ザ・バースデイ・パーティのギタリスト、死去

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ニック・ケイヴが在籍したオーストラリアのポスト・パンク・バンド、ザ・バースデイ・パーティのギタリスト、ローランド・S・ハーワードが12月30日、肝臓ガンのため亡くなった。50歳だった。

ハワードは10月のショウを最後に予定されていた公演をキャンセル、肝臓の移植を待っているところだった。

ハワードは1978年、ザ・バースデイ・パーティの前身The Boys Next Doorに加入。1983年にザ・バースデイ・パーティが解散した後は、Crime And The City Solution、These Immortal Soulsといったバンドでプレイ。その後、『Teenage Snuff Film』(1999年)でソロ・デビューを果たし、2009年10月に2枚目のソロ・アルバム『Pop Crimes』をリリースしたばかりだった。

元バンド・メイトのニック・ケイヴは「とても悲しい知らせだ。ローランドはオーストラリアの最もユニークで才能溢れる、信念の固いギタリストだった。そして、いい友人だった」、ミック・ハーヴェイ(Dr)は「長い闘病の末、死ぬ覚悟ができる人たちもいるが、ローランドは本当に生きたがっていた。健康以外、彼のまわりでは全てが上手くいっていた。彼はそれを楽しもうとしていた」と追悼の言葉を発表している。

ハワードは昨夏、<Fuji Rock Festival 2009>で来日したばかりだった。

Ako Suzuki, London
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