[クロスビート編集部員リレー・コラム] 中嶋編「すみだ・ストリート・ジャズ・フェスティバル」
8月21日、22日に開催された<すみだストリート・ジャズ・フェスティバル>に行ってきた。地元の有志が企画したもので2010年が1回目。会場は公園の特設ステージや駅ビルのイベント・スペース、ホテルのラウンジなどだ。
◆<すみだストリート・ジャズ・フェスティバル>画像
1日目は炎天下の中ビールを飲んでタップダンスのステージを観たり、アイスクリームを食べながらファンク・バンドを観たり。フジロックやサマソニは常に仕事モードなので、純粋に楽しむだけって気楽でいいな~なんて思いながら会場エリアを歩き回った。
2日目は正統派のピアノが聴きたくて、まずジェイコブ・コーラー(写真)を観に行った。そしたら彼、加護亜依のジャズ・プロジェクトのバンマスでサマソニにも出演していたと聞いてビックリ。
トリの日野皓正のライヴは昼のうちに整理券をゲットしたので、着席でじっくり観た。日本ジャズ界を代表するトランペッターだが、若いバック・バンドたちと共にはつらつとした演奏を聞かせる姿は、とても御年68歳には見えない。弟の日野元彦(1999年に他界したジャズ・ドラマー。元BLANKEY JET CITY/現フリクションの中村達也は彼の弟子)の曲をはじめ、スタンダード・ナンバー「黒いオルフェ」やMISIA「Everything」など、ライトなリスナーにも親しめる曲をプレイしていたのも、こういったイベントならではだったか。いやあ、いいもの見せていただきました。2011年もぜひ開催してほしい。
同様のイベントとしては10月9日、10日に開催される横濱ジャズプロムナード(2010年で17年目)がある。有料イベントだが、タダで観られる街角ライヴもたくさん行なわれるので、興味がある人は足を運んでみては。
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