Celemony「Melodyne」シリーズのラインナップを変更、DNA搭載バージョンは11月予定

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フックアップは、ドイツCelemony Software社のピッチ編集ソフト「MELODYNE」シリーズのラインナップ変更を発表した。発売が待たれるDNAテクノロジー搭載製品などの発売を控え、最終ラインナップへ向けて統合を進めるため、「Melodyne CRE8」、「Melodyne UNO」および「Melodyne STUDIOアカデミック版」の取り扱いが終了となる。

「Melodyne」シリーズは、オーディオデータのメロディーをあたかもMIDIデータのように扱える、「音楽的」な音声編集ソフト。

今回、取り扱い終了が発表となったのは、同シリーズの「Melodyne CRE8」、「Melodyne UNO」および「Melodyne STUDIOアカデミック版」の3製品。今後発売が予定されている、和音の解析・編集を可能とするDNAテクノロジー(後述)搭載製品などの発売を控え、最終ラインナップへ向けて統合を進めるためとしている。

取り扱いが終了となる製品の価格は以下のとおり。

●Melodyne 3 STUDIOアカデミック(メロダイン3スタジオアカデミック)
価格:63,000円

●Melodyne 3 CRE8(メロダイン3クリエイト)
価格:52,500円

●Melodyne UNO(メロダインウノ)
価格:31,500円

引き続き販売されるMELODYNEシリーズ製品は以下の2製品。

●Melodyne 3 STUDIO(メロダイン3スタジオ)
価格:105,000円
※トラック数無制限スタンドアロンバージョンにMELODYNE PLUG-INライセンスが付属(無償ダウンロード対応)。2008年3月12日以降に購入・登録の場合、DNAテクノロジー搭載の新製品MELODYNE EDITORが無償提供される。

●Melodyne PLUG-IN(メロダインプラグイン)
価格:47,250円
※DAWソフトウェア上でエフェクトプラグインとして動作するバージョン。2008年3月12日以降に購入・登録の場合、DNAテクノロジー搭載の新製品MELODYNE EDITORが無償提供される。正式な発売時期、価格については近日中に発表予定。

今後発売が予定される新製品に搭載される「DNAテクノロジー」は要注目の新技術だ。

DNA(Direct Note Access)テクノロジーとは、ポリフォニックなオーディオ素材を解析し“和音”として認識。今までのMelodyne同様にMIDIデータのごとく、音楽的な音声編集を可能にする画期的なテクノロジーだ。

現在、既存のMelodyneユーザーにはMelodyne EDITORスタンドアロン版のベータバージョンが公開されている。

今後のMelodyneシリーズのラインナップでは、以下の3製品に集約される。発売開始は2009年11月を予定、価格は現時点で未定となっている。

●Melodyne STUDIO BUNDLE(メロダインスタジオバンドル)
従来のMelodyne STUDIOにMelodyne EDITORをバンドル。様々な音楽制作環境で威力を発揮。

●Melodyne EDITOR(メロダインエディター)
新テクノロジーDNAを搭載した初めての製品。従来のMelodyne PLUG-IN同様、DAWでプラグインエフェクトとして使えるほか、スタンドアロン(モノトラック)として動作。
※2008年3月12日以降にMelodyne PLUG-IN、またはMelodyne 3 STUDIOを購入し、製品登録をしたユーザーには、Melodyne EDITORが無償提供される(ダウンロード対応)。

●Melodyne ASSISTANT(メロダインアシスタント)
DNA非搭載のシンプルなモノフォニックバージョン。従来のMelodyne PLUG-IN同様、DAWでプラグインエフェクトとして使えるほか、スタンドアロン(モノトラック)として動作。

既存旧製品のユーザーには有償にてアップグレードが提供される。なお、「Melodyne 3 CRE8」を2009年6月1日以降に購入・登録の場合、「Melodyne STUDIO」が無償ダウンロードで提供。また「Melodyne UNO」を2009年6月1日以降に購入・登録の場合、「Melodyne ASSISTANT」が無償ダウンロードで提供される。

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◆BARKS 楽器チャンネル
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