タイナカ サチ、シンガーとして一皮向けた彼女に会える3rdアルバム『Destiny』リリース特集

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タイナカ サチ シンガーとして一皮向けた彼女に会える 3rdアルバム『Destiny』特集

自分だけの小さな世界を抜け出して一回り大きなものに飛び込む勇気を得たシンガーとして一歩先に進んだ彼女が表現するものに激しく同感

INTERVIEW

“まだまだ守りに入らず、新しいことをしていこう”というテーマ

9月16日発売の『Destiny』は前作から1年半ぶりのアルバムなんですね。ジャケット写真なんかを見ると、その1年半の間に、ずいぶん大人っぽくなったな、と…。

タイナカ サチ(以下、タイナカ):全国各地へキャンペーンに行くと、久しぶりに会った人に“大人っぽくなったね”って言われたりすることもあるんですが、実際は…。

会って話してみると、あんまり変わってない(笑)。

タイナカ:そう(笑)。1年半経ったので少しは大人になったのかもしれないんですけど、話すと、やっぱいつも通りだって言われます(笑)。あ、でも関わってくださってるヴィジュアル・チーム(カメラマン、ヘアメイク、スタイリスト等)が変わったのは、かなり大きいんじゃないかな…。今年の夏にシングル、アルバムをリリースすることが決まった時、次はどういう作品にするか? スタッフ・チームと一緒に話し合って、“まだまだ守りに入らず、新しいことをしていこう”というテーマが出たんですね。

チャレンジし続けていくということですね。

タイナカ:私は本当にエンタテインメントが大好きだし、シンガーソングライターとして活動する前からダンスを10年くらいやってたのもあって、“ショーみたいなライヴをやってみたい”っていう思いがずっと頭の中にあったんです。それを今回、思い切って言ってみたら“じゃあ、そういうライヴを目指していけるようなアルバム作りをしていこうか。踊れるような曲を入れたりして”ということになって。新たなことをする1つとしてヴィジュアルも一新してパキッと大人っぽくしてみよう、と。

外見だけじゃなく内面的な変化もあったんじゃないですか? 前のアルバム『Love is...』は曲の大半が恋愛ソングでしたが、今回はそれだけじゃないですよね。

タイナカ:確かに『Love is...』は9割が恋愛の曲でしたからね(笑)。ありのままの自分をさらけ出したいって気持ちで作っていました、あの時は。でも今は、すべてが自分のプライベートと一緒っていうわけではなくなったというか。何か、人の役に立ちたいっていう思いが芽生えたんですよ、綺麗ごとに聞こえちゃうかもしれないけど。少し疲れていたり、不安になってる人に歌で寄り添えないかなって。あと自分の声に似合う言葉を探したりもしました。シンガーとして、もう一回り大きくなりたいって思いが強くなったんですよね。そのきっかけになったのが、先にシングルになった「運命人」なんです。具体的に言うと、この「運命人」はコンペで選んだ作品で、多くの作家さん達から楽曲が集まる中、私も書き手の一人として応募したんですよ、自分の作品に。

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