ボンサグ、再結成アルバム完成、全米ツアーに。
約2年前から、11年間服役していたフレッシュ・ボーン(Flesh-n-Bone)の出所を機に、薬物依存で脱退させられていたビジー・ボーン(Bizzy Bone)も含め、クレイジー・ボーン(Krayzie Bone)、レイジー・ボーン(Layzie Bone)、ウイッシュ・ボーン(Wish Bone)のオリジナルメンバー5人による活動再開が伝えられていたオハイオ州クリーブランド出身の人気グループ、ボーン・サグスン・ハーモニー(Bone Thugs-N-Harmony)。フレッシュの再逮捕などもあり一進一退していたの彼らの完全再結成アルバム"Uni5: The World's Enemy"がついに完成、4月27日にWarner Brothersからリリースの運びとなった。
同時に、今月24日のミネアポリスを皮切りに5日3日までNY、シカゴ、LA、ヒューストン、アトランタなど主要34都市を網羅した全米ツアーの日程も発表、レイジーは「問題を切り抜けると人は強くなる。障害やトラブルに直面している時は前向きになれなくても、それは次のステップへの準備にすぎない」とコメント、クレイジーも「俺たちは音楽を通じて存在している。音楽で歴史に足跡を刻むことが俺たちにとって最も価値のあることなのさ」などと、様々なトラブルを経て新作リリースに漕ぎつけた喜びを語った。
ボーン・サグスン・ハーモニーは、早口とメロディアスさが独特なラップで90年代に人気を博し、"Tha Crossroads"ではグラミー賞ベストラップパフォーマンス(デュオ/グループ)も受賞。その後レーベルとの確執やメンバーの服役、薬物使用などトラブル続きで停滞していたが、2007年にはスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)のレーベルFull Surface/Interscopeからメジャーリリースした"Strenght & Loyalty"ではビルボードアルバムチャート初登場2位を記録するなど健在ぶりを示している。
◆ボーン・サグスン・ハーモニー Artist Info(notrax)
◆ボーン・サグスン・ハーモニー Artist Video(notrax)
text by notrax