トレント・レズナー、『ソーシャル・ネットワーク』の主人公に共感

映画『The Social Network』の音楽でアカデミー賞を受賞したトレント・レズナーは、主人公であるマーク・ザッカーバーグのキャラに共感を覚える部分があるという。自己中と見られがちな主人公だが、ナイン・インチ・ネイルズ時代、自分にもそんなところがあったそうだ。

◆映画『ソーシャル・ネットワーク』予告編映像

「実際のことはわからない」と前置きしつつ、レズナーは『Los Angeles Times』紙のインタヴューでこう話している。「ああいう人物像は俺の中にもあった。ナイン・インチ・ネイルズのキャリアを追う上でね。いいアイディアがあると、それが何よりも重要だ、どんな人間関係より重要だって思う気持ちはわかる。友情を台無しにしたよ。いま振り返ると“ああ、俺って当時はなんてやな奴だったんだ”って思うよ。いまならわかる。でも、当時は目標があって、それがなによりも大切だったんだ」

レズナーはまた、この音楽をライヴでパフォーマンスすることにも興味を持っていると話している。

レズナーとコラボレーターのアッティカス・ロスはこの作品でアカデミー賞、ゴールデン・グローブをはじめ、数々のアワーズを受賞した。

Ako Suzuki, London

◆洋楽チャンネル