EastWestのオーケストラ音源が進化、18人編成のストリングスなどを新たに収録
米ハリウッドを中心にオーケストラ音源として高い評価を受けるとともにシェアを獲得しているEastWestのバーチャルインストゥルメントの最新かつ最高傑作となる「Hollywood Orchestra Opus Edition」が登場。2021年1月下旬にリリースされる。
「Hollywood Orchestra」はそれぞれ単体の楽器音色としても人気を博す「Hollywood Strings」「Hollywood Brass」「Hollywood Orchestral Woodwinds」「Hollywood Orchesral Percussion」の4タイトルから成るバンドル・ライセンス・パッケージ。今回登場の「Hollywood Orchesra Opus Edition」は、このHollywood Orchestraに18人編成のストリングスや新しく収録した木管・金管楽器を追加した拡張版となる、最新かつ最高のオーケストラ音源だ。
▲新たにレコーディングされた18人編成のバイオリン・ストリングス・セクションは、16人編成のファースト・バイオリンの代替となるものでサウンド自体も異なる。
新たに追加された音色の収録には、今までに複数のアカデミー賞を受賞しているショーン・マーフィーがサウンド・エンジニアとして加わった。サンプル・レコーディングの精度だけでなく、ショーン・マーフィー自身が手掛けたマイキング・ミックスのプリセット「MOODS」機能を追加。「Classic」「Soft」「Epic」の3つの“ムード”を演出するセッティングも搭載しており、カンタンにそれらの演出を加えることができる高品質サウンドをもたらす。
新たに開発された「Opusソフトウェア」にも注目。EastWest製品をプレイバックする従来の「PLAY」アプリケーションにとって代わる新しいエンジンで、その開発は、Cubase/Nuendo/Studio Oneの開発に携わったウォルフガング・クンドルスと、Native Instruments KONTAKTの主要開発者でもあるウォルフガング・シュナイダーが手掛けている。
音楽制作ソフトウェア業界の二人の巨頭によるOpusソフトウェアは、最高の状態で収録されたサンプルを適切にプレイバックするだけでなく、安定動作と柔軟な機能を備えいまだかつてないユーザビリティを提供する。個々のインストゥルメントのダウンロード、ロード中に楽器の演奏を開始する機能、カスタマイズされたキースイッチ、ミキサーページでの新しいエフェクト追加、レガシー製品のスケーラブルなRetina GUIアップグレード、新しいパワフルなスクリプト言語、そして各楽器のサウンドを完全にカスタマイズできる多くの新機能を設けている。
また、「Hollywood Orchesra Opus Edition」登場にあわせて、新しいオーケストレーション支援ツール「Hollywood Orchestrator」も同時リリースされる。
Sonuscoreと共同で開発された「Hollywood Orchestrator」は、「Hollywood Orchestra Opus Edition」のすべてのインストゥルメンツが扱え、その革新的なスコアリング・エンジンのもと、MIDI入力に基づくリアルタイムのアレンジを作成するアドオン。Step Editorによる独自のリズムとスコアの作成、最大4小節の長さのパターン作成、完全なオーケストラ・アーティキュレーションとMIDIのレコーディング / エクスポートといった機能を備えるほか、さまざまなカテゴリやムードの400以上のプリセットを収録。ハリウッドの大ヒットサウンドをすぐに取り入れたい新しいコンポーザーにも、多数の締め切りを抱え同時に多くの作曲を行うプロフェッショナル・コンポーザーにとっても完璧なツールとなるクオリティとポテンシャルを備えている。
「Hollywood Orchesra Opus Edition」および「Hollywood Orchestrator」の販売形態、各グレードの価格など詳細は後日アナウンスされる。なお、EastWestが提供するサブスクリプション・サービスのComposerCloud加入者は、「Hollywood Orchestra Opus Edition」のリリース以降、すぐに利用可能となる。
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