ルー・リード、「スーザン・ボイルを泣かせちゃいない」

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ルー・リードが曲の使用を認めず、スーザン・ボイルを泣かせたとの報道があったが、ルー・リード側はそれは事実と違うと否定した。タブロイド紙は、ボイルは彼女のデビューのきっかけとなった『Britain's Got Talent』のアメリカ版『America's Got Talent』に出演し100人のコーラスをバックにルー・リードの「Perfect Day」を歌う予定だったが、ルー・リードは「彼女のファンじゃない」からと理由により曲の使用を許可しなかったと伝えていた。

すっかり悪者にされてしまったルー・リードだが、彼の代理人は、曲が使えなかったのは好き嫌いの問題ではなく、権利の問題だったとニュース番組『Access Hollywood』に釈明している。曲の使用権利は英国ではクリアになっているものの、アメリカでは認められていなかったという。

理由はなんであれ、「Perfect Day」を歌えないことが明らかになったスーザン・ボイルは、ほかのトラックを歌うというオプションを断り英国へ戻ってしまったと伝えられている。

ルー・リードの2枚目のソロ・アルバム『Transformer』(1972年)に収録された「Perfect Day」は、1997年に本人をはじめデヴィッド・ボウイ、ボノ、エルトン・ジョンなどが参加しチャリティ・シングルとしてリリースされヒットしたほか、これまでにデュラン・デュラン、パティ・スミスらがカヴァーしている。

Ako Suzuki, London
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