緊急事態発生。FACT、UKの大型ロックフェスでメインステージへ
メジャー契約第1弾アルバム『FACT』で北米先行デビューを果たし、その後、日本国内でも同アルバムが発売されるやいなや、オリコンウィークリーチャートTOP20に初登場。日米ロックファンからの注目を一気に集めている話題の逆輸入バンドFACTが、今度はUKでロックな事態へと発展した。なんと、作品リリース前(アルバム『FACT』のイギリス発売は8月3日)にも関わらず、UKの大型ロック・フェスティバル<SONISPHERE FEATIVAL>(8月1日、2日開催)で急遽メインステージ・アクトに抜擢され、パフォーマンスしたのだ。
◆FACTのフォトアルバム
今年3月に約60カ所を回るはずだった北米ツアーを交通事故により中断せざるを得なかった彼らにとって、<SONISPHERE FEATIVAL>は復活の場であった。当初、FACTは同フェスにおいてサード・ステージでの出演が予定されていた。それもそのはず、このフェスには、メタリカ、リンキン・パーク、アンスラックス、ナイン・インチ・ネイルズ、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン、アヴェンジド・セヴンフォールド、ザ・ユーズドといった、世界的にヘヴィなバンドたちが顔をそろえた。つまり、イギリスでデビューすらしていない新人・FACTにとっては、参加することだけでもすごいことだったのだ(なお、日本のバンドとしても同フェス出演は初)。
ところが、事件はフェス当日に発生した。なんと、メインステージに出演予定だったコヒード・アンド・カンブリアが突如出演キャンセルとなってしまったのだ。この事態を受け、<SONISPHERE FEATIVAL>の運営サイドは、数多く出演している欧米の有力バンドを抑えて、急遽FACTをメインステージ・アクトに抜擢。“棚ボタ”という表現は失礼かもしれないが、偶然が重なり、日本のバンドとして同フェスに出演というだけでなく、メインステージに立つという快挙もFACTは成し遂げてしまったのだ。
さて、誰しも想像していなかったチャンスが巡ってきたFACTだったが、諸手を挙げて喜べたわけでもなかった。不安視されたのが、メインステージに集結した5万人のオーディエンスだ。FACTがステージに登場する瞬間まで、コヒード・アンド・カンブリア.が出演するもの信じていたUKのロック好きたち。そんな大衆を前にFACTはメインステージに上がり、パフォーマンスを開始した。ロックファンなら想像がつくと思うが、当然冒頭は、“ペットボトルの雨”というイギリスならではの洗礼を容赦なく浴びた。しかし、事故でライヴを休止していたというブランクをまったく感じさせない圧巻のステージングと圧倒的な彼らの音は国境を越え(それは北米ツアーですでにわかりきっていたことだが)、3曲目以降、FACTに浴びせられたものは、ブーイングではなく歓声と拍手へと変わっていた。
また、フェス出演の翌日には、英国のロック界で最も影響力のあるメディアのひとつである『Kerrang!』のアワードにお馴染みの能面にスーツ姿で出席した彼ら。“まだ名前は明かせないが、前日のステージを観た大物バンドから、早くもツアー対バンのオファーが彼らに来ている。デビュー前に、フェスでメインを張ったり、とにかく何もかもが異例だ”というコメントも、イギリスの音楽業界関係者からは入ってきている。
世界デビュー後、初となる日本公演は、イギリスから直接現地入りの<SUMMER SONIC 09>。東京、大阪ともに、セカンド・ステージのオープニング・アクトとしての出演が発表されている。米英で嵐を巻き起こし続けたFACTが、日本のオーディエンスの前に姿を現す今年の<サマソニ>。このステージもまた、嵐が吹き荒れることになるかもしれない。
なお余談だが、<SONISPHERE FESTIVAL>では、FACT終演直後、実際に突然の豪雨に見舞われた。
◆「a fact of life」PV映像
◆FACTオフィシャルサイト
◆iTunes Store FACT(※iTunesが開きます)
◆FACTのフォトアルバム
今年3月に約60カ所を回るはずだった北米ツアーを交通事故により中断せざるを得なかった彼らにとって、<SONISPHERE FEATIVAL>は復活の場であった。当初、FACTは同フェスにおいてサード・ステージでの出演が予定されていた。それもそのはず、このフェスには、メタリカ、リンキン・パーク、アンスラックス、ナイン・インチ・ネイルズ、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン、アヴェンジド・セヴンフォールド、ザ・ユーズドといった、世界的にヘヴィなバンドたちが顔をそろえた。つまり、イギリスでデビューすらしていない新人・FACTにとっては、参加することだけでもすごいことだったのだ(なお、日本のバンドとしても同フェス出演は初)。
ところが、事件はフェス当日に発生した。なんと、メインステージに出演予定だったコヒード・アンド・カンブリアが突如出演キャンセルとなってしまったのだ。この事態を受け、<SONISPHERE FEATIVAL>の運営サイドは、数多く出演している欧米の有力バンドを抑えて、急遽FACTをメインステージ・アクトに抜擢。“棚ボタ”という表現は失礼かもしれないが、偶然が重なり、日本のバンドとして同フェスに出演というだけでなく、メインステージに立つという快挙もFACTは成し遂げてしまったのだ。
さて、誰しも想像していなかったチャンスが巡ってきたFACTだったが、諸手を挙げて喜べたわけでもなかった。不安視されたのが、メインステージに集結した5万人のオーディエンスだ。FACTがステージに登場する瞬間まで、コヒード・アンド・カンブリア.が出演するもの信じていたUKのロック好きたち。そんな大衆を前にFACTはメインステージに上がり、パフォーマンスを開始した。ロックファンなら想像がつくと思うが、当然冒頭は、“ペットボトルの雨”というイギリスならではの洗礼を容赦なく浴びた。しかし、事故でライヴを休止していたというブランクをまったく感じさせない圧巻のステージングと圧倒的な彼らの音は国境を越え(それは北米ツアーですでにわかりきっていたことだが)、3曲目以降、FACTに浴びせられたものは、ブーイングではなく歓声と拍手へと変わっていた。
また、フェス出演の翌日には、英国のロック界で最も影響力のあるメディアのひとつである『Kerrang!』のアワードにお馴染みの能面にスーツ姿で出席した彼ら。“まだ名前は明かせないが、前日のステージを観た大物バンドから、早くもツアー対バンのオファーが彼らに来ている。デビュー前に、フェスでメインを張ったり、とにかく何もかもが異例だ”というコメントも、イギリスの音楽業界関係者からは入ってきている。
世界デビュー後、初となる日本公演は、イギリスから直接現地入りの<SUMMER SONIC 09>。東京、大阪ともに、セカンド・ステージのオープニング・アクトとしての出演が発表されている。米英で嵐を巻き起こし続けたFACTが、日本のオーディエンスの前に姿を現す今年の<サマソニ>。このステージもまた、嵐が吹き荒れることになるかもしれない。
なお余談だが、<SONISPHERE FESTIVAL>では、FACT終演直後、実際に突然の豪雨に見舞われた。
◆「a fact of life」PV映像
◆FACTオフィシャルサイト
◆iTunes Store FACT(※iTunesが開きます)
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