軽くて薄くて防水!iPadにも対応するUSB MIDIフットコントローラー「SoftStep」

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ハイ・リゾリューションは、米Keith McMillen Instruments(キースマクミレンインストゥルメンツ)社のUSB MIDIフットコントローラー「SoftStep」を2011年2月後半より発売する。

「SoftStep(ソフトステップ)」は、複数のセンサーを搭載した大型パッドによって、単なる踏む以上の操作を実現したUSB/MIDIフットコントローラー。USBバスパワー対応で、コントロール情報、ノート情報、プログラム情報を瞬時に切換えて扱うことが可能。これによって、単なるギターエフェクトの切換えから、高度な音楽ソフトウェアの操作までを実現する。特にギタリストをはじめとする両手で楽器演奏をするミュージシャンにとって新たな表現のためのツールとなるはずだ。

「SoftStep」のキーパッドは、踏んだ際に、内蔵のマルチセンサーによって圧力、縦方向、横方向、時計回りの回転、半時計回りの回転の5つの動きを感知し、MIDI情報として出力する。それぞれの動作に対して、個別のMIDIコマンドを割り当てることができるので、1つのパッドで踏み方を変えるだけで異なる操作を行なったり、複合的な操作を実現する。たとえば、フィルターエフェクトに割当てた場合、パッドを踏むとエフェクトがオンになり、縦方向動きでフィルター周波数、横の動きでレゾナンスを操作し、パッドから足を離すとエフェクトがオフになるといった操作ができるのだ。

これらの操作は、付属のソフトウェアによって、これまでのどのMIDIフットコントローラーよりも、柔軟かつ自由な表現をするための設定が可能。また、ドライバー不要で、フットコントローラーとして初めてiPadに対応するのも注目だ。さらに後述の専用MIDI拡張ボックス(エクスパンダー)を追加することで、外部のMIDI機器にも対応する。

驚くほどの薄さ(24mm)と軽さ(566g)も大きなポイント。これは従来のフットコントローラーの常識を打ち破るものだ。445×101×12mm(最薄部)の筐体にはカーボンファイバーを使用、軽さと頑丈さの両立に成功している。さらにはビアプルーフ(防水)であることも見逃せない。

「SoftStep」をコンピュータなしでも使いたいという人には、「SoftStep MIDI Expander」が用意される。「SoftStep MIDI Expander」は、SoftStepを外部MIDI機器のコントローラーとして使用するためのオプション。「SoftStep」をコンピュータに接続して設定した後は、このMIDIエキスパンダーを使用することで、スタンドアローンでもMIDI情報の送受信が可能となる。これによりMIDIエフェクターの操作ができるというわけだ。「SoftStep」と「SoftStep MIDI Expander」をバンドルした「SoftStep MFC Exp Bundle」(実勢価格34,800円)も用意されるので、手持ちのMIDI機器で使いたいという人はこちらがオススメ。

ハイ・リゾリューションの製品ページには、「SoftStep」を実際に使っているギタリスト、キーボーディストといったミュージシャンのインタビュービデオ(日本語訳もあり)が掲載されている。どのように使うのか、どれぐらいのサイズなのか、興味を持った人はこちらをチェックしてほしい。

◆SoftStep
ブランド:Keith McMillen Instruments
価格:オープン(実勢価格 29,800円)
発売日:2011年2月後半

◆SoftStep MIDI Expander
ブランド:Keith McMillen Instruments
価格:オープン(実勢価格 7,980円)

◆SoftStep 製品詳細ページ
◆ハイ・リゾリューション
◆BARKS 楽器チャンネル
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