AC/DC来日間近、グラミー最優秀賞に輝いたハード・ロックパフォーマンスを日本で
2月1日に行なわれた第52回グラミー賞授賞式で、アルバム『Black Ice』の「War Machine」で見事に最優秀ハード・ロックパフォーマンス賞を受賞したAC/DC。リンキン・パーク、メタリカ、ニッケルバック、アリス・イン・チェインズなどなど、世界最強を誇るメンツを抑えての受賞だけに、彼らが披露しているパフォーマンスの質の高さが改めて証明されたようなものだ。
そのAC/DCは、2月11日~3月8日の間にオーストラリアにて5都市11公演を行ない、その後、待望の来日公演となる。当然、オーストラリアの全公演ともチケットは完売。日本公演も、3月12日(金)の、さいたまスーパーアリーナ公演はソールドアウト。熱気で息ができないほどのパフォーマンスを披露してくれるに違いない。
◆AC/DC、ニュージーランド・オーストラリア公演画像
さて、そんなAC/DCの最新インタビューをご紹介しよう。これを読んで、あと約1ヵ月になった来日公演までの気分を最大限に高めてほしい。
──現在の音楽シーンではCDの売り上げも低迷し、しかも店で直接買うのではなくダウンロードが中心になりつつあります。AC/DCはそれに反旗を翻している。あなた方がフィジカル・リリースにこだわる理由とは?
アンガス・ヤング:俺たちは違うマーケットだと思う。デジタルはポップ中心だ、展開が早く、1ヵ月ごとにシングルを出したりする。でも俺たちはバックグラウンドからして、昔からアルバムを中心に作るバンドだ。いつも良いアルバムを作るために努力してきた。だからデジタル化した音楽と俺たちの音楽は最初から違うものだ。他のバンドが音楽をもっとポップ風に変えたりしても、俺たちはバンドとして作るロックミュージックにこだわり続けた。
──ブラックアイスは今までのアルバムとどういう所で違うと思いますか? そして、これからのAC/DCの音楽の何か新しい方針も入っていますか?
アンガス:何か作る時は、以前のものを作り直すつもりではやっていない。それよりも自分たちのSONG CRAFT、音や曲作りをもっと極める事が大事さ。その音や曲作りに努力することによって、今までと少し違う物が生まれる。
ブライアン・ジョンソン:自然に出てくる進歩だと思う。作っている時のバンドのみんなの違いや、「今」が異なることによって自然に音が作られる。
アンガス:俺たちは運良く年を重ねて大勢の新しいファンが今も付いて来てくれる。
──インタビューの中で、『BLACK ICE』というタイトルはスコットランドの天気予報から来たと話していますね。AC/DCは通常オーストラリアのバンドとして見られますが、このようにスコットランドや英国の影響はやはりありますか?
アンガス:そっちではよく聞く言葉だった。オーストラリアは違う環境で、とにかく暑くて、でも他の国、英国やスコットランドに行くと四季があって、雪があって、不思議だった。BLACK ICEという言葉を初めて聞いた時もそうだ。
ブライアン:危険なものさ。天気予報に出てくると、その夜の運転は命を捨てる覚悟じゃないとだめ。スコットランドやイギリスの北によくある現象で、そういう日、家をバイクで出る時は相当な覚悟だった。
──あなた方の強みは権威やプレスではなく…。
アンガス:評論家の多くより俺たちが長生きしてるな(笑)。
ブライアン:何人かも自分達で土に埋めた!
アンガス:いくつものレコード契約よりも長生きしたな、それもやっちゃまずかったかな(笑)。
──…大衆を味方につけていること。そこでシンプルかつ難しい質問です。あなた方が全世界の大衆からこれほどまでに熱烈な支持を集め続けている理由はどこにあると考えていますか?
アンガス:自分達が一番よく知っていることをやり続けたからだ。何年かごとに音楽の流行は変わる、ラップだったり、インディーズだったり、でも俺たちは変わらず自分達が一番よく知っていることをする。おそらく俺たちのルーツに遡ることだ。始めた時は音楽の流行はソフトだった。でもバーに行って、最も人が盛り上がって、踊りだす音楽はロックだった。ラブソングをかけてもみんな座るだけ、でもロックが流れたら飛び上がって動きまくる。
──ということは、自分達が自然に上手く出来る音楽を作り、なおかつそれがちょうど一般の人達が求めていた音という二つが一致したということですか?
アンガス:そうだな、心理学者でもないが、(ロックには)原始的なビートがあって、それが人間の中に響くようだ。
ブライアン:簡単に言えば動きたくなる音楽だな。
そのAC/DCは、2月11日~3月8日の間にオーストラリアにて5都市11公演を行ない、その後、待望の来日公演となる。当然、オーストラリアの全公演ともチケットは完売。日本公演も、3月12日(金)の、さいたまスーパーアリーナ公演はソールドアウト。熱気で息ができないほどのパフォーマンスを披露してくれるに違いない。
◆AC/DC、ニュージーランド・オーストラリア公演画像
さて、そんなAC/DCの最新インタビューをご紹介しよう。これを読んで、あと約1ヵ月になった来日公演までの気分を最大限に高めてほしい。
──現在の音楽シーンではCDの売り上げも低迷し、しかも店で直接買うのではなくダウンロードが中心になりつつあります。AC/DCはそれに反旗を翻している。あなた方がフィジカル・リリースにこだわる理由とは?
アンガス・ヤング:俺たちは違うマーケットだと思う。デジタルはポップ中心だ、展開が早く、1ヵ月ごとにシングルを出したりする。でも俺たちはバックグラウンドからして、昔からアルバムを中心に作るバンドだ。いつも良いアルバムを作るために努力してきた。だからデジタル化した音楽と俺たちの音楽は最初から違うものだ。他のバンドが音楽をもっとポップ風に変えたりしても、俺たちはバンドとして作るロックミュージックにこだわり続けた。
──ブラックアイスは今までのアルバムとどういう所で違うと思いますか? そして、これからのAC/DCの音楽の何か新しい方針も入っていますか?
アンガス:何か作る時は、以前のものを作り直すつもりではやっていない。それよりも自分たちのSONG CRAFT、音や曲作りをもっと極める事が大事さ。その音や曲作りに努力することによって、今までと少し違う物が生まれる。
ブライアン・ジョンソン:自然に出てくる進歩だと思う。作っている時のバンドのみんなの違いや、「今」が異なることによって自然に音が作られる。
アンガス:俺たちは運良く年を重ねて大勢の新しいファンが今も付いて来てくれる。
──インタビューの中で、『BLACK ICE』というタイトルはスコットランドの天気予報から来たと話していますね。AC/DCは通常オーストラリアのバンドとして見られますが、このようにスコットランドや英国の影響はやはりありますか?
アンガス:そっちではよく聞く言葉だった。オーストラリアは違う環境で、とにかく暑くて、でも他の国、英国やスコットランドに行くと四季があって、雪があって、不思議だった。BLACK ICEという言葉を初めて聞いた時もそうだ。
ブライアン:危険なものさ。天気予報に出てくると、その夜の運転は命を捨てる覚悟じゃないとだめ。スコットランドやイギリスの北によくある現象で、そういう日、家をバイクで出る時は相当な覚悟だった。
──あなた方の強みは権威やプレスではなく…。
アンガス:評論家の多くより俺たちが長生きしてるな(笑)。
ブライアン:何人かも自分達で土に埋めた!
アンガス:いくつものレコード契約よりも長生きしたな、それもやっちゃまずかったかな(笑)。
──…大衆を味方につけていること。そこでシンプルかつ難しい質問です。あなた方が全世界の大衆からこれほどまでに熱烈な支持を集め続けている理由はどこにあると考えていますか?
アンガス:自分達が一番よく知っていることをやり続けたからだ。何年かごとに音楽の流行は変わる、ラップだったり、インディーズだったり、でも俺たちは変わらず自分達が一番よく知っていることをする。おそらく俺たちのルーツに遡ることだ。始めた時は音楽の流行はソフトだった。でもバーに行って、最も人が盛り上がって、踊りだす音楽はロックだった。ラブソングをかけてもみんな座るだけ、でもロックが流れたら飛び上がって動きまくる。
──ということは、自分達が自然に上手く出来る音楽を作り、なおかつそれがちょうど一般の人達が求めていた音という二つが一致したということですか?
アンガス:そうだな、心理学者でもないが、(ロックには)原始的なビートがあって、それが人間の中に響くようだ。
ブライアン:簡単に言えば動きたくなる音楽だな。
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