グラミー受賞エスペランサが来日、ブルーノート東京は大盛況

ポスト
第53回グラミー賞にて最優秀新人賞を受賞し、一躍世界中の注目を集めている女性ジャズ・ベーシスト&ヴォーカリストのエスペランサ(Esperanza Spalding)がグラミー受賞直後に来日、現在ブルーノート東京で来日公演を行なっている。

◆エスペランサ画像

エスペランサは、オレゴン州ポートランド出身の26歳。バークリー音楽大学を卒業し、現在同大学の最年少講師も務める才媛である。その魅力は、小柄でキュートなルックスと大きなアフロ・ヘアで、ウッドベースを弾きながら歌うインパクト抜群のパフォーマンスにある。オバマ大統領もエスペランサのファンとして知られ、これまで大統領の招きでホワイトハウスで演奏したり、2009年12月にはノルウェーのオスロで開催されたノーベル賞授賞式とノーベル平和賞コンサートでもパフォーマンスを行なうという経歴の持ち主である。

2010年9月のジャズ・フェスティヴァル<東京ジャズ>出演以来、今回が3度目の来日となるが。グラミー受賞の影響を受け、連日ブルーノート東京は立ち見が出るほどの満員大盛況となった。

17日(木)の1stショーでは、ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器を含む自身のバンドを従えて、最新アルバム『チェンバー・ミュージック・ソサイエティ』から、「リトル・フライ」「善悪の知識」「ウィンター・サン」など9曲を披露。観客から「グラミー受賞おめでとう!」との声援が上がるなど、活況を呈し、米TV局からもカメラ・クルーが取材に来る注目振りを見せ付けた。

今回の来日公演に関してエスペランサは、「名誉あるグラミー受賞の直後に、大好きな日本でライヴができてとても嬉しいです。観客の皆さんが楽しんでくれることを心から期待しています」と喜びを語った。

ブルーノート東京公演は2月19日(土)まで開催。その後はアメリカに戻り、2月25日(木)の故郷オレゴン州ポートランド公演を皮切りに、短期間のアメリカ・ツアーがスタートとなる。

『チェンバー・ミュージック・ソサイエティ』
2010年8月11日発売
UCCT-1224 ¥2,800(tax in)

<エスペランサ来日公演 2月17日(木)@南青山ブルーノート東京>
エスペランサ(ベース、ヴォーカル)
レオ・ジェノベーゼ(ピアノ)
テリ・リン・キャリントン(ドラムス)
サラ・キャスウェル(ヴァイオリン)
ジョディ・レッドヘイジ(チェロ)
ロイス・マーティン(ヴィオラ)
リーラ・サイル(バック・ヴォーカル)
●1st show
1.リトル・フライ
2.善悪の知識
3.チャカレーラ
4.ワイルド・イズ・ザ・ウィンド
5.アズ・ア・スプロウト
6.無意味な風景
7.ホワット・ア・フレンド
8.ウィンター・サン
pix by GreatTheKabukicho
◆エスペランサ・オフィシャルサイト
◆洋楽チャンネル

この記事をポスト

この記事の関連情報