11年ぶりに台北公演を開催したASKAが台湾で不動の人気を誇る理由
2009年3月から行なわれていたASKAのツアー<ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK>も国内日程が終了。7月4日には、今回のツアーラストとなる<ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK in TAIPEI>が海を渡り、台大綜合體育館(台北市)で開催された。
◆<ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK in TAIPEI>の画像
1998年の<MTV Music Summit>出演以来となるASKAの台北公演。久しぶりとなったにも関わらず、空港には、ASKA、CHAGE and ASKAの作品に魅了された地元のファンが“キリンの首”状態でASKAの到着を待ち構えた。ASKAもそんな心待ちにしていたファンからの暖かい歓迎を、握手やプレゼントなどを受け取って応えていた。また同時に、現地マスコミも多数空港に詰めかけ、到着したASKAを取材するなど、ASKAのアジアでの注目度の高さ、不動の人気をうかがわせた。
会場となった台大綜合體育館には、11年前のライヴからずっとASKAの公演を待ちわびていたファンや、CHAGE and ASKAの作品を聴いて育ったという現地の音楽業界関係者などが来場。台北であることを感じさせないほどに暖かい雰囲気の中で、ASKAは、今回のWALKツアーで披露した曲を中心に、台北でも人気の「何日君再来」、そして「SAY YES」を特別に披露。さらにアンコールでは、現地のアーティストもカヴァーしてヒットさせた「男と女」、「You are free」、そして「はじまりはいつも雨」を歌い上げた。
ところで、台湾でASKAの人気が揺るぎないのには理由がある。
今でこそ数多くの日本人アーティストが台湾で海外公演を行なっているが、日本語でのコンサート解禁第1号アーティストとして、1994年に台湾で初めて日本語の歌で公演を行なったのがCHAGE and ASKA。当時、日本と台湾の間にあった複雑な思いや歴史、国際関係といったものをすべて取り払い、それまで不可能だった日本語曲でのライヴを実現させたのは、紛れもない彼らの歌、作品、そして彼らと彼らの周りのスタッフ、現地のファンの熱い想いや信念があったからこそ。
国内ツアー中には、「自分だけではできなかった。でも、あいつだけではもっとできなかった(笑)」と、CHAGEとASKAの関係だからこそ飛び出すようなジョークで会場を爆笑させつつ当時のことを振り返っていたASKAだが、久しぶりの台北公演ながら、当時からの多数のファンがASKAの公演をずっと待ち続けていたというのは、彼の、そして彼らの作品が、言葉の壁を飛び越えるだけではなく、もっと大きなものさえも飛び越え、そしてさまざまな人の心を動かすような力を持っているからにほかならない。
“力は走るものの中にだけ存在する”。ツアーの全日程を終えたASKAは、すでに次のアルバムに向けて走り始めている。
◆ iTunes Store ASKA(※iTunesが開きます)
◆ASKA オフィシャルサイト(CHAGE and ASKA)
◆<ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK in TAIPEI>の画像
1998年の<MTV Music Summit>出演以来となるASKAの台北公演。久しぶりとなったにも関わらず、空港には、ASKA、CHAGE and ASKAの作品に魅了された地元のファンが“キリンの首”状態でASKAの到着を待ち構えた。ASKAもそんな心待ちにしていたファンからの暖かい歓迎を、握手やプレゼントなどを受け取って応えていた。また同時に、現地マスコミも多数空港に詰めかけ、到着したASKAを取材するなど、ASKAのアジアでの注目度の高さ、不動の人気をうかがわせた。
会場となった台大綜合體育館には、11年前のライヴからずっとASKAの公演を待ちわびていたファンや、CHAGE and ASKAの作品を聴いて育ったという現地の音楽業界関係者などが来場。台北であることを感じさせないほどに暖かい雰囲気の中で、ASKAは、今回のWALKツアーで披露した曲を中心に、台北でも人気の「何日君再来」、そして「SAY YES」を特別に披露。さらにアンコールでは、現地のアーティストもカヴァーしてヒットさせた「男と女」、「You are free」、そして「はじまりはいつも雨」を歌い上げた。
ところで、台湾でASKAの人気が揺るぎないのには理由がある。
今でこそ数多くの日本人アーティストが台湾で海外公演を行なっているが、日本語でのコンサート解禁第1号アーティストとして、1994年に台湾で初めて日本語の歌で公演を行なったのがCHAGE and ASKA。当時、日本と台湾の間にあった複雑な思いや歴史、国際関係といったものをすべて取り払い、それまで不可能だった日本語曲でのライヴを実現させたのは、紛れもない彼らの歌、作品、そして彼らと彼らの周りのスタッフ、現地のファンの熱い想いや信念があったからこそ。
国内ツアー中には、「自分だけではできなかった。でも、あいつだけではもっとできなかった(笑)」と、CHAGEとASKAの関係だからこそ飛び出すようなジョークで会場を爆笑させつつ当時のことを振り返っていたASKAだが、久しぶりの台北公演ながら、当時からの多数のファンがASKAの公演をずっと待ち続けていたというのは、彼の、そして彼らの作品が、言葉の壁を飛び越えるだけではなく、もっと大きなものさえも飛び越え、そしてさまざまな人の心を動かすような力を持っているからにほかならない。
“力は走るものの中にだけ存在する”。ツアーの全日程を終えたASKAは、すでに次のアルバムに向けて走り始めている。
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