhoneアプリも多数登場、小室哲哉も参加の<Yamaha & Steinberg EXPO 2011>イベントレポート
7月30日、東京・青山スパイラルホールでヤマハ主催のイベント<Yamaha & Steinberg EXPO 2011>が開催された。プロミュージシャンによるセミナーやライブセッション、最新シンセサイザーやソフトウェア、iPhoneアプリの展示など盛りだくさんの内容となった。
会場は最新シンセやプラグインを展示するスペースと、セミナーやライブセッションが行われるホールで構成。展示スペースには、ヤマハのシンセサイザーのラインナップが実際に演奏できる状態でスタンバイ。SteinbergのCubaseをはじめとするソフトウェアやオーディオインターフェイスなども音が出せるようになっている。また、iPhone/iPod touch用MIDIインターフェースi-MX1とともにiPhone/iPod touchアプリも多数展示。さらにヤマハ以外のソフトウェアが展示されるサードパーティが参加するVST Plugin ZONEも設けられていた。
ホールではnishi-ken、NOBU-K、Gakushi、DE DE MOUSEらトップアーティストによるステージやヤマハのスペシャリストによるセミナーを実施。さらに小室哲哉によるトーク&ライブも行われ多くの来場者を魅了した。
■シンセサイザーはフルラインナップ
5月に発売されたばかりのシンセサイザーMOXをはじめ、フラッグシップモデルのMOTIF XFをはじめとするシンセ、ステージピアノのCPシリーズなどが勢ぞろい。その多くはi-MX1とiPadとともに展示されていたのが印象的。シンセのエディターやアルペジエーター、キーボード&ドラムパッド、フェーダーなどのアプリによりシンセのコントロールが可能なことをアピールしていた。
▲最新モデルのMOX 6/8、フラッグシップモデルのMOTIF XF、ステージピアノCPシリーズの各モデルがずらり。試奏の人気は88鍵モデルに集中。
▲プレーヤーズシンセS90 XS&S70 XS、エントリー向けのMM6/8もラインナップ。シンセの隣にはiPad+i-MX1で動作するiPadアプリをセッティング(画面はDrum Pad)。
■iPhone関連も充実
登場したばかりのMIDIインターフェースi-MX1を中心に、iPhone/iPod touch/iPad用アプリが多数展示されていたのも本イベントの大きなトピック。MIDI機器のコントロールするアプリをはじめ、TENORI-ONのiOS版「TNR-i」も大きな注目を集めていた。また、ヤマハの技術系の部門Y2 PROJECTからも多数エントリーしている。
▲多数のiPadとともにiOSアプリを展示。写真中央はTNR-i。Y2 PROJECTのコーナーにはVOCALOID3がWindowsマシンで操作できる状態でひっそり展示。
「sonote(ソノート)」は、「グッとくる音を直感的に扱うための技術」。展示されていたアプリ「Sonote Player」はiPhone内の楽曲からグッとくる音を抽出、iTunesライブラリ内のほかの楽曲から似たような音を検出してカンタンにマッシュアップできるというユニークなアプリ。切り刻まれたループの一部分を、自動で抽出された別の曲の音と差し替えて新たなループが作れる。CubaseのLoopMashを思わせる見た目だが、ほかの楽曲を自動で組み合わせられるのがおもしろいところ。リリースは未定とのこと。技術の詳細はリンク(http://www.y2lab.com/jp/technology/sonote.html)から。
「Piano Diary」は、i-MX1とピアノをつないで演奏を記録、再生、さらにYouTubeにアップロードまでできるというアプリ。イベント前日にリリースされたアプリで、演奏データはMIDIで記録されるが、再生は内蔵ソフトシンセでiPhoneだけでも可能。YouTubeへのアップロードはヤマハのサーバーを介し、iPhoneで撮影した写真とともにスライドショーのムービーにレンダリングされた状態でアップされる。ピアノのレッスンがモチベーションをもって楽しくできるアプリだ。
▲ピアノとセッティングされたPiano Diary。記録はワンタッチ、記録した日時はカレンダー表示で一目でチェックできる。YouTubeには演奏をBGMにしたスライドショーがアップロードされる。
ネットワーク越しにセッションができる「NETDUETTO(ネットデュエット)」のデモンストレーションも多くの観客を集めたもののひとつ。青山の会場と渋谷のスタジオを光回線でつないでのセッションが実演された。会場では2台のパソコンを使い、一方はMacでNETDUETTO、もう一方はWindowsでCubaseを走らせる。Cubaseのバックトラックに合わせて渋谷側がギターを弾いてその音をCubaseで録音する。この遠隔地でのセッションとは思えないスムースなやりとりは多くの来場者を驚かせていた。
■Cubase関連
パソコン関連ではCubase 6シリーズとともに各種インターフェースやソフトウェアを展示。サンプラー&バーチャルアナログも搭載したシンセ「HALion 4」のほか、「NUENDO 5」やVCMテクノロジーによるルパート・ニーブのプラグインなども用意された。また、ヤマハの専門スタッフが来場者に対応するプロダクトサポートデスクも相談する人でにぎわっていた。
▲CubaseシリーズはコントローラーのCC121、iPad、オーディオインターフェースMR816CSXやMIDI鍵盤のKX25とともにまさにフル装備でセッティング。写真右はプロダクトサポートデスク。
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会場は最新シンセやプラグインを展示するスペースと、セミナーやライブセッションが行われるホールで構成。展示スペースには、ヤマハのシンセサイザーのラインナップが実際に演奏できる状態でスタンバイ。SteinbergのCubaseをはじめとするソフトウェアやオーディオインターフェイスなども音が出せるようになっている。また、iPhone/iPod touch用MIDIインターフェースi-MX1とともにiPhone/iPod touchアプリも多数展示。さらにヤマハ以外のソフトウェアが展示されるサードパーティが参加するVST Plugin ZONEも設けられていた。
ホールではnishi-ken、NOBU-K、Gakushi、DE DE MOUSEらトップアーティストによるステージやヤマハのスペシャリストによるセミナーを実施。さらに小室哲哉によるトーク&ライブも行われ多くの来場者を魅了した。
■シンセサイザーはフルラインナップ
5月に発売されたばかりのシンセサイザーMOXをはじめ、フラッグシップモデルのMOTIF XFをはじめとするシンセ、ステージピアノのCPシリーズなどが勢ぞろい。その多くはi-MX1とiPadとともに展示されていたのが印象的。シンセのエディターやアルペジエーター、キーボード&ドラムパッド、フェーダーなどのアプリによりシンセのコントロールが可能なことをアピールしていた。
▲最新モデルのMOX 6/8、フラッグシップモデルのMOTIF XF、ステージピアノCPシリーズの各モデルがずらり。試奏の人気は88鍵モデルに集中。
▲プレーヤーズシンセS90 XS&S70 XS、エントリー向けのMM6/8もラインナップ。シンセの隣にはiPad+i-MX1で動作するiPadアプリをセッティング(画面はDrum Pad)。
■iPhone関連も充実
登場したばかりのMIDIインターフェースi-MX1を中心に、iPhone/iPod touch/iPad用アプリが多数展示されていたのも本イベントの大きなトピック。MIDI機器のコントロールするアプリをはじめ、TENORI-ONのiOS版「TNR-i」も大きな注目を集めていた。また、ヤマハの技術系の部門Y2 PROJECTからも多数エントリーしている。
▲多数のiPadとともにiOSアプリを展示。写真中央はTNR-i。Y2 PROJECTのコーナーにはVOCALOID3がWindowsマシンで操作できる状態でひっそり展示。
「sonote(ソノート)」は、「グッとくる音を直感的に扱うための技術」。展示されていたアプリ「Sonote Player」はiPhone内の楽曲からグッとくる音を抽出、iTunesライブラリ内のほかの楽曲から似たような音を検出してカンタンにマッシュアップできるというユニークなアプリ。切り刻まれたループの一部分を、自動で抽出された別の曲の音と差し替えて新たなループが作れる。CubaseのLoopMashを思わせる見た目だが、ほかの楽曲を自動で組み合わせられるのがおもしろいところ。リリースは未定とのこと。技術の詳細はリンク(http://www.y2lab.com/jp/technology/sonote.html)から。
「Piano Diary」は、i-MX1とピアノをつないで演奏を記録、再生、さらにYouTubeにアップロードまでできるというアプリ。イベント前日にリリースされたアプリで、演奏データはMIDIで記録されるが、再生は内蔵ソフトシンセでiPhoneだけでも可能。YouTubeへのアップロードはヤマハのサーバーを介し、iPhoneで撮影した写真とともにスライドショーのムービーにレンダリングされた状態でアップされる。ピアノのレッスンがモチベーションをもって楽しくできるアプリだ。
▲ピアノとセッティングされたPiano Diary。記録はワンタッチ、記録した日時はカレンダー表示で一目でチェックできる。YouTubeには演奏をBGMにしたスライドショーがアップロードされる。
ネットワーク越しにセッションができる「NETDUETTO(ネットデュエット)」のデモンストレーションも多くの観客を集めたもののひとつ。青山の会場と渋谷のスタジオを光回線でつないでのセッションが実演された。会場では2台のパソコンを使い、一方はMacでNETDUETTO、もう一方はWindowsでCubaseを走らせる。Cubaseのバックトラックに合わせて渋谷側がギターを弾いてその音をCubaseで録音する。この遠隔地でのセッションとは思えないスムースなやりとりは多くの来場者を驚かせていた。
■Cubase関連
パソコン関連ではCubase 6シリーズとともに各種インターフェースやソフトウェアを展示。サンプラー&バーチャルアナログも搭載したシンセ「HALion 4」のほか、「NUENDO 5」やVCMテクノロジーによるルパート・ニーブのプラグインなども用意された。また、ヤマハの専門スタッフが来場者に対応するプロダクトサポートデスクも相談する人でにぎわっていた。
▲CubaseシリーズはコントローラーのCC121、iPad、オーディオインターフェースMR816CSXやMIDI鍵盤のKX25とともにまさにフル装備でセッティング。写真右はプロダクトサポートデスク。
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