スガ シカオ、WOWOW『MUSIC LTD.』の5月ドキュメントに登場

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──「はじまりの日 feat. Mummy-D」ではMummy-Dさんと共演していますが、なぜ共演しようと思ったのですか?

スガ シカオ:Mummy-Dさんのことを僕がずっと憧れていて、いつか一緒にやりたいと思っていたんです。まさに、僕の念願が叶った曲ですね。Mummy-Dさんとご一緒したことで、僕は彼の世界観に、これから何年経っても近づけないんだろうな…と思いました。なので、彼が参加してくれたことによって、今回のアルバムは自分だけでは辿り着けないような世界を表現することができたと思っています。それを、彼も思ってくれたのではないでしょうか。本当に彼と一緒にやれて良かったと思っています。

──アルバム内での一番のチャレンジは何でしたか?

スガ シカオ:やはり、Mummy-Dさんを迎えたことですね。反対する人も沢山いましたし、上手くいくかもわかりませんでした。でも僕はMummy-Dさんの才能に賭けました。結果、Mummy-Dさんの力で最高のアルバムが作れたので、僕の賭けは大成功でしたね。

──サウンド面での新境地はありましたか?

スガ シカオ:ちゃんとすることをやめました(笑)。ちゃんとすると、本当の感情が伝わらないと思ったからですね。凸凹な曲もいびつな曲も、そのままで完成させましたよ。中でも最もいびつな曲は「91時91分」と「ファンカゲリヲン」です。もうめちゃくちゃですよ(笑)。

──「91時91分」はタイトルも面白いですよね。

スガ シカオ:このタイトルは、歌詞に書いてあるそのままのことです。携帯電話をバーンと置いたら画面が逆になってしまって。その画面に表示されている時計を見ると「91時91分」に見えてしまったんです。

──「ファンカゲリヲン」はどんな想いで作った曲ですか?

スガ シカオ:僕は毎年6月が嫌いなんです。雨だからじめじめしていて嫌だし、なぜか6月に嫌なことが集中するんです。なので、6月をぶち壊したくて…。でもそのためには僕の力だけでは足りないので、何か人型兵器のようなものが必要なのではないか?と思いながら作った曲です。

──今回の収録では楽器屋さんを訪れましたが?

スガ シカオ:何か新しい楽器はないかな…と思ったからです。そうは言いながらも、僕は普段自分のギターとベースは合わせて10本しか持たない!と決めているんです。なので、ギターを1本買うことは1本捨てることなんですよね…。まさに断腸の思いですよ。でもそうしないと、使いもしないギターを何本も買ってしまうんです。

──今回の『MUSIC LTD.』の収録はいかがでしたか?

スガ シカオ:今回訪れた御茶ノ水は、馴染みが深い場所です。楽器店の街ですし、僕にとって何か惹かれるものがあります。そして、僕自身が学生時代を過ごした街ですし、初めてギターを買った場所でもあります。1、2年ぶりにやって来ましたが、色々な変化があって驚きましたね。でも、楽器屋は意外に変わらないままでしたね。思い出を振り返ることが出来たり、新しい発見があったり…すごく楽しかったです。

『MUSIC LTD.』毎週金曜夜9:30~ 無料放送
◆WOWOWオフィシャルサイト

◆スガ シカオ・オフィシャルサイト
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