日本発売未定のKISS新作、全米チャート2位
KISSのニュー・アルバム、『SONIC BOOM』がアメリカでの発売第一週に約10万8,000枚を売り上げ、次週付のビルボード誌アルバム・チャートで2位に初登場を飾ることになるのが判明した。ちなみに1位はマイケル・ブーブレの新作。この男さえ同じ週に新譜をリリースしなければ、この『SONIC BOOM』はKISS史上初の全米チャート首位獲得作となったわけなのだが。
ただ、どちらにせよ同誌のチャートで2位というのはKISSにとって自己最高記録。意外に感じる読者も少なくないはずだが、今作以外で過去にトップ10入りを果たしているアルバムは、『ALIVE!(地獄の狂獣)』(1975年/9位)、『LOVE GUN』(1977年/4位)、『ALIVE II』(1977年/7位)、『DYNASTY(地獄からの脱出)』(1979年/9位)、『REVENGE』(1992年/6位)、『ALIVE III』(1993年/9位)、『PSYCHO CIRCUS』(1998年/3位)といったところ。黄金期とされる70年代にすら到達しなかった最高ランキングに、2009年の現在になって達することになった事実は、まさに快挙と言っていいだろう。
しかし残念なのが、こうして全米で猛威をふるい、欧州各国でも好評を博している『SONIC BOOM』の日本でのリリースが、現時点では未定だという事実。理由は単純に、KISSが現在、いかなる日本のレコード会社とも契約を交わしていないからだ。が、この作品が日本で発売されずじまいでは、あまりに悲しすぎるし勿体なさすぎる。まさに“あの頃”を思わせる楽曲の詰まったこの作品の日本盤リリースが、1日も早く実現することを願いたい。ただしその際、『地獄のソニック・ブーム』なんて邦題だけは勘弁してほしいところだが。
参考までにKISSは現在、ソールドアウト続きの全米アリーナ・ツアーを展開中。最新ライヴに関する情報と『SONIC BOOM』という作品自体についての詳細は、また改めてお届けしようと思う。というか、何よりも僕は「日本発売決定!」のニュースを早く書きたいのだが。
増田勇一
ただ、どちらにせよ同誌のチャートで2位というのはKISSにとって自己最高記録。意外に感じる読者も少なくないはずだが、今作以外で過去にトップ10入りを果たしているアルバムは、『ALIVE!(地獄の狂獣)』(1975年/9位)、『LOVE GUN』(1977年/4位)、『ALIVE II』(1977年/7位)、『DYNASTY(地獄からの脱出)』(1979年/9位)、『REVENGE』(1992年/6位)、『ALIVE III』(1993年/9位)、『PSYCHO CIRCUS』(1998年/3位)といったところ。黄金期とされる70年代にすら到達しなかった最高ランキングに、2009年の現在になって達することになった事実は、まさに快挙と言っていいだろう。
しかし残念なのが、こうして全米で猛威をふるい、欧州各国でも好評を博している『SONIC BOOM』の日本でのリリースが、現時点では未定だという事実。理由は単純に、KISSが現在、いかなる日本のレコード会社とも契約を交わしていないからだ。が、この作品が日本で発売されずじまいでは、あまりに悲しすぎるし勿体なさすぎる。まさに“あの頃”を思わせる楽曲の詰まったこの作品の日本盤リリースが、1日も早く実現することを願いたい。ただしその際、『地獄のソニック・ブーム』なんて邦題だけは勘弁してほしいところだが。
参考までにKISSは現在、ソールドアウト続きの全米アリーナ・ツアーを展開中。最新ライヴに関する情報と『SONIC BOOM』という作品自体についての詳細は、また改めてお届けしようと思う。というか、何よりも僕は「日本発売決定!」のニュースを早く書きたいのだが。
増田勇一