ドレイク”So Far Gone”がMTVベスト・ミックステープに選出

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今年初めに急激に人気を集めた"Best I Ever Had"を収録し、新人ドレイク(Drake)の人気を決定づけたミックステープ・アルバム"So Far Gone"がMTVのMixtape of the Yearに選出された。

「ミックステープ」とはヒップホップアーティストがレコード会社を介した正規作品以前に、インディベースでリリース、最近では無料ダウンロードで配布されることも多い作品。デジタルオーディオが隆盛を迎えた2000年代以前は、実際にカセットテープで作られていたためにこの名前が残っている。ラッパーたちがメジャーデビュー前や新作リリースを控える時期に、人気や知名度を上げるためにリリースされることが多いもので、ヒップホップ・カルチャーには重要なメディアとして知られている。

そのミックステープ、今年も多数の作品がリリースされてきたが、ドレイクの"So Far Gone"は今年2月に発表され、ラップも歌もこなす彼の魅力を世界中に伝えることに成功。もともとリル・ウェイン(Lil Wayne)のYoung Moneyレーベルに所属していたが、その人気ぶりからメジャーレーベルとの配給契約も固まり、ジェイ・Z(Jay-Z)やエミネム(Eminem)、アリシア・キーズ(Alicia Keys)などトップアーティストと共演。秋にはオフィシャルな商品として"So Far Gone"を再発売するという異例の事態となった。彼の正式なデビュー作となる"Thank Me Later"は来年3月発売予定となっている。

◆ドレイク Artist Info(notrax)
◆ドレイク Artist Video(notrax)
text by notrax
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