ヤマハ、エレキギター「SG」をロック志向でモデルチェンジ、クラシックロック&メタル向けモデルも
ヤマハは、エレキギター「SGシリーズ」の新製品「SG1820」「SG1802」「SG1820A」を9月1日より発売する。
ヤマハ「SGシリーズ」は1966年の初代「SG2」「SG3」からスタート、1976年に発表した「SG2000」とこれに続いた「SG1000」は30年以上にわたって基本仕様を変えることなく、ヤマハエレキギターにおける絶対的な存在として世界中で認知されている。しかし、これらの開発当時から音楽のトレンドも大きく変わり、また、ギターアンプなどの周辺機器の進化に伴いプレーヤーの要求も変わっていく中で、「SGシリーズ」にも変革を求める声が高まってきていた。これに応える形で登場するのが今回の新製品。今日のエレキギターに求められるサウンドや演奏性の研究を進めてきた結果として「SGシリーズ」のコンセプトを一新、最大市場であるロックマーケットを志向した音作りを基軸にラインアップを再構築したのが、新「SGシリーズ」だ。
新たなラインナップでは、シリーズの中心となる「SG1820」、クラシックロックに欠かせないシングルコイルピックアップ搭載の「SG1802」、ヘビーロック・メタルサウンドに最適化したアクティブ仕様の「SG1820A」の3つのモデルを用意。幅広い志向性を持つロックマーケットにおいて、個々のプレーヤーが求める音楽スタイル・サウンドに対応するラインアップとなっている。
「SG1820」 最大の特徴は、サウンドのリフレッシュを目指したボディにある。「SGシリーズ」の基本仕様であるメイプルトップ/マホガニーバックのボディ構成および歴史的アイコンとなった美しい対称型ダブルカッタウェイ形状はそのままに、細部にわたってロックサウンドを生み出すための工夫を盛り込んでいる。まず、表板の曲面形状をよりメリハリの効いた形状に変更。ロックに不可欠な迫力あるサウンドのために、弦振動を受け止める中央部の厚みは十分に確保しながらも、ボディサイドにかけての起伏を大きくとり、音質の改善と同時にハイエンドギターにふさわしいボディトップの美しいアーチ形状を実現している。また、求められるサウンドやプレイスタイルの変化に対応し、ボディ裏側をフラットバック仕様とした。この形状によりマホガニー部の容積を確保し、重厚な中低音を生み出している。
「SG1802」 ローズウッドを採用した指板と重量バランスを改善したヘッドにも注目だ。新「SGシリーズ」の音作りにおいてはロックの代表的音色であるディストーションサウンドを重視。指板には、ロック系アーティストの評価を経て、低音弦のバッキングからハイポジションでのチョーキングビブラートに至るまで、各音域にわたりスムースかつあたたかな歪みが得られるローズウッドを採用。ヘッドは、従来の「SGシリーズ」のイメージをしっかりと残しながらもわずかに縮小し、重量バランスを改善している。
幅広い志向性に対応するため、3つのモデルがラインナップされている。「SG1820」は、新「SGシリーズ」の中心となるモデルだ。ピックアップにはフロント・リア共にセイモア・ダンカン社製'59をマウント。高周波帯域を適度にコントロールするカバード仕様とし、豊富な倍音成分を醸成するボディ構造とあいまって、ロックプレーヤーの要求に応えるエレキギターサウンドを創出する。ヘッド部には「フラワーポット」と呼ばれる伝統のヘッドマークを踏襲。カラーは、絶大な人気のブラック、定番カラーであるブラウンサンバーストに加え、ステージでの存在感を強く印象付けるビンテージホワイトの合計3色を用意する。
「SG1820A」 「SG1802」は、「SG1820」をベースにしながら、ピックアップにセイモア・ダンカン社製SP90-3を搭載。ピッキングニュアンスを忠実に再現するシングルコイルならではの抜けの良いサウンドに加え、SP90-3の持ち味でもあるシャープなアタック感と高出力設計による粘りのある中音域が特徴だ。ギター本来の鳴りを重視し、アンプ直結サウンドにこだわるプレーヤーなど、クラシックロックスタイルに最適な1台となっている。ヘッド部はクラシックスタイルを意識し、あえてバインディングのないシンプルなスタイルを採用。カラーは定番のブラックとゴールドトップの2色を用意する。
「SG1820A」は、多様化するヘビーロック・メタル系サウンドへの要望に対応すべく、EMG社製アクティブピックアップを採用。力強い低域からクリアな高域まで幅広い音域にわたってハイゲインかつノイズの少ないヘビーディストーションサウンドを創出する。ヘッド部には「フラワーポット」をモチーフにアレンジした新デザインヘッドマークを、指板にはSG伝統の「アローポジション」をアウトライン化したポジションマークを配し、ハードウェアカラーをブラックニッケルで統一。従来の「SGシリーズ」のイメージとは一線を画す、斬新な存在感を醸し出している。カラーは精悍なブラックとシルバーバーストの2色が用意される。
◆SG1820
フィニッシュ:ブラック、ブラウンサンバースト、ビンテージホワイト
価格:367,500円
◆SG1802
フィニッシュ:ブラック、ゴールドトップ
価格:367,500円
◆SG1820A
フィニッシュ:ブラック、シルバーバースト
価格:367,500円
発売日:2010年9月1日
◆SGシリーズ 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
ヤマハ「SGシリーズ」は1966年の初代「SG2」「SG3」からスタート、1976年に発表した「SG2000」とこれに続いた「SG1000」は30年以上にわたって基本仕様を変えることなく、ヤマハエレキギターにおける絶対的な存在として世界中で認知されている。しかし、これらの開発当時から音楽のトレンドも大きく変わり、また、ギターアンプなどの周辺機器の進化に伴いプレーヤーの要求も変わっていく中で、「SGシリーズ」にも変革を求める声が高まってきていた。これに応える形で登場するのが今回の新製品。今日のエレキギターに求められるサウンドや演奏性の研究を進めてきた結果として「SGシリーズ」のコンセプトを一新、最大市場であるロックマーケットを志向した音作りを基軸にラインアップを再構築したのが、新「SGシリーズ」だ。
新たなラインナップでは、シリーズの中心となる「SG1820」、クラシックロックに欠かせないシングルコイルピックアップ搭載の「SG1802」、ヘビーロック・メタルサウンドに最適化したアクティブ仕様の「SG1820A」の3つのモデルを用意。幅広い志向性を持つロックマーケットにおいて、個々のプレーヤーが求める音楽スタイル・サウンドに対応するラインアップとなっている。
「SG1820」
「SG1802」
幅広い志向性に対応するため、3つのモデルがラインナップされている。「SG1820」は、新「SGシリーズ」の中心となるモデルだ。ピックアップにはフロント・リア共にセイモア・ダンカン社製'59をマウント。高周波帯域を適度にコントロールするカバード仕様とし、豊富な倍音成分を醸成するボディ構造とあいまって、ロックプレーヤーの要求に応えるエレキギターサウンドを創出する。ヘッド部には「フラワーポット」と呼ばれる伝統のヘッドマークを踏襲。カラーは、絶大な人気のブラック、定番カラーであるブラウンサンバーストに加え、ステージでの存在感を強く印象付けるビンテージホワイトの合計3色を用意する。
「SG1820A」
「SG1820A」は、多様化するヘビーロック・メタル系サウンドへの要望に対応すべく、EMG社製アクティブピックアップを採用。力強い低域からクリアな高域まで幅広い音域にわたってハイゲインかつノイズの少ないヘビーディストーションサウンドを創出する。ヘッド部には「フラワーポット」をモチーフにアレンジした新デザインヘッドマークを、指板にはSG伝統の「アローポジション」をアウトライン化したポジションマークを配し、ハードウェアカラーをブラックニッケルで統一。従来の「SGシリーズ」のイメージとは一線を画す、斬新な存在感を醸し出している。カラーは精悍なブラックとシルバーバーストの2色が用意される。
◆SG1820
フィニッシュ:ブラック、ブラウンサンバースト、ビンテージホワイト
価格:367,500円
◆SG1802
フィニッシュ:ブラック、ゴールドトップ
価格:367,500円
◆SG1820A
フィニッシュ:ブラック、シルバーバースト
価格:367,500円
発売日:2010年9月1日
◆SGシリーズ 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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