ニルヴァーナの元ドラマー、バンドを脱退した経緯を語る

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ニルヴァーナのドラマーといえばデイヴ・グロールだが、1990年に彼が加入する前、このポジションはなかなか固定せず、5人ものドラマーが入れ替わっている。その中の1人で1988年から2年ほどバンドに参加し、1st『Bleach』でもプレイしているチャド・チャニングが、バンドを解雇された理由を明かした。

解雇されたとは言うが、チャニングは納得した上でのことであり、彼らに悪い感情は抱かなかったとClashMusicに話している。「俺はソング・ライターなんだ。いつもそうだった。だからある時点で、ドラムだけでなくソング・ライティングの面でも関わりたいって思っていた。あるとき、カート(・コバーン)に“曲作りを手伝って欲しい”って言われたこともあったよ。ま、最終的には、そんなこと実現しないんだって悟ったけどさ」

「実際のところ、俺は彼らに俺をバンドから追い出す以外の選択を与えなかった。追い出される前に自分から辞めるべきだったけどな。でも、音楽的な違いってだけで、彼らとの間に何か問題があったわけじゃない。いい友人として付き合ってたよ」

ニルヴァーナは先週、1992年にレディング・フェスティヴァルで行なわれたパフォーマンスを収めたCD/DVD『Live At Reading』をリリース。音源はこれまでも海賊盤などで出回っていたが、25曲ものトラックを収録した同作品は初めてマスター&色彩補正されたオフィシャル盤。このパフォーマンスは、Kerrangマガジンが発表した「世界を驚愕させた100ギグ」のリストで1位に輝いたほか、NME誌が行なったファン投票で「ニルヴァーナ最高の瞬間」に選ばれるなど、最強のギグとなっている。

Ako Suzuki, London
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