[クロスビート取材こぼれ話] ジーズ・ニュー・ピューリタンズ
デビュー作「ビート・ピラミッド」から約2年振りとなる、まるで映画のように壮大な新作「ヒドゥン」を完成させたジーズ・ニュー・ピューリタンズ。その制作中に彼らが繰り広げたユニークなスタジオでの試行錯誤については、現在発売中のクロスビート2月号で確認してもらうとして、ここでは取材時の様子を少しご紹介。
当日インタビューに応えてくれたのは、ジャック・バーネット(Vo、G)とジョージ・バーネット(Dr)の双子兄弟。小柄で見るからにアーティスト/職人気質の兄ジャックと、モデルもこなす長身でイケメンの弟ジョージといった感じで正反対のイメージもあるが、2人とも似ているのは好奇心旺盛なところだろう。
例えばこっちが通訳さんの言葉に耳を傾けていると、何やらごそごそと物音が。振り返って確認してみると、兄ジャックが椅子の高さを調節し、2人の座高が全く同じになっていたりする(笑)。しかも2人とも、満面の笑みでかなり楽しそう。ジャックが2月号のプレゼント用サイン色紙(写真)にジョージの横顔を描いてくれたが、結局ちょっとグロテスクになってしまったのも、彼が集中して凝り過ぎてしまったゆえだ。また取材終了後に写真を撮らせてもらうと、映りに配慮してテーブル上の荷物をさっとどけてくれたりと、終始フレンドリーで楽しげな雰囲気だった。
もちろん、音楽について語っている時は驚くほど真面目。作曲作業についてはジャックが真剣に語り、それ以外のことについてはジョージが率先して答えてくれる。取材中に2人でアルバムの内容について議論を始める場面もあって、本気で音楽を楽しんでいる様子がひしひしと伝わってきた。
新作でも顕著になった、ダークな音楽性の裏に見え隠れするポップ・センスには、彼らのこんな人柄も影響を与えているのかもしれない。
◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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