スタインバーグからアナログモデリングも搭載したVSTサンプラー「HALion 4」ついに登場

ポスト
ヤマハは、Steinberg Media Technologiesが開発したVSTサンプラー&サウンドクリエイションシステム「HALion 4」(はリオン・フォー)を7月1日より発売する。また、同じくSteinbergのDAWソフトCubase Artist 6」にオーディオインターフェイス「CI2+」をセットにした「Cubase Artist 6 Plus Pack」を7月1日より発売する。

2001年に最初のバージョンが登場してから10年、前バージョンである3の登場から数えても早7年、ついに「HALion 4」が登場することとなった。「HALion 4」は、ヤマハとスタインバーグのサウンドエキスパートによる15GB/1,600以上ものインストゥルメントサウンドを搭載、さらに最新のアナログモデリングシンセシスエンジンとサンプリングテクノロジーを組み合わせたオールインワンインストゥルメントだ。初代「HALion」から10年におよぶソフトウェアサンプラー開発技術を結集、サウンドメイキングフローの徹底した効率化を実現している。Windows/Macクロスプラットフォーム対応、VST/AUフォーマット互換で、AKAIやEXS24、Gigaなど多彩なサウンドライブラリー、サンプラーフォーマットにも高い互換性を確保している。

HALionといえば、サンプラーソフトウェアの代表的な存在だが、最新版はバーチャルアナログシンセサイザーをも装備。これらを組み合わせ、自由にルーティング可能なミキシングコンソール、スタジオ品質の44種類ものエフェクト、そして、柔軟性の高いユーザーインターフェースによってサウンドづくりが行える。サウンドメイキングフローの徹底した効率化も実現しており、起動すると、すぐに多くの便利なビューが現れ、作業に取り掛かることが可能だ。ウィンドウはVSTながらサイズ可変、一部のパラメーターをコントロールするウィンドウを独立表示することなどもでき、複数ディスプレイの環境を効率よく利用できるようになっているのもポイントだ。

1,600以上の上質なサウンドを収録するのも大きな魅力。これらはスタインバーグとヤマハのサウンドエキスパートによるもので、15GB/1,600音色以上もの多彩なサンプルライブラリーと最新のオーディオ/シンセエンジンを搭載。サンプラー機能では、サウンドファイルの読み込みから音域、ベロシティ、基音設定などプログラム作成までを効率化、マッピング、サウンドクリエイトを強力に手助けする。VST 3.5への対応、同一チャンネル上の和音をそれぞれ個別にパラメーター操作できるVST Expression 2への対応も大きなトピックだ。

●「Cubase Artsit 6」と「CI2+」のセットを数量限定で発売

同時に、ヤマハとスタインバーグの共同開発によるUSB接続のオーディオインターフェイス「CI2+」と、スタインバーグのDAWソフトCubaseシリーズのミッドレンジグレード「Cubase Artist 6」のセット商品である「Cubase Artist 6 Plus Pack」も発表された。

「Cubase Artist 6」はフラッグシップ「Cubase 6」のコアテクノロジーを基にしたミッドレンジグレードのDAWソフトウェア。ギターモデリングプラグイン「VST Amp Rack」やマルチ音源「HALion Sonic SE」、ピッチ補正プラグインなど充実の機能を備える。単体パッケージの「CI2+」付属のCubase Essentialに満足できないという人にとっては要注目のお買い得なパッケージとなっている。

◆HALION 4
価格:オープン(市場予想価格 40,000円前後、同アカデミック版 25,000円前後)
発売日:2011年7月1日

◆Cubase Artist 6 Plus Pack
価格:オープン(市場予想価格 50,000円前後)
発売日:2011年7月1日

◆HALion 4 製品詳細ページ
◆HALION 4 プレスリリース
◆Cubase Artsit 6 Plus Pack 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報