ヤマハより暖かみのあるエレクトリックナイロンストリングスギター「NXシリーズ」
ヤマハは新開発のピックアップを搭載した、ヤマハ エレクトリック ナイロンストリングス ギター「NXシリーズ」の2タイプ9モデルを発売した。NXシリーズは、ギターの音を電気信号として取り出すピックアップシステムに新開発の「Acoustic Resonance Transducer」を採用・これによりギターのボディの振動を拾い、ハウリングを抑えつつナチュラルなサウンドの出力を可能にしている。
NXシリーズは、主にステージでのライブ演奏やドラムやエレキベースとのバンド編成での演奏などのために演奏音を電気的に出力するタイプのギターで、ナイロン弦のアコースティックギターをベースとしたモデル。ナイロン弦のアコースティックギターは暖かみのある音色と中音域の豊かさが特長で、クラシックのほか、フラメンコやボサノバなどラテン系の音楽に使用されている。普段はスチール弦のギターを使用しているジャズやブルース、ロック系のアーティストにおいても、ナイロン弦のギターを演奏に取り入れている例が増えているという。そうしたシーンに向けて開発されたのがNXシリーズというわけだ。
NXシリーズのラインナップには、プレイスタイルに応じた「NCX」と「NTX」の2つのボディタイプを用意。
「NCX」タイプは、クラシックギター型の深胴ボディで、ネック接合位置が12フレットの設計。深胴を生かした豊かなサウンドが得られ、普段クラシックギターを弾いているプレイヤーに適している。
一方の「NTX」タイプは、オリジナルの薄胴ボディで、ネック接合位置が14フレットの設計。クリアなレスポンスのサウンドで、フォークギターやエレキギターのプレイヤーにも演奏しやすいスタイルとなっている。
ギターの音を電気信号として取り出すピックアップシステムに新開発の「Acoustic Resonance Transducer(A.R.T.:アコースティック レゾナンス トランスデューサー)」を採用。このピックアップシステムは、独自の積層構造とセッティングとの組み合わせによって、ギターのボディ(胴部)の振動を拾い、ハウリングを抑えつつナチュラルなサウンドの出力を可能にした画期的なシステムだ。これによりナイロン弦の暖かみのある音色が忠実に再現可能。ギターの「箱鳴り」もピックアップできる構造のため、弦の演奏のみならず、ボディをパーカッションのように叩く演奏でも、そのボディ音を自然に得られるのも大きな特徴だ。
また、アコースティックギターの音質を左右するボディ素材には、全モデルで表板に単板を採用。フラッグシップモデルの「NCX2000R/FM」では、20~30年以上弾き込んだような熟成された温かみのあるサウンドが得られるヤマハ独自の木材改質技術である「A.R.E.(アコースティック・レゾナンス・エンハンスメント)」を施した国内産のえぞ松単板を採用している。このほか、スプルース、ローズウッド、フレームメイプル、マホガニーなど、アコースティックギターに最適な樹種が各モデルで採用されている。
フラッグシップモデルの『NCX2000R/FM』の生産は、ヤマハミュージッククラフトの熟練したギター職人たちの手によって行われている。またその他のモデルも中国・杭州のヤマハ自社工場で、ヤマハの熟練職人による指導のもと、ヤマハならではの高品質を追究しているという。
<NXシリーズ ラインナップと価格>
※品番の末尾はボディ側・裏板の素材を表し、「R」はローズウッド、「FM」はフレームメイプルを表す。なお『NTX700/700BL』の側・裏板はナトーで、『NTX700BL』はブラック塗装となっている。
◆NXシリーズ 製品紹介ページ
◆ヤマハ
NXシリーズは、主にステージでのライブ演奏やドラムやエレキベースとのバンド編成での演奏などのために演奏音を電気的に出力するタイプのギターで、ナイロン弦のアコースティックギターをベースとしたモデル。ナイロン弦のアコースティックギターは暖かみのある音色と中音域の豊かさが特長で、クラシックのほか、フラメンコやボサノバなどラテン系の音楽に使用されている。普段はスチール弦のギターを使用しているジャズやブルース、ロック系のアーティストにおいても、ナイロン弦のギターを演奏に取り入れている例が増えているという。そうしたシーンに向けて開発されたのがNXシリーズというわけだ。
NXシリーズのラインナップには、プレイスタイルに応じた「NCX」と「NTX」の2つのボディタイプを用意。
「NCX」タイプは、クラシックギター型の深胴ボディで、ネック接合位置が12フレットの設計。深胴を生かした豊かなサウンドが得られ、普段クラシックギターを弾いているプレイヤーに適している。
一方の「NTX」タイプは、オリジナルの薄胴ボディで、ネック接合位置が14フレットの設計。クリアなレスポンスのサウンドで、フォークギターやエレキギターのプレイヤーにも演奏しやすいスタイルとなっている。
ギターの音を電気信号として取り出すピックアップシステムに新開発の「Acoustic Resonance Transducer(A.R.T.:アコースティック レゾナンス トランスデューサー)」を採用。このピックアップシステムは、独自の積層構造とセッティングとの組み合わせによって、ギターのボディ(胴部)の振動を拾い、ハウリングを抑えつつナチュラルなサウンドの出力を可能にした画期的なシステムだ。これによりナイロン弦の暖かみのある音色が忠実に再現可能。ギターの「箱鳴り」もピックアップできる構造のため、弦の演奏のみならず、ボディをパーカッションのように叩く演奏でも、そのボディ音を自然に得られるのも大きな特徴だ。
また、アコースティックギターの音質を左右するボディ素材には、全モデルで表板に単板を採用。フラッグシップモデルの「NCX2000R/FM」では、20~30年以上弾き込んだような熟成された温かみのあるサウンドが得られるヤマハ独自の木材改質技術である「A.R.E.(アコースティック・レゾナンス・エンハンスメント)」を施した国内産のえぞ松単板を採用している。このほか、スプルース、ローズウッド、フレームメイプル、マホガニーなど、アコースティックギターに最適な樹種が各モデルで採用されている。
フラッグシップモデルの『NCX2000R/FM』の生産は、ヤマハミュージッククラフトの熟練したギター職人たちの手によって行われている。またその他のモデルも中国・杭州のヤマハ自社工場で、ヤマハの熟練職人による指導のもと、ヤマハならではの高品質を追究しているという。
<NXシリーズ ラインナップと価格>
タイプ | 品番 | 価格 |
NCX | NCX2000R | 399,000円 |
NCX2000FM | 399,000円 | |
NCX1200R | 126,000円 | |
NCX900R | 94,500円 | |
NCX900FM | 94,500円 | |
NTX | NTX1200R | 126,000円 |
NTX900FM | 94,500円 | |
NTX700 | 65,100円 | |
NTX700BL | 65,100円 |
※品番の末尾はボディ側・裏板の素材を表し、「R」はローズウッド、「FM」はフレームメイプルを表す。なお『NTX700/700BL』の側・裏板はナトーで、『NTX700BL』はブラック塗装となっている。
◆NXシリーズ 製品紹介ページ
◆ヤマハ
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