一青 窈、初の学園祭ライヴで実行委員にサプライズ

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10月24日(土)日本大学・生物資源科学部「藤桜祭」のメイン・イベントとして行なわれたコンサートに、学園祭ライヴは初となる一青 窈が出演した。

1曲目はデビュー曲の「もらい泣き」からスタート。そして、ダンス・シーンを披露したミュージックビデオが話題となった“新歌謡(進化窈)”三部作の第一弾シングル「ユア メディスン~私があなたの薬になってあげる」を、アコースティック・ヴァージョンで披露。

一青 窈は、初めての学園祭ライヴに出演し「私も大学生の時に実行委員会で、ミスコンとか企画していました。今日は学生時代とは逆の立場で、自分がステージに上がれて光栄です!」とその感想を語った。

本編全13曲を熱唱したあと、アンコールでは新歌謡(進化窈)三部作の第二弾シングル「うんと幸せ」を熱唱。

一青 窈はこれまで、自分の歌は“亡くなった両親への手紙”と語っていたが、この「うんと幸せ」は、両親への“最後の手紙”だという。それは、これからは今を生きている人達へ歌を伝えたい、という想いで作った楽曲だからだ。また、若くして自らの命を絶った知人に対して、自分の無力さを知ると同時に、どんな言葉が歌えるのだろうかと、考え続けて生まれた。日々、身の回りにある幸せの欠片に気づいて、幸せになって欲しいという気持ちも込められているという。

「私の知人の娘さんが、18歳で自殺をされて。(私は)聴いてくれる人や、身近な人たちへも元気になってほしいという想いで歌を歌っているので、彼女に届かなかったことがとても悲しかった。(彼女は、)きっと、小さな幸せが見えなくて悩んでいたのだと思います。悩むこと、辛いことは誰にでもあけれど、生きるのを諦めないでほしい。幸せになるために生きるのではなく、小さな幸せを見つけてください」

こうしたメッセージが伝えられた後に歌った「うんと幸せ」は、これから厳しい社会に出ていく学生たちの心にも響いたようで、涙を流す女子学生の姿も多く見られた。

そして終演後には、記念すべき初の学園祭に呼んでもらい、準備から当日まで頑張ってくれた20人の学園祭実行委員会の学生のためだけに、再度ステージにあがり「うんと幸せ」を感謝の意味を込めて熱唱。思いがけない一青からのサプライズなプレゼントに、実行委員の学生たちの目から涙がこぼれ、学生生活の素敵な思い出になったようだ。

New Single
「うんと幸せ」
2009年11月4日発売
初回生産限定盤FLCF-4299 ¥1,200(tax in)
通常盤FLCF-4305 ¥1,200(tax in)

◆一青 窈オフィシャル・サイト
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