映画『クレイジー・ハート』公開記念、<クレイジー・ハート>弾き語りコンテスト
才能溢れるが今は落ちぶれたシンガーが人生の再起を歌に託す映画『クレイジー・ハート』。本作の6月12日(土)ロードショーを記念し、普段は口にできない「愛する者へのメッセージ」を、ギターに乗せて歌う<クレイジー・ハート弾き語りコンテスト>が開催された。
◆映画『クレイジー・ハート』予告編&イベント画像
審査員長には、日本ロック界の荒ぶる魂を持つ男として「MR.クレイジー・ハート」に認定された泉谷しげる、ゲスト審査員に千秋が招かれ、優勝者には主演ジェフ・ブリッジスらアカデミー賞受賞者の直筆サインが入った、エピフォンのAJ-200S贈呈というスペシャルプレゼントも用意され、2010年6月8日(火)、スペースFS汐留にてイベントがスタートした。
30代以上のアマチュアの男性シンガーを対象に5月20日(木)~6月4日(金)まで設けられた応募期間に集められたコンテスト参加者から、この日のイベント参加資格を得たのは20世紀フォックス映画による1次審査を通過した4組だった。「MR.クレイジー・ハート」こと泉谷しげるは、登場するや否や「こんなに貴重なギターを素人にやるなんて、ロクなことになんないよ!俺がもらう!」と早くも横道から暴走。千秋は「私は音楽的なところは泉谷さんにお任せして、ハートの熱い人を選びたいと思います。楽しみです!」と審査への意気込みを語った。
全4組の演奏が終わると、「お前何を言ってるかわかんないよ!変な歌い方するんじゃないよ!」などと渇を入れつつも「せっかく声はいいんだから、もっと丁寧に歌う方がいい」などと真剣にアドバイスしつつ総評を述べた。「もっと気持ちを込めて、伝えようとしないとダメだ!」と言う泉谷に「じゃぁ泉谷さん見本を見せてください」との振りに「しょうがねぇなぁ…」と言いつつ急遽、自らギターを手に取り、「春夏秋冬」をいきなり披露。進行上予定のなかった思わぬ展開に、出場者、スタッフともども感激し、会場は大きな拍手で包まれた。
厳しい評価はしつつも、真摯に真剣な様子で選考をする泉谷と千秋。「泉谷さん、あんなこと言いながら小声で“みんな優勝にしてあげようよ”とか優しいこと言ってる!」と千秋から暴露されつつ選考結果を発表。優勝者は「変なクセがなくて、一番思いが伝わった」という理由から「ダウンタウンボーイ」を歌った千葉県柏市の金子稔さん(44)が選ばれた。金子さんは「嬉しいです!ギター持って帰ります。生で泉谷さんの歌も聴けて感激しました」と喜びを語った。
コンテスト終了後、泉谷しげるは「観て思ったのは、仕事っていうのはもらうものじゃなくて、作るものなんだな、ということ。観れば良い答えが見つかるんじゃないかな。男なんて全員だらしないんだから、男は全員観ろ!」と映画『クレイジー・ハート』に対してコメント。千秋は「落ちぶれていても、マイナスをバネにしてもう一度立ち上がろうとする主人公の生き方はすごくいいなと思いました。若い人でも、これから何か頑張ろうって思う人とか、夢をあきらめかけている人に観て欲しいです」と語った。
映画『クレイジー・ハート』は6月12日(土)に全国ロードショー。
『クレイジー・ハート』
バッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)は才能がありながらも、今は落ちぶれたシンガー・ソングライター。4度も結婚を繰り返し、酒びたりの生活を送る日々。そんな彼の前に突然、ジーン(マギー・ギレンホール)という女性記者が現れ、孤独な2人の心は急速に互いを求めていく…。
2010年6月12日(土) TOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ梅田ほかにてロードショー
配給:20世紀フォックス映画
(C)2009 Twentieth Century Fox
◆『クレイジー・ハート』オフィシャルサイト
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