“浪花のモーツァルト”キダ・タロー、生誕80周年記念アルバムは全101曲入り
「アホの坂田」「かに道楽」などなど、数多くのCM音楽、テーマ曲を手がけてきた“浪花のモーツァルト”こと、キダ・タローの生誕80周年(1930年12月6日生まれ)を記念したアルバム『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』がリリースされた。
◆キダ・タローの画像、『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』ジャケット画像、コメント映像
3枚組となるこのアルバムには、キダ・タローが世間に発表してきたCM曲やテーマソングなど100曲と、ボーナストラックとして「キダ・タローシンフォニー」の計101曲を収録。1992年にリリースされた幻のアルバムであり、今やプレミアアイテムとなっている『浪花のモーツァルト キダ・タローのすべて』を再編し、楽曲を新規追加しているのが、今回の『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』だ。
ところで本作、そもそものきっかけは2007年3月までさかのぼる。当時、アップフロント関西の西山拓幸 社長はあるイベント会場で、「僕、キダ・タローのマネージャーやってるんですけど、こんなCD出せませんかねぇ~。」と、声をかけられたという。その時、キダ・タローのマネージャー氏が手にしていたのは、約20年前にリリースされた幻のCD『浪花のモーツァルト キダ・タローのすべて』。西山氏は、そのCDの存在こそ知っていたが、「一度聞けたら聞いてみたいなぁ」くらいの想いしか、その場では持ち合わせていなかった。
ところが、実際にこの『キダ・タローのすべて』を手にして、“再リリースしたい”という気持ちに変わるまでには時間はかからなかった。収録楽曲を見た途端、西山氏の脳裏には「このCDをリリースするのが自分が生まれて来た使命であるかのように感じた。」のだという。
そして西山氏は、次の日の早朝から収録楽曲に関して調査を開始することになる。しかし、古今東西、新旧のキダ・タロー作品が収録されているアルバムゆえに、権利関係、各企業との折衝、楽曲探し等々、作業は難航。CDが出せる状態になったときには、すでに最初に話をもらってから丸3年半かかっていた。
一方で、この3年半という期間が、実は絶妙なタイミングを引き寄せることになる。2010年、キダ・タローは傘寿(80歳)を迎え、また、音楽生活60年を迎える年でもあったのだ。かくして、発売日は、キダ・タローの誕生日である12月6日の直前、すなわち、2010年12月1日に決定したのだ。
アルバムには、「アホの坂田」「バラエティー生活笑百科」「かに道楽」「小山ゆうえんち「おやま!あれま!」」といった、特に関西方面に住んでいる人、関西出身者には感激モノのテーマ曲、CM曲が並ぶ。さらに「日清出前一丁」「アサヒペン」「プロポーズ大作戦」「2時のワイドショー」など、全国的に広く知られた懐かしい曲も満載。あらためて、キダ・タローという作曲家の才能、そしてヒット作品の多さ(もちろん収録曲は一部なのだが)を再認識させられる。また、ブックレットにはそれぞれの楽曲についての解説も掲載されており、このアルバムがあれば、キダ・タローの音楽についてひと通りは押さえることができるはずだ。
本作品のリリースに関して、キダ・タローからは以下のようなコメントが届いている。
「今回、リリースするに至って、いろんな人が一生懸命頑張ってくれました。レコード会社の人が、権利関係をまとめてくれたり、いろんな企業の人が、ずっと昔の音源なんかを捜してくれたり…。今、私が死んだら、このCD、追悼盤で、売れますやろなぁ(笑)。けどね、今、私が倒れる訳には、いきませんねん。一生懸命動いてもろた人がいはりますからね。」── キダ・タロー
また、今回、キダ・タローは地元・大阪で、CD発売キャンペーンも展開する。<出張タロー‼>と銘打たれたこのキャンペーンでは、キダ・タローが大阪のCDショップを周り、CD購入者と一緒に写真を撮る、というものだ。
傘寿を迎えても精力的に活動し続ける“浪花のモーツァルト”。彼の音楽家生活の集大成ともいえる『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』は、キダ・タローの作品にまとめて触れることができる貴重なチャンスとなるだろう。
◆『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』収録曲一覧
◆「キダ・タローのほんまにすべて」発売記念イベント実施店舗一覧
◆キダ・タローの画像、『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』ジャケット画像、コメント映像
3枚組となるこのアルバムには、キダ・タローが世間に発表してきたCM曲やテーマソングなど100曲と、ボーナストラックとして「キダ・タローシンフォニー」の計101曲を収録。1992年にリリースされた幻のアルバムであり、今やプレミアアイテムとなっている『浪花のモーツァルト キダ・タローのすべて』を再編し、楽曲を新規追加しているのが、今回の『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』だ。
ところで本作、そもそものきっかけは2007年3月までさかのぼる。当時、アップフロント関西の西山拓幸 社長はあるイベント会場で、「僕、キダ・タローのマネージャーやってるんですけど、こんなCD出せませんかねぇ~。」と、声をかけられたという。その時、キダ・タローのマネージャー氏が手にしていたのは、約20年前にリリースされた幻のCD『浪花のモーツァルト キダ・タローのすべて』。西山氏は、そのCDの存在こそ知っていたが、「一度聞けたら聞いてみたいなぁ」くらいの想いしか、その場では持ち合わせていなかった。
ところが、実際にこの『キダ・タローのすべて』を手にして、“再リリースしたい”という気持ちに変わるまでには時間はかからなかった。収録楽曲を見た途端、西山氏の脳裏には「このCDをリリースするのが自分が生まれて来た使命であるかのように感じた。」のだという。
そして西山氏は、次の日の早朝から収録楽曲に関して調査を開始することになる。しかし、古今東西、新旧のキダ・タロー作品が収録されているアルバムゆえに、権利関係、各企業との折衝、楽曲探し等々、作業は難航。CDが出せる状態になったときには、すでに最初に話をもらってから丸3年半かかっていた。
一方で、この3年半という期間が、実は絶妙なタイミングを引き寄せることになる。2010年、キダ・タローは傘寿(80歳)を迎え、また、音楽生活60年を迎える年でもあったのだ。かくして、発売日は、キダ・タローの誕生日である12月6日の直前、すなわち、2010年12月1日に決定したのだ。
アルバムには、「アホの坂田」「バラエティー生活笑百科」「かに道楽」「小山ゆうえんち「おやま!あれま!」」といった、特に関西方面に住んでいる人、関西出身者には感激モノのテーマ曲、CM曲が並ぶ。さらに「日清出前一丁」「アサヒペン」「プロポーズ大作戦」「2時のワイドショー」など、全国的に広く知られた懐かしい曲も満載。あらためて、キダ・タローという作曲家の才能、そしてヒット作品の多さ(もちろん収録曲は一部なのだが)を再認識させられる。また、ブックレットにはそれぞれの楽曲についての解説も掲載されており、このアルバムがあれば、キダ・タローの音楽についてひと通りは押さえることができるはずだ。
本作品のリリースに関して、キダ・タローからは以下のようなコメントが届いている。
「今回、リリースするに至って、いろんな人が一生懸命頑張ってくれました。レコード会社の人が、権利関係をまとめてくれたり、いろんな企業の人が、ずっと昔の音源なんかを捜してくれたり…。今、私が死んだら、このCD、追悼盤で、売れますやろなぁ(笑)。けどね、今、私が倒れる訳には、いきませんねん。一生懸命動いてもろた人がいはりますからね。」── キダ・タロー
また、今回、キダ・タローは地元・大阪で、CD発売キャンペーンも展開する。<出張タロー‼>と銘打たれたこのキャンペーンでは、キダ・タローが大阪のCDショップを周り、CD購入者と一緒に写真を撮る、というものだ。
傘寿を迎えても精力的に活動し続ける“浪花のモーツァルト”。彼の音楽家生活の集大成ともいえる『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』は、キダ・タローの作品にまとめて触れることができる貴重なチャンスとなるだろう。
◆『浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて』収録曲一覧
◆「キダ・タローのほんまにすべて」発売記念イベント実施店舗一覧