話題のレゲエ・アーティスト、導楽を紐解く【3】―「Still In Love」を語る

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レゲエ・アーティスト=導楽を紐解く企画も第3回目を迎え、デビュー・シングル「Still In Love」も遂に本日リリースされた。発売前から話題となっている曲だけに、<会えないときほど会いたくなるよ 思い出すよ今でも君の笑顔>という印象的なサビのフレーズをすでに覚えてしまっている人もいるのではないか? リリースに伴い、ここでは「Still In Love」について、本人のインタビューを交えて触れていく。

◆「Still In Love」PV映像

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――そもそもどんな想いを込めて作った曲なんですか?

導楽:知り合いの失恋話からイメージを膨らませて、そこに自分の経験を加味して書いた曲っすね。弱い自分も素直に出せたし、その弱さを受け入れたからこそ強くなれるってメッセージも曲に込められたと思う。

――レゲエの枠を超えた驚異的なヒットを記録していますが、この状況をどう思いますか?

導楽:言葉はわかりやすいけどフロウは複雑なんで、曲を作ったときはまったく想像してなかったですね。ジワジワと反響が大きくなっていって、ダンスに来てくれる人も増えて、フェスでも大合唱してくれて素直に嬉しいんですけど、歌って泣いている人の方はなるべく見ないようにしてますね。俺のほうがハッとしちゃうんで(笑)。

――ここまで反響を呼ぶ曲になった理由を、どう分析していますか?

導楽:失恋したことがない人なんていないと思うし、誰でも当てはまるトピックだったから感情移入してもらえたんだと思う。CHANNEL LINKS BANDが演奏するリディムもインパクトあるし。「Still In Love」以外にも『CROCODILE』のワンウェイに収録されている曲はビッグ・チューンばかりなんですよ。それが、この曲を押し上げてくれたのもあると思う。まだ『CROCODILE』を聴いてない人には、ぜひ聴いて欲しいですね。

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もともとは2007年にリリースされたワンウェイ(※同じリズムトラックにのせて、複数のアーティストが歌っているレゲエ特有のスタイルを指す)コンピレーション『CROCODILE』に収録された曲だった導楽の「Still In Love」。ここから「Still In Love」のみミュージック・ビデオを制作し、YouTubeにアップしたところ、大反響を呼んだ。

YouTube、着うた(R)、カラオケ、有線といった現在の反響は、楽曲のクオリティの高さはさることながら、数多くライヴをこなしながら「Still In Love」を歌い続けてきた地道な努力が招いた結果であり、導楽がこつこつ積み上げてきたキャリアの結晶なのである。

まさに、ヒットは1日して成らず。この記事を読んで彼に少しでも興味を持ってくれた人は、ぜひ本日発売のメジャー・デビュー・シングル「Still In Love」を手にとって、彼の歌を聴いてみて欲しい。

「Still In Love」
UPCH-80130 ¥1,000(tax in)
2009年7月1日発売

⇒話題のレゲエ・アーティスト、導楽を紐解く【1】―レゲエとの出会い
⇒話題のレゲエ・アーティスト、導楽を紐解く【2】―レゲエに教わったこと
◆「Still In Love」ミュージック・ビデオ(YouTube)
◆導楽オフィシャルサイト
◆導楽ユニバーサルミュージック公式サイト
◆iTunes Store 導楽(※iTunesが開きます)
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