衝撃の新プロジェクト、タイムズ・オヴ・グレイス始動

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キルスウィッチ・エンゲイジの中心人物にしてプロデューサーとしても知られるアダム・デュトキエヴィッチと、初期キルスウィッチ・エンゲイジのヴォーカリスト:ジェシー・リーチが、約8年振りに再びタッグを組み新プロジェクトを始動した。

◆タイムズ・オヴ・グレイス画像

タイムズ・オヴ・グレイスと名づけられたそのバンドは、デビュー・アルバム『ザ・ヒム・オヴ・ア・ブロークン・マン』をロードランナー・ジャパンより11月9日にリリースすることになった。キルスウィッチ・エンゲイジのワールドワイド・デビュー作となった『Alive or Just Breathing』(2002年作品)以来、約8年ぶりのタッグだ。

2000年にデビューを果たし、ハードコアとメロディアス・デス・メタルを大胆に融合させたサウンドでシーンを切り開いたキルスウィッチ・エンゲイジだが、バンドの頭脳でありばかげたファニーなステージ・パフォーマンスで笑いを誘うアダムは、実はバークリー音楽院出身の才人。AS I LAY DYINGやUNDEROUTH、UNEARTH、ALL THAT REMAINSといったバンドのプロデュースも手掛ける彼は、まさに現メタル・シーンの中心人物のひとりでもある。

そして、キルスウィッチ・エンゲイジを2002年に脱退したジェシー・リーチは、その独特な歌詞世界と、ソウルフルでありながら空間を切り裂くようなアグレッシヴなヴォーカル・スタイルで非常に大きな人気を博し、Roadrunner25周年を記念して行なわれたスペシャル・イベントでは脱退後初のキルスウィッチ・エンゲイジとの共演を果たし、観客を熱狂の渦に巻き込んでいった、こちらも俗に言うMAメタルの顔とも言える存在。

この2人がタッグを組む日が来ようとは。

「俺の今までの人生で、このアルバム程、俺の全てをさらけ出した作品はない。俺とアダムはレコーディング中、精神的に繋がっていたんだ。そして、それはパフォーマンスや歌詞からみんなにも届くと思う。この作品は俺達の血、汗そして涙そのものだ。痛々しい程に正直な作品になっている。簡単にいえば、俺達のカタルシスでもあるんだ」──ジェシー・リーチ

「このアルバムを作る事は、俺にとっても新鮮な事だった。多くの音と詞は、自分自身と闘っている間に湧き上がってきたんだ。ジェシーに歌う事、そして曲を書いてくれるよう頼んだのは、彼のミュージシャンとしての才能を尊敬している、また俺達の間に強いフレンドシップが存在しているからなんだ」──アダム・デュトキエヴィッチ

この2人が放つタイムズ・オヴ・グレイスの音像は、キルスウィッチ・エンゲイジに通じるメタル・サウンドと、ジェシーとアダムによる美しくも激しいヴォーカルが際立つ、最強のスタイルに満ちているという。アダム・Dはこうメッセージを放った。

「俺たちはこの作品に強い誇りを持っている。それに俺自身、この作品で俺の辛い時代が救われたと感じてるんだ。みんながこの作品を楽しんでくれたらいいな。辛い時にポジティヴに考えられるような、そんな助けになると思うよ」

『ザ・ヒム・オヴ・ア・ブロークン・マン』
収録予定曲
・Strength in Numbers / ストレングス・イン・イン・ナンバーズ
・Fight For Life / ファイト・フォー・ライフ
・Willing / ウイリング
・Where The Spirit Leads Me / ホエア・ザ・スピリット・リーズ・ミー
・Until The End Of Days / アンティル・ザ・エンド・オヴ・デイズ
・Live In Love / リヴ・イン・ラヴ
・In the Arms of Mercy / イン・ザ・アームズ・オヴ・マーシー
・ Hymn of a Broken Man / ヒム・オヴ・ア・ブロークン・マン
・Hope Remains / ホープ・リメインズ
・The End of Eternity / ジ・エンド・オヴ・エターニティー
・Worlds Apart / ワールズ・アパート
・Fall From Grace / フォール・フロム・グレイス
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