マーラー・イヤーを牽引するか?ヤルヴィの交響曲第2番「復活」が好調

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2010年はショパン、そしてシューマンの生誕200周年であるが、同時にマーラー生誕150年でもある。そして奇しくも2011年はマーラー没後100年にあたり、2年がかりのマーラー・イヤーに向け、マーラー・ブームを牽引しそうな作品が登場している。

それが『マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」』だ。

現在世界の4つのオーケストラの指揮者を兼任し、世界的に人気と実力を認められているパーヴォ・ヤルヴィが、その主兵オーケストラの一つでマーラー他のドイツ系音楽で定評を持つフランクフルト放送交響楽団を指揮した作品である。先日その輸入盤が国内発売され、5/17付デイリー輸入盤チャート(オリコン調べ)初登場16位、クラシック作品としては2位にランクインしているのだ。

ヤルヴィとフランクフルト放送交響楽団の組み合わせは、2009年もマーラーの交響楽章集が発表され好セールスを記録していた。そのマーラー交響曲シリーズの続編発売が期待されていただけに、ファンの声に応える形で発表された今回の「復活」は、その期待に違わぬ内容も手伝い輸入盤チャートのランクインに結びついたところである。

ヤルヴィは現在4つのオーケストラの指揮業務に加え、2010年秋のシーズンから世界的トップ・オーケストラのひとであるフランスのパリ管弦楽団の音楽監督就任が予定されており、ますますその活躍から目が話せないところ。フランフルト放送交響楽団とのマーラー・シリーズの今後にも更に要注目だ。

『マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」』国内盤は6月2日に発売される予定となっている。

●パーヴォ・ヤルヴィ指揮、フランクフルト放送交響楽団
マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」
輸入盤:好評発売中(VCS-6945860)
国内盤:6月2日発売(TOCE-90137)

◆EMIミュージック・ジャパン・マーラー特設サイト
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