ビョーク、マルチメディア・プロジェクト『バイオフィリア』始動
ビョークが9月26日にニュー・アルバム『バイオフィリア』をリリースすることが明らかになった。自然+音楽を最新のテクノロジーを通じて伝えるという革命的な作品となっており、プロデュースはビョーク自身によるものという。
◆「Cyrstalline」PV映像
そもそも『バイオフィリア』とは、ビョークが進めるマルチメディア・プロジェクトで、アルバム、アプリ、ウェブサイト、カスタム・メイドされた楽器、ライヴ、教育的なワークショップといった様々な要素で構成されているものだという。今回発表されたアルバムも、プロジェクトの一部に過ぎない。
ビョークは、アプリ開発者、科学者、作家、発明家、ミュージシャン、楽器製作者との共同作業を通じて、宇宙…その物理的な力、特に音楽、自然、テクノロジーが出会う場所として、マルチ・メディア的な探検を創作しているのだとか。このプロジェクト『バイオフィリア』は、原子から宇宙まで、音楽的構造と自然現象の間にある関係性の探求よりインスパイアされたものという。ふむ。
今回発表されたのは、iPad/iPhone/iPad/iPod touch用のバイオフィリア・アプリと、アルバムからのシングル「Cosmogony」「Crystalline」の2曲。そしてビョークの長年のコラボレーターであり、革新的なディレクターであるミシェル・ゴンドリーにより製作された「Cyrstalline」のミュージック・ビデオである。これらは全て『バイオフィリア』プロジェクトの一部となるものだ。
『バイオフィリア』は大きく5つの要素で構成されている。アルバム、アプリ、ライブ、ドキュメンタリー、ウェブだ。以下にオフィシャルからのアナウンスをお伝えしよう。
1.ALBUM
『バイオフィリア』は10曲を収録したスタジオ・アルバムの形で、デジタル、そしてフィジカルで9月26日にリリース予定されている。収録楽曲は、自然界をテーマにしてかかれたもの。このアルバムは、ビョーク自身によりプロデュースされている(これらの楽曲は、『バイオフィリア』アプリにも収録されてはいるが、教育、そしてゲームを目的としたものとなっているため、アプリ版は必要最低限のものだけを装備した形の収録となっており、ミックスは、ダミアン・テイラーとビョークによって行われていた)。フィジカルは、5つのVersionでのリリースが予定されている。独特なジュエル・ケースとデジパック、そしてアナログでのリリースに加え、2つのカスタム・メイド・エディションがリリースされる、これら「バイオフィリア・マニュアル」は、48ページのハードカバーブック形式で、リリース、そして、「マニュアル」版(48ページのハードカバーブック形式)と、10個のクロムの音叉(これらは、それぞれの楽曲を象徴するものである)が、ラッカー塗装されたオーク材のボックス(蝶番でふたがつながれ開け閉めできる)に収納されている「完全版」としてリリースされる。(日本盤仕様は未定、後日詳細発表)
2.APP
今後発売が予定されているイン・アプリのプラットフォームアプリとして、『バイオフィリア』アプリの配布が開始された。アルバムの発売に向け、随時販売されていくアプリに先駆け、『バイオフィリア』のアプリ・プロジェクトの紹介や、インタラクティブな要素、そして初のオーディオビジュアルを含んだフリー・アプリ「Cosmogony」が配布。続くオーディオビジュアルは、「Crystalline」をFeatureしたもので、イン・アプリとして購入可能。
各アプリはそれぞれ(楽曲と関連性のある)テーマを持ち、音楽的な要素を兼ね備える。各アプリのコンテンツは次のようなものを含む:楽曲の科学的かつ音楽的な題材に基づいたインタラクティブなゲーム、楽曲のミュージカル・アニメーション、アニメーション化されたスコア、歌詞、そして学術論文など。ゲームはその楽曲の音楽的な要素を操ることによって自分のバージョンを創りながら様々な音楽的機能を学ぶことが出来る。ミュージカル・アニメーションとアニメーション化されたスコアは、伝統的な方法と革新的な方法で視覚的に音楽を描くことが出来る。学術論文は各楽曲、各アプリのテーマが音楽的にどの様に実現したかを解説する。
『バイオフィリア』のアプリは、ビョークが自身の手で選定した今日業界において大活躍している革新的な10人によって構成されたメンバーによって開発された。このチームはScott Snibbe StudioというGraviluxやBubble Harpの様なベストセラーのアプリのクリエーターが指揮、Sim CityやTouchPress(ElementsやSolar Systemの様な大ヒットアプリの開拓デザイナー)のクリエーター、数々のアウォード受賞歴のあるデザイナー達、アニメーター、プログラミングや暗号化のエキスパート達によって構成されている。
『バイオフィリア』アプリは、無料でhttp://itunes.com/apps/biophiliaから手に入れることができる(プラットフォームとなるアプリのみ無料)。
3. LIVE SHOWS
『バイオフィリア』のライヴは、6月30日にマンチェスター・インターナショナル・フェスティバルで初めて公開され、その後、3年にわたり8つの都市で6週間におよぶレジデンシー・スタイルのライヴとして実施が予定されている。それぞれの都市で、ビョークは1週間に2回『バイオフィリア』のパフォーマンスを実施する際にアプリを使用しながらカスタムメイドの楽器を演奏し、アプリの中にいる様な気分にさせる環境を創る予定だ。1週間の残りの日においては、会場で、現地の学校とコラボレーションをして様々な音楽授業が実施される。
ビョークはこのツアーのためにとてもユニークな楽器を発注した。これらの楽器を創ったチーム中にはイギリスの発明家や、アイスランドのオルガン職人、MIT Media Lab卒業者等がいる。これらの楽器の中には4つの3mの振り子ハープが含まれており、振り子の揺れでストリングを引っ張るという動作により、楽曲の重力という題材を描写するという。その他Sharpsichordという3mの巨大手押しオルゴール、midiによってコントロールされているパイプオルガン、セレスト(ブロンズで出来たガムラン・バーで出来たもの)、ツイン・ミュージカル・テスラコイル、ハング演奏者、アウォード受賞歴のあるアイスランド人女性の24ピース合唱団が含まれる。『バイオフィリア』のライヴは伝統的なライヴ会場でなく、特別に選ばれた場所やミュージーアム等においてとり行なわれる。また、ビョークは観客に親密感を体験してもらう為に、ステージから観客席の距離を6m以下、キャパシティは2,000人以下の会場のみでパフォーマンスを行う予定としている。
4. DOCUMENTARY
90分に及ぶ『バイオフィリア』プロジェクトのドキュメンタリーがPulse Filmsによって撮影されている。このドキュメンタリーによってビョークのこのプロジェクトに向けて様々な要素を積み重ねてゆく創造性に溢れたプロセスが観ることが出来る。ビョークのライヴ・リハーサル時の様子、スタジオでアルバム制作している様子、観察的な視点で撮られた映像、インタビューやこのプロジェクトが如何にして思い付かれ、実現に至ったかのデモンストレーションが収録されている。そして、このドキュメンタリーのクライマックスはビョークのプロジェクトが明らかになったマンチェスター・インターナショナル・フェスティバルにおける『バイオフィリア』のプレミア・ライヴ・パフォーマンスだ。ドキュメンタリーは『バイオフィリア』キャンペーンの後半に放映される予定。
5. WEBSITE
ビョークのオフィシャル・サイトwww.bjork.comは、『バイオフィリア』のために、最新のHYML5を利用して、リニューアルされた。このサイトは、動画やインタラクティブなアプローチが実施されており、『バイオフィリア』のすべての情報の中心地として機能するよう制作されている。
『バイオフィリア』
2011年9月下旬発売(海外9/26発売)
「COSMOGONY」「CRYSTALLINE」
先行シングルとしてiTunesにて好評発売中
「バイオフィリア」アプリ
iTunesにて発売中
◆ビョーク・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
◆「Cyrstalline」PV映像
そもそも『バイオフィリア』とは、ビョークが進めるマルチメディア・プロジェクトで、アルバム、アプリ、ウェブサイト、カスタム・メイドされた楽器、ライヴ、教育的なワークショップといった様々な要素で構成されているものだという。今回発表されたアルバムも、プロジェクトの一部に過ぎない。
ビョークは、アプリ開発者、科学者、作家、発明家、ミュージシャン、楽器製作者との共同作業を通じて、宇宙…その物理的な力、特に音楽、自然、テクノロジーが出会う場所として、マルチ・メディア的な探検を創作しているのだとか。このプロジェクト『バイオフィリア』は、原子から宇宙まで、音楽的構造と自然現象の間にある関係性の探求よりインスパイアされたものという。ふむ。
今回発表されたのは、iPad/iPhone/iPad/iPod touch用のバイオフィリア・アプリと、アルバムからのシングル「Cosmogony」「Crystalline」の2曲。そしてビョークの長年のコラボレーターであり、革新的なディレクターであるミシェル・ゴンドリーにより製作された「Cyrstalline」のミュージック・ビデオである。これらは全て『バイオフィリア』プロジェクトの一部となるものだ。
『バイオフィリア』は大きく5つの要素で構成されている。アルバム、アプリ、ライブ、ドキュメンタリー、ウェブだ。以下にオフィシャルからのアナウンスをお伝えしよう。
1.ALBUM
『バイオフィリア』は10曲を収録したスタジオ・アルバムの形で、デジタル、そしてフィジカルで9月26日にリリース予定されている。収録楽曲は、自然界をテーマにしてかかれたもの。このアルバムは、ビョーク自身によりプロデュースされている(これらの楽曲は、『バイオフィリア』アプリにも収録されてはいるが、教育、そしてゲームを目的としたものとなっているため、アプリ版は必要最低限のものだけを装備した形の収録となっており、ミックスは、ダミアン・テイラーとビョークによって行われていた)。フィジカルは、5つのVersionでのリリースが予定されている。独特なジュエル・ケースとデジパック、そしてアナログでのリリースに加え、2つのカスタム・メイド・エディションがリリースされる、これら「バイオフィリア・マニュアル」は、48ページのハードカバーブック形式で、リリース、そして、「マニュアル」版(48ページのハードカバーブック形式)と、10個のクロムの音叉(これらは、それぞれの楽曲を象徴するものである)が、ラッカー塗装されたオーク材のボックス(蝶番でふたがつながれ開け閉めできる)に収納されている「完全版」としてリリースされる。(日本盤仕様は未定、後日詳細発表)
2.APP
今後発売が予定されているイン・アプリのプラットフォームアプリとして、『バイオフィリア』アプリの配布が開始された。アルバムの発売に向け、随時販売されていくアプリに先駆け、『バイオフィリア』のアプリ・プロジェクトの紹介や、インタラクティブな要素、そして初のオーディオビジュアルを含んだフリー・アプリ「Cosmogony」が配布。続くオーディオビジュアルは、「Crystalline」をFeatureしたもので、イン・アプリとして購入可能。
各アプリはそれぞれ(楽曲と関連性のある)テーマを持ち、音楽的な要素を兼ね備える。各アプリのコンテンツは次のようなものを含む:楽曲の科学的かつ音楽的な題材に基づいたインタラクティブなゲーム、楽曲のミュージカル・アニメーション、アニメーション化されたスコア、歌詞、そして学術論文など。ゲームはその楽曲の音楽的な要素を操ることによって自分のバージョンを創りながら様々な音楽的機能を学ぶことが出来る。ミュージカル・アニメーションとアニメーション化されたスコアは、伝統的な方法と革新的な方法で視覚的に音楽を描くことが出来る。学術論文は各楽曲、各アプリのテーマが音楽的にどの様に実現したかを解説する。
『バイオフィリア』のアプリは、ビョークが自身の手で選定した今日業界において大活躍している革新的な10人によって構成されたメンバーによって開発された。このチームはScott Snibbe StudioというGraviluxやBubble Harpの様なベストセラーのアプリのクリエーターが指揮、Sim CityやTouchPress(ElementsやSolar Systemの様な大ヒットアプリの開拓デザイナー)のクリエーター、数々のアウォード受賞歴のあるデザイナー達、アニメーター、プログラミングや暗号化のエキスパート達によって構成されている。
『バイオフィリア』アプリは、無料でhttp://itunes.com/apps/biophiliaから手に入れることができる(プラットフォームとなるアプリのみ無料)。
3. LIVE SHOWS
『バイオフィリア』のライヴは、6月30日にマンチェスター・インターナショナル・フェスティバルで初めて公開され、その後、3年にわたり8つの都市で6週間におよぶレジデンシー・スタイルのライヴとして実施が予定されている。それぞれの都市で、ビョークは1週間に2回『バイオフィリア』のパフォーマンスを実施する際にアプリを使用しながらカスタムメイドの楽器を演奏し、アプリの中にいる様な気分にさせる環境を創る予定だ。1週間の残りの日においては、会場で、現地の学校とコラボレーションをして様々な音楽授業が実施される。
ビョークはこのツアーのためにとてもユニークな楽器を発注した。これらの楽器を創ったチーム中にはイギリスの発明家や、アイスランドのオルガン職人、MIT Media Lab卒業者等がいる。これらの楽器の中には4つの3mの振り子ハープが含まれており、振り子の揺れでストリングを引っ張るという動作により、楽曲の重力という題材を描写するという。その他Sharpsichordという3mの巨大手押しオルゴール、midiによってコントロールされているパイプオルガン、セレスト(ブロンズで出来たガムラン・バーで出来たもの)、ツイン・ミュージカル・テスラコイル、ハング演奏者、アウォード受賞歴のあるアイスランド人女性の24ピース合唱団が含まれる。『バイオフィリア』のライヴは伝統的なライヴ会場でなく、特別に選ばれた場所やミュージーアム等においてとり行なわれる。また、ビョークは観客に親密感を体験してもらう為に、ステージから観客席の距離を6m以下、キャパシティは2,000人以下の会場のみでパフォーマンスを行う予定としている。
4. DOCUMENTARY
90分に及ぶ『バイオフィリア』プロジェクトのドキュメンタリーがPulse Filmsによって撮影されている。このドキュメンタリーによってビョークのこのプロジェクトに向けて様々な要素を積み重ねてゆく創造性に溢れたプロセスが観ることが出来る。ビョークのライヴ・リハーサル時の様子、スタジオでアルバム制作している様子、観察的な視点で撮られた映像、インタビューやこのプロジェクトが如何にして思い付かれ、実現に至ったかのデモンストレーションが収録されている。そして、このドキュメンタリーのクライマックスはビョークのプロジェクトが明らかになったマンチェスター・インターナショナル・フェスティバルにおける『バイオフィリア』のプレミア・ライヴ・パフォーマンスだ。ドキュメンタリーは『バイオフィリア』キャンペーンの後半に放映される予定。
5. WEBSITE
ビョークのオフィシャル・サイトwww.bjork.comは、『バイオフィリア』のために、最新のHYML5を利用して、リニューアルされた。このサイトは、動画やインタラクティブなアプローチが実施されており、『バイオフィリア』のすべての情報の中心地として機能するよう制作されている。
『バイオフィリア』
2011年9月下旬発売(海外9/26発売)
「COSMOGONY」「CRYSTALLINE」
先行シングルとしてiTunesにて好評発売中
「バイオフィリア」アプリ
iTunesにて発売中
◆ビョーク・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル