CDとアートカードがパッケージングされたコダワリのCDブック

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楽曲データを配信で入手するのが当然のことになったいま、CDを購入する意味はどこにあるのだろうか。メジャーレーベル、インディーズレーベルも含めて、供給側が抱えて明確な答えを見出せないままCDのセールス数が減少し続けているこのご時勢にあって、その問題に真っ向から取り組み、一つの答えを出そうとしているタイトルがある。

それがorigami PRODUCTIONSからリリースされる「laidbook」シリーズだ。これは月刊のCDブックで、第一弾は8月5日にリリースされる『laidbook 01 -THE BEGINNING ISSUE-』。価格は毎号1,000円というリーズナブルなものだ。毎月第一水曜日発売だが、02のみ1ヶ月空けて10月7日発売、以降月刊となる。

この「laidbook」シリーズを手掛けるorigami PRODUCTIONSは、音楽ファンが“CD”という形態で音楽に接する理由、そして供給側が“CD”という形態にこだわりを持つ理由を追求。双方が最も納得できるカタチを捜し求め、このたびのリリース形態に行き着いたのだという。

最も大きな特徴は、先述した安価な月刊形式ということもさることながら、音楽とアートの融合により「飾っておきたい」「集めたい」と音楽ファンが思える作品作りを目指したということ。つまり、ひとつのパッケージの中で、様々なジャンルのアーティストがコラボレーションを行なっており、音楽CDとアートカードがコンパイルされ、聴いて楽しむことと見て楽しむこと、そして触ったり飾ったりしても楽しめるという、様々な要求に応えるパッケージを完成させたということなのだ。

詳しく説明すると、音楽面ではソロでも活動しプレイヤー、トラックメーカー、プロデューサーというさまざま顔を持つorigamiのアーティストmabanua(Dr)、Shingo Suzuki(B)、Yukihiro Atsumi(thirdiq/G)、45 a.k.a.SWING-O(Key)という4人のミュージシャンが1つのテーマからインスパイアされセッションするというスタイルで展開。さらにDRAGON(イベンター)、TKO(イラストレーター)、Shidara The Tropical(Helllvetic/アートディレクター)、GLOWZ(カメラマン/デザインチーム)、そしてミュージシャンによるアートカードを10枚封入することで、サウンド・ビジュアルの両面からアピールすることを実現している。

写真を見てもらえばわかるように、特殊な引き出し式の紙ジャケットを採用。ステフ・ポケッツのジャケットでお馴染みのDRAGONのダイナミックなペイント、映画『猿の惑星』のラストシーンを彷彿とさせるHelllveticのもの、そしてGLOWZの神秘的な写真など、どれも一線級のクリエイターの作品は個性的で興味深くリラックスでき、トータルタイム25minの音楽作品と相まって、いままでにない楽しみを喚起する商品となっている。

この『laidbook 01 -THE BEGINNING ISSUE-』は、HMV、タワーレコードやTSUTAYA他全国計20店舗以上で購入可能。年間に渡っての面出し平台展開され、バックナンバーも累積されていくので、気に入った作品をいつでも購入することができるようになるという。

さらに、ホストバンドをorigamiアーティストであるJAMNUTS(45 aka SWING-O、Yukihiro Atsumi(thirdiq)、Shingo Suzuki、mabanua and more)が務め、シンガー、ラッパーが次々入れ替わる最高にスリリングなセッション<横浜BLOCK PARTY>の開催が決定。打ち込み、DJとは一味違った生音によるセッションは見ものだ。

<横浜BLOCK PARTY>
2009年8月16日(日)
@横浜BLITZ
Live Act:GAKU-MC、COMA-CHI、鎮座DOPENESS、サイプレス上野とロベルト吉野、KEN THE 390、Mr.kazzSOUL、MARU、CHAN MIKA、HANAH、竹本健一、Romancrew
[問]BLOCK PARTY事務局 045-681-8205
◆BLOCK PARTY事務局

◆origami PRODUCTIONSオフィシャルサイト
◆laidbook myspace
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