ライブイベント<ROCK KIDS 802>、密度の濃いパフォーマンスの連発

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FM802の看板番組のひとつ「ROCK KIDS 802」(月~木曜21:00~25:00)がプロデュースするオムニバス・ライブイベント<ROCK KIDS 802 SPECIAL LIVE -REQUESTAGE 9->が開催された。9回目を数える2011年も、大阪城ホールを舞台に多彩なジャンルの人気アーティスト5組が登場、担当DJたちによるDJショーを織り交ぜながら、事前に募ったリクエストにそれぞれが応える選曲でステージを展開した。

◆<ROCK KIDS 802 SPECIAL LIVE -REQUESTAGE 9->

今回、KREVAのステージではMCUとLITTLEをゲストに迎えるなど、密度の濃いパフォーマンスばかりでいずれもオーディエンスの温かく熱い歓声を浴びていたのが印象的。詰めかけた1万人のリスナーたちも大満足の一夜となった。また、会場では東日本大震災の被災地に向けて、義援金のための募金箱が設置されたほか、オリジナル・チャリティバンド(1個500円、うち300円を日本赤十字社に寄付)の販売もされた。

トップバッターとして登場したのが、世界の終わり。2010年にデビューしたばかりの新鋭ながら、2011年11月には日本武道館での公演も控えるなど、今最も勢いのあるバンドらしく、センチメンタルなメロディで持ち前の叙情性を発揮する3曲をノンストップで披露。

一転して、息の合ったダンス・アンサンブルと、キュートなテクノポップ・サウンドで会場を魅了したのがPerfume。3回目の当イベント参加でもあり、代表曲「ポリリズム」などを歌いつつ、微笑ましいコール&レスポンスで会場をひとつにしていたのが印象に残る。

一方UVERworldは、持ち前のミクスチャー・ロックサウンドで一気に熱い空気に変えた。疾走感あふれるナンバーの連発にオーディエンスもヒートアップ。「目の前にある問題に立ち向かえるように歌いにきた」とのメッセージとともに、リクエストNo.1の「儚くも永久のカナシ」を始めパワフルな演奏を聴かせて歓声を浴びていた。

滑らかなラップとともに、メロディアスなサウンドでオーディエンスを鼓舞したのがKREVAだ。この日一番の歓声を浴びていたのが、5曲目の「眺めReimix」。盟友であるMCUとLITTLEが順に登場、KICK THE CAN CREWの「イツナロウバ」の2曲を歌って2人がステージを去った後には、売り上げを寄付するというハートフルな楽曲「EGAO」を叙情的に歌って共感を誘い、一貫して魅力的なステージを見せていた。

2年連続大トリを飾ったのが、ASIAN KUNG-FU GENERATION。関東では節電のためアコースティックスタイルでライブを行なうアーティストが多く、「大音量でライブができることがありがたい」との言葉を感慨深く語っていたのが印象深い。幻想的なアプローチと豊かなドライブ感で『ループ&ループ』『君という花』などの代表曲6曲をたっぷり披露。アンコールの声に応えて、「(みんなの)温かさが東北に届くことを願って」とさらに1曲演奏したスケール感のあるナンバー「転がる岩、君に朝が降る」で、この日のイベントを見事に締めた。

この日の模様は、FM802で6月13日(月)~16日(木)の「ROCK KIDS 802」内で放送となる。

<ROCK KIDS 802 SPECIAL LIVE -REQUESTAGE 9->
2011年4月30日(土)16:00
@大阪城ホール
出演:世界の終わり、Perfume、UVERworld、KREVA、ASIAN KUNG-FU GENERATION
DJ:浅井博章、西田新、大抜卓人、落合健太郎
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