タカチャの新曲、映画『悪夢のエレベーター』主題歌として騙しの美学?

ポスト
2009年秋に公開となる映画『悪夢のエレベーター』の主題歌に、タカチャの書き下ろし新曲「AIO~愛をください~」が起用されることが決定した。

そもそもは、映画『悪夢のエレベーター』の堀部監督からタカチャへ主題歌の制作依頼があったのがきっかけだが、『悪夢のエレベーター』は、ウソと本音、虚構と真実が入り乱れ観客を騙し抜き翻弄させるという、究極の人間不信エンタテインメント。どう見ても普通じゃないおかしな連中が緊急停止したエレベーターに閉じ込められてしまうところから話が始まる、どんでん返し連発&展開予測不可能な小説の映画化だ。

堀部監督は、そんな映画に寄せられた主題歌をこのように語った。

「デモテープでタカチャさんの曲を聴いて「是非この方にお願いしたい」と思い、オファーしました。言葉、英単語、楽器の数を減らしてシンプルに、アコースティックに近いものにしてほしい、そして、登場人物たちに共通する“待っている”と“孤独”というキーワードを大事にしてください、とリクエストしました。そうしたら“愛”というキーワードが出てきた。主題歌のおかげで、全然あたたかいお話じゃないのにあたたかい作品に仕上がったと思います。主題歌が一番お客さんを騙していますね(笑)。」

タカチャの曲は、予測不能な化学変化を起こしたのか、それとも確信犯なのか…。いずれにしろ映画と共に、主題歌にも俄然興味がわいてきたでしょ?

堀部圭亮第一回監督作品の『悪夢のエレベーター』は、今秋、シネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほかで全国ロードショー。主題歌「AIO~愛をください~」発売は未発表である。
この記事をポスト

この記事の関連情報