マニック・ストリート・プリーチャーズ「リッチーが見つかるまで家族は救われない」
マニック・ストリート・プリーチャーズのギタリスト、リッチー・ジェームス・エドワーズが失踪して15年。2年前に家族の申請により裁判所から死亡宣告が発せられたが、リッチーの妹レイチェルは「兄が――生きていようが死んでいようが――見つかるまで気が休むことはない」と話した。
『South Wales Echo』紙の取材に応えた彼女は、これまでの思いをこう明かした。「リッチーが1995年の2月に姿を消したとき、今日まで彼を待ち続けるなんて夢にも思ってなかった。わたし達はただ、飛行機に乗り遅れただけ、次のに乗るんだろうって思っていたわ。パスポートを見つけたときよ。彼は最初から(ツアーが始まるアメリカへ)行く気なんかなかったんだ…誰もそんなこと思いもしなかった」「姿を消す前日、わたしと父に映画『Judge Dredd』のために作ってくれって頼まれた曲のことを話してくれていた。ものすごく楽しみにしてるようだった」
そしてリッチーの車がセヴァーン川のそばで見つかった当時のことをこう話している。「それを聞いたとき、わたし達みんなショックを受けた。でも、ステアリング・ロックがオンでバッテリーがなくなった状態だったから、まだ確信できなかった。どこかに行こうとしてて、ただガソリンが無くなっただけかもしれないって」
「それから数年、検死官には定期的に連絡を入れてた。リッチーと似た遺体が出たら教えて欲しいって頼んでて、そのたびに身元の確認に行ったてわ。感情的に本当に疲れることだった。毎回、心臓が飛び出しそうなほどビクビクしてたわ」
彼女はまだ完全に「希望を捨てたわけじゃない」が「心の底では死んでしまったとわかっている」という。「唯一確信してるのは、彼はこうした暗雲をわたし達に残すつもりはなかったってこと。でも、見つかるまで――生きていようが死んでいようが――わたし達の気が休むことはないわ」
リッチーは1995年2月1日、ツアーのためアメリカへ飛び立つ前夜にロンドンのホテルから姿を消した。2週間後、何十マイルも離れたウェールズのセヴァーン橋近くで車が発見されている。
マニック・ストリート・プリーチャーズはその後も、リッチーが戻ってきたときのためにと印税を4分、信託基金に残し続けてきた。また2009年には、リッチーが残した詞をフィーチャーしたアルバム『Journal For Plague Lovers』を制作している。
Ako Suzuki, London
『South Wales Echo』紙の取材に応えた彼女は、これまでの思いをこう明かした。「リッチーが1995年の2月に姿を消したとき、今日まで彼を待ち続けるなんて夢にも思ってなかった。わたし達はただ、飛行機に乗り遅れただけ、次のに乗るんだろうって思っていたわ。パスポートを見つけたときよ。彼は最初から(ツアーが始まるアメリカへ)行く気なんかなかったんだ…誰もそんなこと思いもしなかった」「姿を消す前日、わたしと父に映画『Judge Dredd』のために作ってくれって頼まれた曲のことを話してくれていた。ものすごく楽しみにしてるようだった」
そしてリッチーの車がセヴァーン川のそばで見つかった当時のことをこう話している。「それを聞いたとき、わたし達みんなショックを受けた。でも、ステアリング・ロックがオンでバッテリーがなくなった状態だったから、まだ確信できなかった。どこかに行こうとしてて、ただガソリンが無くなっただけかもしれないって」
「それから数年、検死官には定期的に連絡を入れてた。リッチーと似た遺体が出たら教えて欲しいって頼んでて、そのたびに身元の確認に行ったてわ。感情的に本当に疲れることだった。毎回、心臓が飛び出しそうなほどビクビクしてたわ」
彼女はまだ完全に「希望を捨てたわけじゃない」が「心の底では死んでしまったとわかっている」という。「唯一確信してるのは、彼はこうした暗雲をわたし達に残すつもりはなかったってこと。でも、見つかるまで――生きていようが死んでいようが――わたし達の気が休むことはないわ」
リッチーは1995年2月1日、ツアーのためアメリカへ飛び立つ前夜にロンドンのホテルから姿を消した。2週間後、何十マイルも離れたウェールズのセヴァーン橋近くで車が発見されている。
マニック・ストリート・プリーチャーズはその後も、リッチーが戻ってきたときのためにと印税を4分、信託基金に残し続けてきた。また2009年には、リッチーが残した詞をフィーチャーしたアルバム『Journal For Plague Lovers』を制作している。
Ako Suzuki, London
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