メイ、アルバム『(イ)ヴニング』を引っさげ、正真正銘のラストライヴ

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米ヴァージニア州出身のロック・バンド、Multisensory Aesthetic Experience(多感覚な美的体験)を意味するメイ(MAE)。USオルタナティヴ/エモ・ロック・シーンを代表するバンドで、結成から約10年で6枚のフルレンス・アルバムをリリース、ザ・フレイ、ウィーザー、フー・ファイターズらと全世界ツアーを行ない、40万枚を超えるアルバム・セールスを打ち立てた。

2004年に初来日、2005年の来日公演では各会場ソールドアウトを記録。その後2007年に<FUJI ROCK FESTIVAL>への出演、2008年、2009年と続けて来日公演を行なった。その切なくキャッチーなメロディーで日本でも熱い支持を集めたが、彼らは2010年内のUSツアーをもってバンド解散を表明。

この解散にあわせるかのように、2月16日には彼らの最後となるアルバム『(イ)ヴニング』の日本盤が発売となる。この作品は自身6枚目となるアルバムで、これまでにリリースした『(モ)-ニング』『(ア)フタヌーン』アルバムに続き3部作を締めくくる完結編となっている。

最新アルバムには一時期グループを離脱していたマーク・パジェット(B)、ロブ・スウェイツァー(key)が復帰し、オリジナル・ラインナップで制作されているところもファンの涙を誘う。「多感覚な美的体験」というバンド名が表す通り、音楽面でも社会貢献でも高い理想を目指したメイは、2009年からスタートした3部作を締め括るこの『(イ)ヴニング』で、死を思わせる夜の世界から、夢と愛と美に包まれて再生の夜明けへと続くかのような、メイからファンへ贈るラスト・メッセージ・アルバムを作り上げた。

当初、2010年のUSツアーのみでバンドは活動を終了する予定だったが、メンバー自身も特に思い入れのある日本のファンからの熱い声に応える形で、来日ツアーが急遽決定となったのだ。これがメイにとって正真正銘最後のライヴとなる。

バンドは日本のファンに対して「2004年、東京に降り立った時、胸に湧き上がった幸福感と満足感を、僕らは一生忘れない」とメッセージを送ってくれている。最後のアルバム『(イ)ヴニング』を聴いて、日程が迫る最後の来日公演に備えていただきたい。

『(イ)ヴニング』
2011年2月16日 日本盤先行発売
TOCP-66990 ¥2,500 (tax in)
『(ア)フタヌーン』アルバムに続く、センチメンタルな夜の情景を描いた3部作の完結編。オリジナル・メンバーが復帰して制作された、通算6作目にしてラスト・アルバム。

<メイ来日公演>
2月23日(水)
@渋谷CLUB QUATTRO 
Open 18:00 / Start 19:00 ¥5,500(前売り/ドリンク代別)
[問]SMASH:03-3444-6751

2月24日(木)
@心斎橋CLUB QUATTRO
Open 18:00 / Start 19:00 ¥5,500(前売り/ドリンク代別)
[問]SMASH WEST:06-6535-5569
◆チケット詳細&購入ページ
◆メイ・オフィシャルサイト
◆洋楽チャンネル
◆レジェンド&クラシック・ロック・チャンネル
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